BIKEBIND自転車日記ブログ2

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ここにもトムソン

2009-05-18 22:34:00 | 自転車


さて、高機能でありながらもっともロードバイクに似合わないシートピラー、トムソンです。

MTBにはいいんですが……(苦笑)。

オフセットがないのが致命的です。そしてオフセット対応にするために途中から折ってしまったレイバックタイプがさらに残念です。

供給されているチームは別として、積極的に使う状況があります。

それはバリルーベなどの過酷なレースです。地面からの突き上げでサドルがずり下がってしまうのです。

フレームもピラーも金属だった時代は問題なかったのですが、双方がカーボンになってしまった今は表面の摩擦が極端に少なくなってしまい、ショップレベルでも苦心しています。

レースでは金属バンドを巻き付けるなど様々な苦肉の策が取られています。

しかし、一部で隠しワザのように使われている製品があります。

それがトムソンです。

カーボン製品に負けない軽さでありながら、他のどの製品よりもタフネスな強さをもつこの製品は金属製であり、表面の処理も手伝って使われているようです。

クランプを心おきなく締められるのもメリットでしょう。

シマノ・Di2

2009-05-18 22:11:00 | 自転車


今まさにジロデイタリアで使用されているTTバイクです。

当然想定された使い方ですが、Di2が使われています。しかも2箇所に変速ボタンを設置しています。

自転車に使われてきた電機部品は非常に限られていたため、未だ持ってアレルギーがあり、これからもあるでしょうが、TTバイクで変速ポイントを複数も受けられるのは絶大なメリットです。

ブルホーン部分もDHポジション部分もどちらに変速を付けてもライダーには一定のストレスが生じてしまいます。

これを一気に解決出来るのは電動しかあり得ないでしょう。ちょっと写真が見つかりませんでしたが、カンパニョーロを使用しているチームはとんでもなく古いダブルレバーを使っています。タイコの大きさが合わずにアダプターを噛ましているほどです。シマノが間隙を入れずTT用STIをリリースしてきたのは大正解だったと言えるでしょう。

ライダーは走ることを考え、メカのことはメカニックに任せればいいのですから。

重さをあまり考えなくていいTTバイクとはいえ、これからのロードバイクを暗示するような一台です。


でもですね……、



ケーブルがこんなに煩雑になってしまうんです(苦笑)。

美しくないですなあ。