1月1日に放送されたTBS系バラエティー番組『ジョブチューン』の「コンビニ頂上決戦」企画で、試食を拒否した審査員のシェフなどにSNSで誹謗中傷が相次いだ問題を受け、同局が4日、番組公式ツイッターで、迷惑行為をやめるよう注意喚起した。 おにぎりの試食を審査員だったシェフのひとりが拒否したことが物議を醸し、同シェフの経営するレストランの口コミが荒らされたほか、関係のない店も誹謗中傷にさらされるなど、騒動が拡大していた。
これって、犯罪じゃないのか?そもそも、コンビニの方がお願いして、報道されることも、不合格になることもありうることを了解した上で、審査員に来ていただいているわけで。落とした審査員を誹謗中傷するなんて、逆恨みも甚だしい。1月2日の記事でも書きましたが、審査員が満点の品が、ナンバーワン商品になるわけではないし、万人うけするには、お値段も考えなければならないし。特定の審査員をバッシングしなくても、結局、総合的な判断は『売れ行き」がジャッジしてくれるのでは・・・と思っています。
見た目で判断する審査員がバッシングされるなら、商品を見せるのではなく、目隠しをして食べさせないと不公平です。見た目も当然審査の判断材料だから食べたくないパッケージや、食べたいと思わせない商品は食べる以前に審査の対象外にしてもいいはずです。それを不快と思った視聴者が、誹謗中傷して審査員の名誉を傷つけるなんて筋違い。
そもそも、合格・不合格ってこと自体おかしな設定ではないでしょうか?コンビニ商品は一流シェフが不合格を出しても店頭で売れれば合格、一流シェフが合格を出しても売れなければ不合格で店頭から消えてなくなります。
同じテレビでやるなら、商品を袋から出して、小さく切り分けて一流シェフに食べさせて「もう一度、食べたい商品を3つ選んでください!」ってやった方が公平だと思います。そうしないと、商品名だけで「この商品はファミマの看板商品だから合格を出しておかないと私(シェフ)の舌自体が否定されてしまう!」ってバイアスがかかってしまうから。
あるいは、出す商品を「コロッケ」「おにぎり」「カレー」・・・といった感じで「同じジャンルの商品」を出すようにしないと。不合格になりやすい商品が意図的に回避されている気もするので。例えば「炒飯」とか「パスタ」とか合格でにくそうだし。
でも、そもそも、私の場合、コンビニで食べるくらいなら、同じ商品を外食に求めますから。炒飯も、パスタも、中華料理店や専門店で出来立てを食べる方が絶対的に美味い。
いっそ、シェフたちのお店の商品をコンビニの商品開発担当者が「自分たちの商品と比べて勝てるか?」って審査すると面白い企画になるかも。そして、コンビニ開発担当者が「このシェフの作った料理になら勝てる!」ってジャッジした料理を、名前を伏せて「A(コンビニ)」「B(有名シェフ)」って感じで100人に判定させてみると、どうなるかってやって欲しいな~意外と、一流シェフの料理は冷めたら味が落ちてしまい、コンビニの料理に負けるかも。