ひかり

東銀座と銀座を結ぶ地下通路は、
両側の壁がギャラリーになっていてね。
絵画サークルであったり、アートの専門学校であったり、
いろいろなひとの、いろいろな作品が飾られるの。

今日の帰り道。
飾られた自分の絵を、家族と一緒に見に来ているひとがいて。

誇らしいような、
うれしいような、
恥ずかしいような、
ちょっぴり複雑な表情で、
でも、とても、しあわせそうに見えた。

こんなふうに。
絵を描くひとがいる。



きのうは。
用事があって、帰り道、４つ手前の駅で降りたの。

駅前の広場のはしで、
二人の女の子が雪だるまみたいにもこもこになりながら、
おおきなぼんぼんのついたニット帽をかぶって、
ギターを弾いてうたっていた。

とても、寒そうだったけど。
瞳は、とてもきらきらと、まっすぐつよく、前を見ていて、
こころから応援したくなった。

こんなふうに。
うたをうたうひとがいる。



そうやって。
ひとは、生活のなかに、ひかりをみつけて生きていく。


「生きがい」とまで大げさでなくても、
ほんの少し先に見えるひかりに、背伸びをして手を伸ばすみたいに。
そして、そのひかりに触れたとき、
日々繰り返される日常が、きらっと瞬く。

その瞬間にむかう、ひたむきな姿をみると、
ひとって、なんて愛おしいの！って思ってしまう。
こころが、きゅぅ、っとなる。



きっとそれは、
ずっとずっと昔から続いてきたことで。
「はれの日」っていう、お祭りとかお正月とかお祝いごととか、
そういうことも、そのひとつ。
生活のなかの、ひかり、なんだと思うの。


どこも、クリスマス一色で。
会社のエントランスにも大きなツリーが飾られて、
駅前の市営駐輪場までが、クリスマスらしくぴかぴかしている。
（あの、駐輪場のおじさんたちが飾り付けたのかと思うと、
　とてもとても、ほほえましい☆）


クリスマスも、ひかり。
この日を待ちわびて、
わくわくしたり、そわそわしたり、どきどきしたり。
サンタさんからのプレゼントを、
たいせつなひとと過ごす１日を、
たのしみに待っているひとが、きっと、たくさんいるはず。



ひとが生きていくこと、その生活ほど、
クリエイティブなことってないんじゃないかと、わたしは思う。

ひとりひとりが、それぞれちがうひかりをみつけて生きていく。
しあわせのために、努力している。
そんな姿を思い描くと、じーんとして、泣いてしまいそうになる。



明日は、ケーキを焼きます♪
今年は、おしゃれな、かっこいいケーキではなくて、
素朴なハートウォーミング系で☆笑
作った人特権で「味見」と称して焼きたてほかほかを食べるので、
それにあわせた紅茶も買ってしまいました☆
なんだか、自己完結しちゃってるけど・・・笑

それでは☆
きらっとひかる、クリスマスを☆☆☆