LUNACY

cygnus' blog

『マイ・バック・ページ』

2011-06-08 17:34:55 | 映画
興行的に大ハズレなこの作品。
公開されてまもないのに上映回数がた減りってくらいなので、ガラガラw。

現代史や日本の社会に興味あるだけじゃつらいかも(汗)。
それすらに興味ないひとには、もはや観ているだけで苦痛な映画(笑)。
もっとディープに学生運動とか新左翼に興味がないとツマラナイと思うし(僕はネタ的にこのあたりに興味がある)、その一方でその手のことをよく知るひとや当事者からみたら、観るに値しない貧弱な作品かも(笑)。
せめて、当時の話題の人物や事件を知っていないと、「あ、あの人のことね」と楽しむことすらできない、みたいな。山本義隆とか滝田修とか知ってます?(笑)
原作の川本三郎の自伝&自己満足と思われてしまいそう。

ただ、妻夫木聡、松山ケンイチ、中村蒼っていう俳優陣は、彼らの生まれる前の空気を表現してエピソードにリアリティもたせようと頑張っていたんじゃないかな?
各キャラクターの人間の小ささや、愚かさもよく表れていたと思うし。

とりあえず狙っている観客のターゲットがイマイチよくわからない映画(笑)。
年長世代でも「あ~、そうだったよな~」と懐かしめる人もどんだけいるのかしら?(悲)
何がしたかったのかわからないのはキャラクター達じゃなく、この映画制作者たちかも(爆)。
その意味でも70年前後の若者の「世界を変えたかった」「何かになりたかった」感についての批評として成立.....するのかな?(笑)
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