それでいのか？ コンタドール

もうじき2010年のツール・ド・フランスも終わります。新城もよく頑張っていました。ランスの長い長い旅も、終わりを告げようとしています。

ただ今年のツールでなんとも言えなかった部分があります。それはチャンピオンであるはずのアルベルト・コンタドールがそれまでマイヨジョーヌを保持していたアンディ・シュレックのメカトラブルに乗じてマイヨを取ったこと。




ゴール直後は「アンディのメカトラブルは知らなかった」と言っていましたが、その夜「実は知っていた」と告白しています。その日の表彰台では民衆からブーイングを浴びていました。

いや、彼がまだグランツールを制したことがないような新人ならいいと思いますよ？　諸手を挙げて賛成ではないですが、マイヨジョーヌにはその価値があります。どんなに言われても、一枚の黄色いジャージにはそれほどの魅力があるのでしょう。

でもコンタドールは既に制したことのある人間です。偉大なるチャンピオンの一員なのです。今回の振る舞いはあまりにも情けない……。

なんとなくコンタドールの味方に付く人が少ない理由が、分かってきたような気がします。アスタナとの契約が切れた後、彼のアシストとなる人間はどれくらいいるのでしょうか？

うーん……。