2011 FSA・NEWシフター＆ディレイラー、メトロン登場

FSAのトライアスロンコンポーネントブランドのヴィジョンは、日本ではあまりメジャーではありません。しかし海外ではトライアスロンだけでなく、TTレースにもよく使われ、欠かせないブランドの一つとなっています。

以前FSAのシフターを記した時はマスドロード用の製品でした。見ればレバーで巻き取り、ボタンでリリースする構造は同じです。一見するとブレーキレバーのようですね（笑）。

過去記事

ヴィジョン・メトロン　
シフター＆ディレーラー

まだ10速対応のようです。

逆にディレイラーは普通のコイルスプリング式に落ち着いています。あの図面ではギヤ式とでも言う形式だったのですが。でもライトウェイト、カンパ・スーパーレコードに続いてのブラケット、パンタグラフ、ケージ全てがカーボン製です。













一見すると、まるでブルホーンバーもDHバーもブレーキが着いているようにみえます（笑）。


レバーを引くと、巻き取りになります。リヤディレーラーはロー側に動くと言うことです。


ボタンのプッシュでトップ側に動きます。ある意味MTBのラピッドファイアに似ていると言っていいかもしれません。

http://www.bikeradar.com/news/article/eurobike-2010-vision-shifters-and-derailleurs-from-fsa-27608

チェーンとカセットスプロケットはありませんが、クランクとブレーキは揃っています。さらにホイールやハンドル周りなども揃っていますから、FSAがフルコンポーネントメーカーとなるのはもう時間の問題です。

でも、チェーンとスプロケットが一番難しいとも言えますし……（苦笑）。
ワイヤもジャグワイヤ製ですね。これも実は難しいところです。スラムはゴアワイヤで上手いこと逃げています（笑）。これに匹敵するのは……、クラークスぐらいでしょうかね。あそこはさりげなく良い製品を作っていますよ。

FSA、まだまだ目が離せません。