気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

題詠マラソン2005(21~25)

2005-07-21 21:38:43 | 題詠マラソン2005
021:うたた寝
うの文字のゝ(ちよん)は開きし『短歌人』われはつとなりうたた寝をする

022:弓
掌のうへの写真は夏の弓が浜兄は八歳いもとは五歳

023:うさぎ
国光を切つてうさぎのかたちにし薄い塩水に浸せと母は

024:チョコレート
パイナップル、グリコ、チョコレート、石段を上つて下りて日の暮れるまで

025:泳
女学校時代にならひし横泳ぎプールにひとり披露するひと

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短歌のネタをばらすことになるが、チョコレートの歌は私の子どものころの遊びの思い出。
じゃんけんで勝った人が、パイナップル・グリコ・チョコレートの音数を上り下りできる遊びだ。数が合って最初に上りつめた人が勝ちになる。
吉田神社の石段で、よくこの遊びをしたものだ。また吉田山の別のところに、団栗のたくさん落ちているところもあった。
これをネットでさがしていて、見つけたのがこの画像。この石段の下に、春日神社から来たという鹿が飼われていた。宮司さんの名前は鈴鹿さんで、この近くには鈴鹿姓が多かったことなどを、思い出す。今はもうだれも住んでいない私の故郷。

故郷のくれなゐ萌ゆる吉田山ネット検索にてよみがへる
(近藤かすみ)




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
石段 (ことり)
2005-07-25 18:25:29
こんにちは。

石段のこの画像、いいですね。

この先がどうなっているのか

登ってみたくなります。



パイナツプル!って私もやりましたよ♪
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やっぱりね (かすみ)
2005-07-25 22:45:15
ことりさん こんばんは。

この階段の先は吉田山です。パイナップルの遊びは地方によって少しずつ違うんでしょうね。
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