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2014 フォーカス・イザルコマックス登場!

2013-07-14 02:12:00 | 自転車
フォーカスのフラッグシップモデルも変更です。

フォーカス・
イザルコマックス


レッドベースの完成車はなんと5.46キログラムというアホみたいな重量を達成しています! さらにもう一つ、TTモデルも新型です。こっちのほうが基本的には惹かれています(笑)。


↑スラム・レッドを採用した超軽量モデル


↑シマノ・電動デュラエースモデル


↑プロ供給モデル。コンポはカンパニョーロ・スーパーレコード










↑イザルコマックス

しかしまあ、5.48キロですか……。スゴイことになってますよねー。スコット・アディクトの旧型でも5キロ台には突入していましたけど、ここのところ、コンポの軽量化も手伝って簡単にこの領域に入ってくるバイクが増えました。もちろん資金次第ですけど(笑)。

多分、来年か再来年辺り、完成車で4キロ台に乗ってくるモデルも出てくるんじゃないでしょうか? 一昔前なら、ショーモデルでしか(しかも実走できるか疑問な)なかったような軽さのバイクが平然とラインナップされる今、そんな予想もだたの夢想では無くなってきました。しかもディスクロードやロードレースのTTでは使用できないトライアスロン専用バイクなど、UCI規定に縛られないバイクが続々と登場しています。ロードバイクがレーサーだけの物ではなくなったという側面もありますが、もうそろそろ次のステップに上がろうとしていることの予兆な気がします。

さて、このイザルコマックス、軽いです。それもフレーム単体では先日モデルチェンジしたマドン7シリーズと伍すほどです。完成車にするとTHMのカーボンブレーキというちょっと反則技を使っていますけど、2014年メーカー完成車でもトップクラスの重量になっています。いや、でも昔はもっときわものを使わないとこうはなりませんでした。恐るべし技術の進歩、恐るべしカーボンの力、ですね。もちろんただ軽いだけでなく、様々な用途に応える剛性も備えるようです。スラム・レッド仕様が軽いのは当たり前、電動デュラや機械式スーパーレコードやレーシングスピードホイールなどをつっこんでも、良い走りをしてくれそうです。

フレームの中身を見ると、非常にキレイです。軽量化のためにきっちりと掃除をしていますね。プレスフィット30のスリーブもフルカーボンで、イザルコマックスの軽さに貢献しています。

バランスの取れた良いバイクに仕上がっていそうですね。


























↑イザルコクロノ
http://www.bikeradar.com/road/news/article/focus-izalco-max-and-izalco-chrono-officially-launched-37850/

そしてTTモデルのイザルコクロノ。一見するとサーヴェロなどよりシンプルに仕上がって居るように見えます。シートポストは垂直でこそありませんが、シート周りは後輪に密着するように沿い、最新のTTバイクの形状を踏襲しています。トップチューブがホリゾンタルなのもTTバイクだけでなく、エアロロードでも取り入れられるデザインです。

しかしこのクロノで一番特徴的なのはフロント周りです。なんと言えばいいのでしょう? 超独創的というか、斬新というか……。一見シンプルなんですが、これはまとめ方の勝利です。なにせヘッドチューブの中間からステムが飛び出し、ステムの下部からケーブルがフレーム内に引き込まれているのですから! ……昔、TTポジションが出せなくて悩んでいたエヴァンスに使わせて上げたかった。

そしてブレーキ。Vブレーキを採用し、後ろはBB下というお約束位置なのですが、フロントは意外にも前に設置されています。フォークのクラウンとブレードに沿うような形ですから、フォークの裏側やブレードに内蔵する必要性を見いだせなかったのでしょう。そしてそのブレーキ力に対抗するためにクラウン裏側はかなりボリュームを持たせています。これならハイパワーな制動力にも耐えてくれるかと。あ、あと、リヤブレーキはただついているのではなく、BBシェルが大きく張り出し、流れ的にツライチになっています。なかなかの配慮です。

それも含めてフレーム+フォーク+ステムがここまで完璧に一括設計されているバイクも珍しいですDHバーのアームレストは微調整が利きますから、それ故固定ステムでも大丈夫なのでしょう。

フォーカスのTTモデルはワルサーの協力がありましたが、今回は独自開発っぽいですね。非常に興味をそそられるバイクです。