LUNACY

cygnus' blog

宙組『炎にくちづけを』-「イル・トロヴァトーレ」より-/『ネオ・ヴォヤージュ』

2005-08-20 19:21:25 | ミュージカル
宙組公演@宝塚大劇場

先日観て参りました。
遅ればせながら御報告♪
ネタバレありです。

お芝居の方。
演出が木村信司。ハイ。ピンと来た人いますね(爆)。
その通り、お説教くさいというか、「ボクの演出(主張)観てください」って感じ。

初風緑が伯爵。花總が箱入り(笑)娘。吟遊詩人が和央ようかです。大和悠河がジプシーの頭領で和央のサポート。和央の母親役が一樹千尋。
伯爵と娘と吟遊詩人が三角関係(笑)。娘の気が和央へ向かうので、伯爵が嫉妬。
ココで、伯爵家のジプシー弾圧事件と、炎の呪いが20年来の懸案。
また、今は、戦争の真っ最中。

途中、母親のよけいな台詞が一言あるせいで、種あかしというか、オチの(ほとんどが)わかってしまうのが難点。この台詞なければもっとましだったのに....。

で、娘が修道女になるとか、母親がとらえられるとか、すったもんだがありますよっ、と。
詩人への愛を貫いて娘は死にますと。で、伯爵も詩人を殺してしまいます。
 #つまり、ヅカ的なお約束happy endingではないです。
で、最後に、母親が叫びます。そして、青ざめる伯爵。で、幕。

旧約聖書の有名なエピソードがそのまま使われているんですね。(ネタバレ(笑))
また、このラスト。詩人が死にますが、その際、ストーリーの途中でジプシー大和が、修道院のシスターに向かって言う決めセリフを思い出しましょう。キリスト教への批判になっています。
キリスト教のエピソードを使って、キリスト教批判になっているという二重構造。
気づかない人も多いかも(笑)。
知識があれば、ハイハイとなるんですが(笑)。

ボク的には結構、面白かったです。
実際、悲劇のヒーローをトップ役にやらせていたけれど、ガイチの役をトップにやらせてもいいんじゃないかな? って思ったくらい。

Revue stageの方。
至って普通(笑)。
旅をしているイメージから、このタイトルらしいんだけれど、その印象が薄いですね(笑)。
ガイチがエトワールだったことの印象が一番強い(笑)。
あ、指揮が御恵さんだった(笑)。

あぁぁ、ガイチも辞めちゃうのか~。
樹里ピョンといい....有能な人が辞めていく~(泣)。
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