チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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続6年1組クラス会~福島原子力発電所~

2016年12月11日 | チエの玉手箱
ミノル:なぁ、なぁ、なぁ! 俺たち、中学ん時、遠足で福島原発、見に行ったべ?

突然、ミノルっちが言う。

ノブオ:え~っ?行ったっけ?

クニさん:俺、ぜ~んぜん、覚えてない

ミノル:行ったんだよ! 俺は、ハッキリ覚えてる!
    あの東電の野郎、「原子力発電は絶対に安全です」と言いやがった。
    なぁ~にが絶対安全だ。
    このザマは何なんだ!

ミノルっちの憤りも理解できる。彼は主に野菜を出荷する専業農家だ。
出荷停止や風評被害でかなりの減収となったと聞く。

ガイジン:そんだって、賠償金は出てるんだろ?

ミノル:あんなもの、もらわねえよりはマシなくらいだ。


その時、近くのテーブルできぬの声がした。

きぬ:今日のお昼、食べてきたんだよ~ おいしかった~

ユミコ:なに?なに?何の話?

カズエ:あのね、ミノルさんの息子さん、福島市でピザ屋やってるの。

ユミコ:ええ~っ!そうなの?何処でやってるの?

ミノル:有名なラーメン屋のとなり。(実際はその有名ラーメン店名を言った)

チエ:アア~ッ!そこ、知ってる!
   この前、そのラーメン屋さん行ったとき、となりのピザ屋さんがすごく気になってたんだぁ
   ミノルっちの息子さんのお店だったんだぁ~

おそらく、野菜はミノルっちが提供しているに違いない。
今度、行ってみなければ・・・
(その時は、またレポート報告しますね)

つづく