チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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田舎のお付き合い

2020年11月18日 | チエの玉手箱
今日は実家がらみのお付き合いで、お葬式に参列してきました。
田舎のお付き合いは大変なんです。
実家の辺りでは、部落内で葬儀があれば参列するのは当然のこと。
たとえ、母が施設に入って空き家になったからと言っても、お付き合いは続きます。父の葬儀の時、いただいたものはお返ししなければならないのです。
本来なら、弟が参列すべきなのですが、仕事の都合がつかず代理出席です。
お式が終わって席を立とうとすると、
 
男性:チエちゃんだべ?
 
斜め前の人が振り向いて声をかけてきました。
 
私:はい?
 
誰かしら?マスクしてるから、分からな・・・
 
私:なあんだ!ミノルっちじゃないの。
 (ミノルっちはそよの地区です)
ミノル:なあんだが、見だごとあるなど思ってよ。
私:み~んな、マスクしてるから、ちょっとわからないよね。
  親戚なの?
ミノル:いんや。きゅうり畑がお隣さんなんだ。ほんじゃがら、来たのさ。
 
なんとまあ、田舎の人は義理堅い!
だからねえ、そこが重くて、若い者は出て行っちゃうんですよ。
お陰で同級生のミノルっちに久しぶりで会えたから、ま、いっか~