BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

2012 セラSMP

2011-09-12 20:09:00 | 自転車
最初にSMPを見たときは、どこぞのパーティジョークだ? と思ったものです(笑)。まあエルゴのミックサドルはスペシャライズド・ボディジオメトリーの真ん中割れでも違和感がありましたからね。

でも座ったら……、衝撃でした。見事にフィットしたのです。長距離を走るには細かい調整が必要でしたけど。

人間の体は平らな所なんてないんですねえ。

プロへの供給はあまりないですけど、この日本でも愛用者はかなりいます。そういう人たちはプロでなくても、走り込んでいて速い人が多い気がします。
























http://bikemag.hu/tech/eurobike-2011-a-selle-smp-2012-es-kollekcioja



しかしまあ、バリエーション多いこと! 選ぶ方も困ってしまいます(苦笑)。しかも結構似ているので余計たちが悪い……。さらに価格として1万円台がぽっかり空いているので、なかなか購入するのには勇気が要ります。

サドル各社がラインナップしていますが、普通はフルカーボンサドルなんて使えませんよね? ところがここのサドルは使い方が分かったり、惚れ込んだりすると、フルカーボン、もしくはただ一枚皮が張ってあるモデルに行き着くのです。

研究とデザインの勝利なんでしょうね。

新型はHELLジュニアというモデルになるようです。ジュニアという名前が付けば通常なら子供モデルになるのですが、これはちょっと違うようです。

スタイル的にもちょっとと言う人もいるでしょうし、合う合わないも結構あります。でも座ったことがないなら……、試す価値はありです。


2012 タイム・iクリック2登場!

2011-09-12 10:55:00 | 自転車
えー、困ったというか何というか……。タイムの上位モデルペダルがモデルチェンジです。iクリックが
iクリック2
になります。

確かまだiクリックが登場して2年くらいしか経っていないはずです。クリートを嵌めるところの形状は、あまり変わった感じがしないので、クリートに互換性があるといいのですが……。




iクリック2 チタンカーボン



iクリック2 カーボン




iクリック2 レーサーグレイ




iクリック2 レーサーレッド




iクリック2


アタックXS アブサロン
http://www.time-sport.com/



ぷらっとタイムのホームページを覗いたら、びっくりしましたよ、はい。

しかし変えすぎというか、もっと熟成させてから出してこいという気がします。……いやフレームを見れば2年くらいでのモデルチェンジが妥当なのかもしれません。

もう一般人の懐ではついて行けない世界に突入しています。

なにが2なにかはよく分かりません。もうちょっと調べてみます。


2012 ムセウ・女性用ロードバイクMCドナ登場

2011-09-12 03:37:00 | 自転車
おやまあ、ムセウから女性用ロードバイクが登場です。


http://roadcyclinguk.com/news/eurobike-2011-snippets-two.html

随分柔らかなシルエットというか、アーチシェイプデザインなんですが、随分細身です。なんとなくカレラ・フィブラを彷彿とさせます。

しかし同社が発進した当初は、バリバリのレーサー志向のみかと思っていたのですが、MTBやレディースモデルなど、柔軟にラインナップを増やしています。

ひょっとしたら、経営者が変わったとか? 

うーん、わかりませんね。

このドナには今のロードバイクの基本的要素が詰め込まれています。アッパーラインは細身で柔らかく、ボトムラインを太めに作ることで剛性を確保しています。ヘッドチューブはかなり容積を持っているのに対して、フロントフォークはクラウン部からエンド部に向けて急激に外径を絞っています。

ここら辺は振動吸収性を重視したのでしょう。

もちろんムセウのカーボンにはフラックスファイバーが入っていて、そもそもが非常に振動吸収性に秀でています。それでもこのコンパクトに仕上げた前三角につられないようにここまで細身のアッパーラインにしたのかもしれません。

完成車販売も考えているようですが、どこか安定したところが入れてくれませんかね?


