(「都電おもいで広場」の5501)
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10月1日は「荒川線の日」だそうである。
2010年は、10月3日に記念イベントが開催された。
その前日の10月2日に、荒川車庫を訪れた。

5501は、好きな車輌のひとつだ。
現役時代は知らないが、引退後に上野動物園の片隅に置かれていたのは、しっかりと覚えている。
不忍池に近い裏口の辺りに展示されていたと記憶している。
5501が1系統の品川~銀座~上野を走る姿は、写真で見ている。
当時、他の車輌が集電装置にビューゲルを使用する中で、5501はパンタグラフを掲げていた。
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荒川線には、ゆかりが無いが、今でもその姿を見ることが出来るのは素晴らしい。

「都電おもいで広場」には、7500形のワンマン化改造後の車輌も展示されている。
車体更新前の姿が残っているのだ。
荒川線に入線時(当時は27系統および32系統である)は、赤帯であったが、1977年のワンマン化改造に合わせて青帯化されている。
7000形の車体更新およびワンマン化も丁度この頃で、1978年の春には全車ワンマン化を記念して、花電車が運行された。
当時、花電車を見るために荒川線を訪れたのだが、運行時間を知らずにタイミングが合わず、見ることが出来なかった悔しい思い出がある。
車庫の裏手に回ると、留置されている車輌を見ることが出来る。

6000形は都電を代表する形式であり、可也の数が走っていた。
同形の車輌が全国各地で走っていたことも有名な話だ。
製造時期やメーカーによる細部の違い、雨樋位置の変更などの改造もあって、晩年はバラエティに富んだ構成であった。
秋葉原、神田附近の万世橋を走っていた姿は、記憶の片隅に残っている。
6000形は、沿線の飛鳥山公園や荒川遊園地にも保存されている。

路面電車の車庫に必ずといってよいほど設置されているのがトラバーサーである。
街中を走る路線という性格上、狭い土地を有効活用するための工夫であろう。
土地のある地方の路面電車では、一般の鉄道と同様に多くの分岐器を使用している場合もある。
都電が都内を縦横無尽に走り回っていた頃は、各地に車庫が点在し、トラバーサーも設置されていた。
車輌を乗せて移動する様子を見るために少し待っていたのだが、残念ながら見ることが出来なかった。
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