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LUNACY

cygnus' blog

テレビ東京★モーニングサテライト(2011.2.15)

2011-02-15 08:34:01 | 冴えない日記
特集が、体力つくりに力を入れている、「世界一の幼稚園」だそうで。

率直に言って、すごく違和感というか嫌な感じのする特集でした。

一番、象徴的だったのが、プールで鼻血を出していた男の子のところ。

幼稚園教諭は様子見て放置しておくのはいいとして、友達は誰も「大丈夫?」って声かけに来てくれないの?(つまり、友達が声をかけてくれて、その上で「うん、大丈夫!」ならいいのだけれど。。。)
日頃から困っている友達を救けないヤツには、困ったときに誰も救けてくれないぜ?
この子達、将来、困った友達やまわりの人たちを救けないで平気になるんじゃない? そんなエリートって成功者??
じゃなかったら、自分をたすけてくれる友達いなくてハッピーな人生送れるの?
あ、自己責任ですか、そーですか(笑)。

ちなみに、現在、まだまだ働ける50代60代の孤独死が多数報告されてます。
ほとんどが、低所得者ではなく、助け合いをしないがゆゑに、輪に入れてもらえなかったか救けの求め方を知らなかったエリートさんです。
そう!あの子たちが、この予備軍に思えてならないワケ。

すなわち、幼児期に極めて重要なこと、それは

連帯感&信頼感>>>>>>達成感

なんである。
いや体力(笑)も達成感も大事だし、それは否定しない。でも、こんな基本的なこと、ちょっと考えたらわかると思うんだけれど。

不安定な世の中で、大企業でもいつツブれて路頭に放り出されるかわからないからこそ、「強くたくましく」よりもむしろ「仲間とのたすけあい」じゃない?
そして、「強くたくましく」は、「たすけあい」より、遙かに「自分さえ良ければいい」ってコンセプトと親和性高いのに。


それに、あの教育は、ムチが入ったら文字通りのスパルタ式だよね(笑)。
これも否定しないけれども。


そして、親たちへのインタヴュー。
自分の子どものことしか考えていない(=子どもの友達や地域の子どもはどうでもいい)エゴ丸出し。
いつも二言目には、「子どものためを思って」とか言って、自分の子どもさえよければいいのか?の突っ込みには「そんなつもりじゃない」とか言うんだろうな(笑)。
せめて、「仲間同士と高めあえるから」くらい、同じくらいの優先度で言って欲しかった。
とてもグロテスクな価値観の親たち。
バっカじゃねえの?と思ったのは内緒(笑)。
こっちの親たちのほうがよっぽど問題なのかも。
鼻血出ている友達に一言声をかけることすらしない子どもに育って、それで素晴らしい子育てと思ってるんだったら、僕は、ゾワ~~って背筋寒くなる。


つまり、簡単なたとえばなしでまとめると、鹿は子どもを谷底に突き落とすとか、ライオンは弱い個体を食べちゃうとか言うけれども(だよね?)、野生動物はその連帯だってすごいぜってこと。

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