2012 DTスイス・ホイールなど

2011-09-12 02:08:00 | 自転車
で、今回の怒濤のホイール記事の着地点はここです。え? 怒濤と言うほどではない? 済みません……。

ジャイアントからスペシャライズド、ボントレガーときて、最後はDTスイスです。もちろんこれらの共通点は……ハブです。今まではシマノ、カンパニョーロ(フルクラム)が高品質な製品をリリースしていました。もちろんDTもHUGIを買収してからかなり経ちますから、『スポークのみのDT』から『ホイール全般プラスサスペンションのDT』へと上手い具合にシフトしてきていました。

そして2012年、気がつけば大手メーカーがこぞって採用する、ハブの大勢力の一角にのし上がってきました。


180カーボンセラミックディスクブレーキ用


180カーボンセラミックロード用


XRC950 T


XRC950 T 29

FX1950 トライコン


XM1550 トライコン 29


DICUT RRC46C


DICUT RRC66T





http://www.bikerumor.com/2011/06/09/dt-swiss-2012-eurobike-preview/
http://www.rouesartisanales.com/article-53429404.html



もちろんこれ以外にも山ほどありますが、今回は目立つところで。

新型ハブ・カーボンセラミック180などは今年の隠れた目玉です。ボントレガーやスペシャなどが取り入れています。紛らわしいのですが、カーボンはシェルの胴部分に採用され、セラミックはセラミックベアリングのことです。ホワイトのペイントがされているので、見ただけでは分からないのですが。派手な技術は使っていませんが、王道の良さがあります。

MTBチューブラーに積極的な会社はまだまだ少ないのですが、26インチだけでなく29erにもアクティブに対応している数少ないメーカー・DTスイス。はっきり言ってしまえばここだけでも良いのかも……しれません(苦笑)。でもリッチーやリマークス、エンヴェなども頑張っていますからね。健全な競い合いによる成長に期待しましょう。

2、3年前でしたか? DTがやっとJベンドスポークからストレートスポークに踏み出したのは、トライコンハブの登場からでした。また完成品として作るときにリムとして選ばれたのはチューブレスに対応する、片穴タイプのリムでした。チューブレスリムは今は珍しくもなんともありませんが、古い体制のリム生産システムでは作れなかったので、同社も相当苦労したでしょう。トライコンの前はノーチューブ式のフラップ&シーラントで対応していましたね。

DTのリムの歴史はまだ浅いですが、硬くて精度が良い製品を作っています。ロード、MTBを問わず、手組ならDTスイスかマヴィックかなと思います。

そしてロード用ハブもまた進化しました。ダイヤモンドカット、略して『DICUT』と名付けられたハブフランジのカッティングは非常にユニークな形状をしています。……素朴な疑問としてはこんな複雑な形状にしなくてもよかったのではと浅学ながら思います。ただこの形状によって、トライコンでは別体だったフランジが胴部分と一体化しました。これは剛性、軽さの面で有効に働くでしょう。

確かにスポークが引っ張られる方向へ面が向いていれば良いのですから、考え方としては得心がいきます。フランジが別体のトライコンではそこらへんの調整は簡単だったでしょうから、踏み台にして次のステップにうまくつなげたようです。

カーボンの使い方も上手く、良いリムを作ります。フロントショックもリヤショックもカーボンを活用したモデルがありますから、良い技術者が居るのでしょう。

こんな感じで良いことずくめのようなDTのホイールなんですが、やはり問題点は存在します。一つは非常に高額なこと。もう一つは日本でフルラインナップする代理店が存在しないことです。トライコンもほんのわずかしか入荷がありませんでしたし、MTB用にいたっては……(涙)。違う経路で入れている所もあるみたいですけど。展示会では見たりしても、やはり価格のせいかなかなか難しいようです。でも是非手にとって見て欲しいメーカーです。

DTスイスのハブを採用しているメーカーは、エンヴェやレイノルズ、ファストフォワードなど中小を加えればさらに膨大な数にのぼります。この供給体制がどのような未来を作っていくのか……、いやいや面白そうでたまりません!