気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

かぼちゃ

2005-12-29 18:29:32 | おいしい歌
踏ん張ってかぼちゃを切ればあらわれる黄色い部屋にわたしも住もう
(早川志織 冬はこれから 短歌人1月号)

ぬかるみのごときに指はさし入りて種とかぼちやを引き剥がしたり
(多田零 茉莉花のために)

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年も押し詰まって29日。こういう日にブログを更新しているのは、やはり主婦として怠けているから・・・。
クリスマス、年末、お正月という時期になると、みなさんちゃんと準備して、実家に帰ったり、その前には自分の家を大掃除したり、お節料理を作ったりなさっているのだろうと勝手に想像して気落ちする。もう家族には諦めてもらうほかはないのである。お惣菜的な料理は大好きでこれはちゃんと作る。きょうの夕食はかぼちゃのそぼろ煮と、買って来たお刺身。

刃物にて露はにされし腹の子とともに売らるるカボチャ半分
(近藤かすみ)


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2 コメント

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ぐ~たら (きりこ)
2005-12-29 23:46:32
かすみさん

今日の南瓜の歌、いいですね~~。

びっくりさせられる上句だけれど、

本質はそのとおりなんですよね。



暮というのに主婦業はやっていません。

このところ、ご飯すら手抜きで、ひどいもんです。せめて年内に台所の床を拭くのが(何ヶ月放置していることやら・・・)目標です。(汗)

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ほめられないと (かすみ)
2005-12-30 00:23:12
希理子さん こんばんは。

そして、ありがとうございます。子供がざーっと水をこぼしていたころは結構床を拭いていたのに、このごろはありません。床をみがいてもだれもほめてくれません。「ほめられないと花火だって開かない」と言ったのは樹木希林さんだったか・・・
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