写真に意味はありません(笑)。
100万ヒット記念に、たまには有意義なことも書きましょう(苦笑)。
スポーツバイクを安く買うコツです。
これは通信販売や大規模チェーン店などでは出来ません。よくある普通のスポーツバイクショップでのみ通じます。
私は通販を否定しません。自分で組めるなら問題ないですし、消費者には出来るだけ多くの選択肢があるのが望ましいと思うからです。
でも自分で組んでそのバイクやパーツの性能を引き出せている人は、ほとんどいません。8割はダメですね。1割はそこそこ。店並みか、脱帽したという自転車には出会ったことはありません。それでも自分で作業をするというのは楽しいことですし、その難しさを知ってこそ店での工賃の意味を知ると思います。
自転車のモデルチェンジが大体9月か10月ということは、何年か自転車乗りをしていれば分かってくることだと思います。今ショップのスタッフ達は大体週一回しかない休みを削り、展示会を駆けずり回っています。要するに休みがないんですよ(涙)。お疲れ様です。
で、この展示会がキーポイントです。
自転車屋というのは非常に特殊で、
●ノルマがある。
●テリトリーがある。
●買い取りである。
という非常に厳しい条件で商売をしています。他の業界から言わせたら信じられないくらいの悪条件です。しかも今年は囲い込みが激しさを増し、従来の店のようになんでも取り扱いがあるような形態は極少なくなっていくでしょう。今のメーカーのノルマの課し方は異常です。このままだと大手のチェーン店でしか自分の好きなブランドを選ぶということはできなくなるでしょう。
これは消費者のことを考えているのでしょうか? 甚だ疑問です。自分のことしか考えていない商売は、必ず破綻すると思います。今ショップが買い取っている価格は一昔前、いや二昔前に「信じられないような仕入れ価格」と言われたオールドクラインを凌ぐほどです。もちろん扱う量が増えればある程度下がっていきますが……。どうも困りますね。
知人が言っていたのですが、自転車も水回り設備会社のように展示場があればいいのかもしれませんね。そこに店が連れて行くという当たり前の形式くらい、代理店に用意して欲しいです。全ての店が全種類、全サイズ在庫するなんてことは非現実的ですし。ダイレクトショップばかり増やしては、そのうちショップにそっぽを向かれてしまうでしょう。
さて本題に入ります。
ノルマと買い取りということを先ほど述べました。ショップは初回オーダーで何を仕入れようか非常に悩みます。そこに便乗するのです。
初回オーダーは言わば博打です。もちろん売れ筋や一般的なサイズなど売れやすいものを選ぶことが多いですが、やはり在庫リスクがあります。でもある程度の発注量は、今後一年間全体の仕入れ価格が低くなる高いレベルの契約になるので、店としてもしておきたいところなのです。なのでこのタイミングで注文してくれるお客は、とてもありがたい存在になります。
ただ難しいのは完全な情報公開も同時期だと言うこと。見てもいないもの、価格も分からないものを注文できる人はそういません。このブログのように(笑)先行情報を手に入れて確認するしかありません。海外情報ではさすがに価格まで確定できませんが、バイクの性能はある程度推し量ることが出来ます。
大体9月中が最終締め切りなので、ショップに行って相談してみるといいですよ。最新モデルを通常より手頃に買えるチャンスです。それでも人気モデルは来年の1月、3月になることもあります。酷いメーカーは4月くらいでその年度分の生産を終了したりします。6~9月に大手メーカーを勧められるのもそのためです。在庫が大手メーカーくらいしかないのです。
ちなみに初回ロット不具合を心配する人がいますが、これは意味がないことだと私は思います。致命的な不具合ならリコールや交換がありますし、品質が落ち着くのを待って購入といっても、それまでの間にその製品を使って得られる楽しさ、経験値など、失うものが多すぎます。
この機を逃すと、後は型遅れになるのを待つしかありません。今年の酷暑を例に挙げるまでもなく、夏場は自転車には結構厳しい季節です。楽しく走るには春秋くらいがベストかと。
せっかくなので来年の春には走れるように準備したいですね。