BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

続 SRAM・XX

2009-05-27 14:54:00 | 自転車










名前も判別しましたヨー。

エックスエックス

と読みます。従来からのスラムの読み方を生かした感じですね。

シフターもカーボンてんこ盛りですが、ワイヤが分解しないと交換できないのは私は嫌いです。ほかにはレバー位置調整などXOが持っていた機能はすべからく踏襲しています。

面白いのは左レバーです。前も書きましたが、サスペンション用のプッシュロックを付けるとこんなにてんこ盛りに(笑)。なんだかアメリカ人全開! といった感じがします。

フロントディレーラーはもう完全にシマノのボトムリンク形式です。いいのかなー? さらに直付けも出してきました。これによりフレームの設計がより自由になるでしょう。

面白いのは既に出荷されているオールマウンテン、フリーライドパーツ、ハマーシュミットも2速であるということ。最初期1台のバイクで全てのフィールド駆け回っていた時代とは異なり、今のバイクは楽しめるシチュエーションが専門化しています。

それを考えるとフロントダブルという選択肢は間違っていないかもしれません。

さらにこのXXは新しい時代を告げています。それはフレームとタイヤを除くフルコンポーネント化ということ。スラムがロックショックスを買収してからもう6、7年経ちますか? この期間を経て(もっと早くと予想していた人も多いでしょうが)これが実現しようとしています。ホイールはまだですが、そんなに時間を空けずにジップ製のカーボンホイールが出てくるでしょう。

タイヤだけは踏み込んでいけない領域ですが……。

シマノもサスペンションを除き、準備は整っています。

未来はどちらに?



SRAM・XX プロダクト仕様?

2009-05-27 01:58:00 | 自転車


















基本的には前回紹介したときのステッカーを剥がしたバージョンですね(笑)。

トリガーシフター・183グラム
リアディレーラー・181グラム
カセットスプロケット・208グラム
クランクセット・694グラム
ディスクブレーキ・291.5グラム

なかなか軽量です。

クランク周りはちょっとブラッシュアップを掛けてきましたか? ここが苦手なスラムとしては頑張った方でしょう。のっぺりしていますが、チェーンリングには結構気を使ってきたようです。

ブレーキレバーには違った方向でのマッチメーカーが付いていますね。シフターだけではなくサスペンション用のプッシュロックもです。セッティングはどうするんだ? と思いつつ、ここはインテグレーション化ということでしょう。

今回の最大の目玉であるXXの2×10Sのドライブトレインのコアとなるカセットスプロケってなんですが、いやあ抜いています。もう、ぐりぐりと。個人的にはもっとパワードームテクノロジー全開なかんじで来ると思っていたのですが、ちと違うようです。しかしスプラインに引っかかるのはレッドと同じように端だけ。レッドではただのフタだった部分をスプロケットに置き換えてきたようです。面白いですね。

プラスしてノーマルのGXP BBに加え、BB30仕様も加わります。Qファクターは165ミリ。フロントの変速性能は多少無視しても、この寸法でXXを選ぶ人がいるかもしれません。XTRに比べてわずか3ミリほどの短縮ですが。

ギヤ比はチェーンリングが45/30、42/28、39/26から選択が可能。リヤは11~32Tと11~36Tということです。なかなか面白い設定です。特にフロントの大胆な設定には好感が持てます。2通りくらいなら当然ですが、39/26は明らかにレース用ではないです。トレイル用か、はたまた激坂仕様のためか?

そしてなにより意外だったのはXXバージョンのレベレーションとリーバです。SIDはアナウンスがすでにありましたが、この二つのトレイルモデルをXXに投入してくるとは思いませんでした。

この2モデルとドライブトレインのギヤ比が示すのは、XXが決してXCレース専用ではないということ。ハイエンドであることは間違いないですが、新しい形のトレイルライドのスペックを提案してくれそうです。

2010 ロックショックス・SID

2009-05-27 01:37:00 | 自転車


ロックショックス・SID ワールドカップ

の新作です。ちなみに、SIDはエスアイディーではなく『シド』と呼ぶのが正しいです。

クラウンとコラムがカーボン製になりました。前のSIDやリーバでもやっていたのでこうなることはすでに予想されていましたが。

重量は09モデルの1460グラムよりダイエットを果たし、1400グラムになりました。

……あまり軽くありませんね? しかしこれは当然のことかなと思います。やはり必要とされる剛性があり、それを支える材料が必要であるのはもっともなことだと思います。ここで100グラム軽量化のために性能を大幅ダウンさせてしまったら、意味がありません。初代SIDの轍を踏まない卓見だと思います。

その代わり、DTやマニトウ、ジャーマンAなどの軽量フォークとは明らかな差が付いてしまいましたが。

スペックを続けましょう。

スプリングはデュアルエア式、ダンピングはブラックボックスモーションコントロール。トラベルは100ミリか80ミリ。

リモートレバーによってロックアウトが可能。

後日書こうと思っていますが、ロックショックスの方針は間違っていないと思います。MTBのパイオニアとして、今なお1,2を争うトップメーカーとして優れた製品作りをしていますね。