LUNACY

cygnus' blog

『星になった少年』【試写会】

2005-07-09 08:45:55 | 映画
@イイノホール。

実話を元にしたストーリー。原作あり。
是枝裕和監督『誰も知らない』で、カンヌで日本人初の男優賞を受賞した、柳楽優弥くんが出演(モチロン主演)。

文科省が好きそうだなぁw。この映画。
実は、最初から期待していなかったんですが、その割には結構愉しめました。

ときどき、どうも自分がしらけがちになるんですが、それは、役者の演技ではなく、脚本が悪い(笑)。なんか、繋がりの悪いというか、クサイ(笑)台詞回しなんだ。

結構、笑いを誘うシーンがあったりして、それは好感。

柳楽くんの演技は、手堅いというかな。まだ少々ぎこちないところがなくはないかも。
でも、これからは、ドンドン彼もチャレンジングなコトしていくんだろうな。だから、心配は要らないと思う。
『誰も知らない』では、「素」に近い自然体の演技をしていたのだったんだろうけれど、今度は「演技する」演技(笑)だから、その意味で大変だったんじゃないかな?
何本か出演して、慣れてくれば、やはり、優れた俳優さんになるんじゃないかな。
是枝監督も言っていたと思うんだけれど(記憶怪しいw)、彼のポイントは「目」。
逆に言うと彼の「目」を活かせない監督・カメラマンはアウトだね。

実は、良い味出していたのが、常盤貴子。母親役が板に付いていてOK!! ボクは、ドラマとか見ないから全然知らないままだったけれど、おそらく、演技はドラマで鍛えられたのではないかな?
それから、倍賞美津子。子供の頃、23-24年くらい前、それこそ文部省(当時)推薦の映画を、「親子で良い映画を観る会」みたいなヤツで、地元の教育会館に、親に連れられて観た映画で、彼女を初めてスクリーンで拝んだのだけれど、そのとき彼女はお母さん役だった。が、今回は、おばあさん役。時の流れを感じますな(爆)。でも、さすが良い味。やはり、日本的な家族モノにはおばあさんは必須かな(笑)。
あ、あと、テツ@柳楽くんの弟役の子役がいいね。
それから、テツが恋しちゃう相手が絵美@蒼井優。でも、最初の出逢いの時の髪につけていたリボン。気持ち悪くてあり得なすぎ。時代と場所が92,3年の田舎の設定にしてもヒドイよ(笑)。でも、確かに、普通っぽい女の子を演じるスクリーン(中心の)女優ってあんまりいないんだよね。ボクもキャスティングしろって言われたら蒼井優にしたかも(笑)。

それから、音楽。
坂本龍一です。モロに教授テイストが(笑)。

象について言うと、象に乗るってのは、乗馬以上に高い位置に行くと思うのよ。乗馬とかしたことある人わかると思うんだけれど、乗馬ですら高くて、結構、恐怖感あるんですぜ(笑)。
あと、象使いって大変なのよ。象は気の優しい動物のように思われがちだけれど、昔は、戦車の代わり。映画『アレクサンダー』でも、そのように使われていたでしょ? だから、簡単に手なずけられるワケがないのよ。映画でも哲夢(柳楽優弥)が四苦八苦している様子が描かれています。

実話では、象使いになった少年がタイに渡ったのは、13歳。オイラ13歳で何していたんだろう(笑)?
中学校で吹奏楽部か(笑)。
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