BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

レモン・サイクルトレーナー

2010-07-17 20:51:00 | 自転車
これはコロンブスの卵的な製品ですねえ。

トレーナーに決戦ホイールを使うなんてもってのほかですし、練習用を用意するのもまたお金が掛かります。

これなら、そういった心配が全く要りません。3本ローラーのようにバランス感覚を養うのは無理ですが、ウオーミングアップには最適でしょう。

歯数も自分の好きなスプロケットをつけられますし、後輪を外してくっつけるだけ。

これは日本に入ってきそうですね。









http://www.cyclingnews.com/features/garmin-transitions-warming-up-on-new-lemond-trainer

流石サイクリングイノベーター、グレッグ・レモンです。

トレックグループから出て、どこで何をしているかと思ったら……。面白事をしていますね!

新作の自転車などは作らないのでしょうか? カルフィーも好きでしたし、三菱レーヨンのV2ブーメランはサイコーに格好良かったですね!

正直スパインコンセプトなんて言っている前に、フルカーボンで最前線を走っていたのがレモンです。うーん、多分トレックグループにいて、自転車作りとしては満足いくことはなかったのではないでしょうか? トレックブランドでは出来ない実験的な製品ばかりをやらされて。しかもそこら辺は2010年にゲイリーフィッシャーにまわされ、終いには全てトレックに吸収されてしまいました。彼は誰が見ても生粋のレーサーです。

うーん、いいのかなあ……?

私は別に大手が嫌いなわけではありません。お金が在ればマドン6シリーズにだって乗ってみたいですし、レメディカーボンとかもとてもいいと思っています。

でもですね、今回というかここ数年のトレックグループの収斂は一体何を意味するのか? 許容範囲が狭くなってしまったのではないかと、心配なのです。トレックは真面目な会社です。悪い意味で決まりすぎているきらいがあります。キャノンデールなんかは、良い意味でちゃらんぽらんな感じもします。チャプターイレブンなんか気にしない! といった具合に(笑)。



レモンはこんな感じで、徐々に復活していくのでしょう。

新しいバイクが発表されるのも、そう遠くないかも知れません。

ドーベルマンバイクス上陸

2010-07-17 04:27:00 | 自転車
5、6年前に設立された新しいメーカーです。

しかし、海外のサイトではストリート系のところにちらほら出ていました。

満を持して日本上陸です。

ドーベルマン・ピンク


http://mamapapa.at.webry.info/201007/article_3.html


フレーム素材 トゥルーテンパー・4130クロモリ プレーンゲージ
BB同軸サスペンション 3.5インチトラベル(2:1レシオ)
スパングリッシュBB
価格 16万3800円

犬のドーベルマンとはスペルがちょっと替えてあって……、ずるいです(苦笑)。探すのがちょっと面倒でした。

このバイクは……、面白いです。一見ちぐはぐなスペックですが、非常にとんがったバイクです。ニッチですが、こういうバイクを望んでいた人も多いでしょう。4インチにも満たないショートストロークでありながら、スロープスタイルを標榜し、4X、ジャンプ系も得意としています。またパークライドにもいけそうです。

ブラックマーケットのキルスイッチに近いですね。ただあちらは同じ機構のロングストロークバージョンを予定していますね。それをスロープスタイルと謳っています。考え方の違いですが、両方ともアリでしょう!

特筆すべきはそのスケルトンでしょう。リヤセンターはなんと、388ミリという超ショート設計です。フルサスバイクでは最短かと。これはフロントも上げやすく、後輪も振り回しやすいでしょう。この設計を可能にしたのは紛れもなくメーンピボットをBB同軸にしたことでしょう。しかもレバー比を徹底したローレシオにして、上質な動きを狙っています。また激しいアクションにもこのレバー比は有効だと思います。

パイプも素っ気ないほどシンプルです。プレーン管を使ったのも、タフネスさを価格を考慮した結果でしょう。重量はそこそこありそうですが、ドーベルマンが考える乗り方をする人ならば丈夫な方がオッケーなハズです。リヤエンドも最近流行りつつある正爪式ディスク対応型です。ちょっと前までこの形式はディスクブレーキのストッピングパワーに負けてしまうので、敬遠されていました。クラインもこれで一度失敗しています。




http://www.dobermannbikes.com/

他にもストリートアサルトなどに適するリジッドバイクを作っています。カナダのメーカーみたいですね。

値段的にはかなり良い感じです。いくら良い製品でも乗れなければ意味がありませんしね。

アグレッシブに下りを攻めるライダーにおすすめです。