ちゃみおか発

鉄道写真を中心に模型工作や旅行の記録を紹介します。

【鉄道写真】今日の2レ「北斗星」(デジタル一眼レフカメラの試し撮り)

2010年06月12日 | JR東日本
今日でデジタル一眼レフカメラを手に入れてから一週間がたった。
その間、フィルムカメラとの違いを確認しつつ、カメラそのものの操作に慣れるため、いろいろと試し撮りをした。

これまでは望遠レンズを使用して撮影していたので、今日は標準ズームレンズである24~70mmを使用してみた。
標準及び広角系は、風景画的に背景の山々を主体にしたり俯瞰撮影をする場合はともかく、近くで編成或いは機関車主体の撮影をするときは、被写体の動きが高速になる。
そのため、速いシャッタースピードが要求されるのだ。
また、適切なタイミングも難しくなるので、連写を使うこともある。

今日は、その辺りを確認してみた。
被写体はやっぱり「北斗星」なのだ。

(長い旅も終盤を迎えるEF81形電気機関車牽引の2レ「北斗星」)
20100612_001

写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。

※写真は鉄道用地敷地外の公道から安全を確認して撮影

さて、チェックである。

まずピントは、マニュアル設定として事前にポイントを決めて合わせておく方法をとった。
所謂「置きピン」である。
これは、「北斗星」の通過前に撮影してみた列車で確認したのだが、構図を固定して、すなわちカメラを振らずに構えると、AIサーボAFでは追従できなかったことから選択したものである。
撮影後、拡大して確認してみると許容範囲内であると判断できた。
もちろん、絞りによる影響も小さくは無い。

次に、連写性能である。
これはメインで使用中のフィルムカメラ「EOS 1N-HS」と変わらないので、違和感は無い。
撮影後の確認でも、動きの大きな広角域でも問題ないと思えたのだ。

そして、画角である。
35mmフィルムサイズのセンサーをデジタル一眼では「フルサイズ」と称するが、今回使ったデジタル一眼レフカメラ「EOS 50D」はセンサーが一回り小さい「APS-C」と呼ばれるものだ。
レンズ自体はフィルムカメラと共用できるのだが、画角の違いにも慣れる必要がある。

また、ファインダー視野率の違いも大きい。
「EOS 1N-HS」はほぼ100%なのに比し、「EOS 50D」は95%と説明書の記載がある。
実際、ファインダーの画像と記録された画像の違いは明白であった。
見えるものは全て記録されるのでトリミング前提ならば問題が無いが、記録画像をそのまま使用するのであれば、ファインダーに見えない情報も考慮する必要が生じる。

ところで、シャッタースピードはフィルムカメラで同一場所、ほぼ同一の画角で撮影したときと同じにしてみたのだが、デジタルカメラでは被写体ぶれが顕著になってしまった。
輪郭がシャープに再現されるデジタルカメラでは、フィルムカメラの感覚よりも被写体ぶれに注意しなくてはならないようだ。
ただし、これはフィルムをデジタル画像に変換したときに現れる差異であり、ポジフィルムをスライド観賞するときとは状況が異なることに留意すべきである。

望遠系、広角系と2種類のレンズを使用し、曇天/夜間/晴天の各シチュエーションで撮影してきて、購入したデジタル一眼レフカメラ「EOS 50D」が鉄道写真に十分適用できることはわかった。

試し撮りは、ここで区切りを付けて、これから使用していきたいと思う。
もちろん、被写体は鉄道だけではないのであるし、いろいろな可能性のあるカメラだ。

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