竹に続いて木も熱心なフリークがいます。それに応えるメーカーは少ないですが、ポートランドのレノボはその一つです。アウディのバイクにもフレームを提供しているということです。
ここまで作り込むと、逆にカーボン製フレームのようです(笑)。このシルエットは各部のオーバーサイズであったり、アーチシェイプのトップラインがもたらしています。ロードやTTバイクも作っていますので色々なところから支持を得ているようです。
http://www.tri-ride.com/bike-industry/renovo-bicycles-la-soluzione-e-nel-legno/
ああ、アメリカ人だなあ……と思うのはエンド部ですね。ここをもっと気合いを入れて作ればもっと格が上がるのに(苦笑)。スチール用のラグとかではヨーロッパ人をしのぐこだわりを見せるところもあるのですが。
木材は誰もが知っているように下から上へ伸びています。切れば繊維方向は一つしか無く、カーボンでいうならばUDに相当する素材だと言うことがわかります。こうした素材は本来ならあらゆる方向からの力が掛かるバイクフレームにはちと不向きです。もちろん自然界に生えているので樹木にも色々な方向から力がかかりますけど、自転車フレームとして考えると部分強度的に劣ります。
それを補うためにレノボは大胆なオーバーサイズチュービングを採用しています。部分的な強度で劣る分、大口径化で剛性を補おうというカーボンと同じ考えです。通常の木フレームは積層などで身が詰まったものが多いのですが、これは中空です。断面を見ると無垢材をくりぬいているようです。さすがに無垢では重すぎますか。
しかし繊維が単一方向だけであることは変わりません。どのような走りなのか、非常に気になるところです。
こういうものを作る人達が主張するのが、あらゆる面でカーボンやアルミなどの主流素材より優れている! というようなことです。こういうことを言わなければいいのに……(苦笑)。各素材にはそれぞれ良いところがありますから。そもそも耐衝撃テストも写真ではチタンが一番優秀に見えてしまうのは私だけでしょうか(笑)?
ま、同じ天然素材の竹より複雑な形に加工しやすいですし、気になる耐候性もポリウレタンやエポキシを使用することで対策をしているようです。
こういう自由な発想のバイクは面白いですねえ。
ここまで作り込むと、逆にカーボン製フレームのようです(笑)。このシルエットは各部のオーバーサイズであったり、アーチシェイプのトップラインがもたらしています。ロードやTTバイクも作っていますので色々なところから支持を得ているようです。
http://www.tri-ride.com/bike-industry/renovo-bicycles-la-soluzione-e-nel-legno/
ああ、アメリカ人だなあ……と思うのはエンド部ですね。ここをもっと気合いを入れて作ればもっと格が上がるのに(苦笑)。スチール用のラグとかではヨーロッパ人をしのぐこだわりを見せるところもあるのですが。
木材は誰もが知っているように下から上へ伸びています。切れば繊維方向は一つしか無く、カーボンでいうならばUDに相当する素材だと言うことがわかります。こうした素材は本来ならあらゆる方向からの力が掛かるバイクフレームにはちと不向きです。もちろん自然界に生えているので樹木にも色々な方向から力がかかりますけど、自転車フレームとして考えると部分強度的に劣ります。
それを補うためにレノボは大胆なオーバーサイズチュービングを採用しています。部分的な強度で劣る分、大口径化で剛性を補おうというカーボンと同じ考えです。通常の木フレームは積層などで身が詰まったものが多いのですが、これは中空です。断面を見ると無垢材をくりぬいているようです。さすがに無垢では重すぎますか。
しかし繊維が単一方向だけであることは変わりません。どのような走りなのか、非常に気になるところです。
こういうものを作る人達が主張するのが、あらゆる面でカーボンやアルミなどの主流素材より優れている! というようなことです。こういうことを言わなければいいのに……(苦笑)。各素材にはそれぞれ良いところがありますから。そもそも耐衝撃テストも写真ではチタンが一番優秀に見えてしまうのは私だけでしょうか(笑)?
ま、同じ天然素材の竹より複雑な形に加工しやすいですし、気になる耐候性もポリウレタンやエポキシを使用することで対策をしているようです。
こういう自由な発想のバイクは面白いですねえ。