気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

あの夏の

2006-08-03 16:49:29 | きょうの一首
あの夏の数かぎりなきそしてまたたつた一つの表情をせよ
(小野茂樹 羊雲離散)

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小野茂樹のこの歌は、瑞々しい相聞として有名。でも私は、この歌から幼かったころのわが子を思う。小学生くらいの子供を見ると、ふっとうちの子じゃないかと思う。もうふたりとも大人になっていて、こんなところに、子供の姿で居るはずもないのだが・・・