今私が一番好きなホイールメーカーです。
インダストリーナイン・エンデューロ
DHモデルは日本で唯一となったファクトリーチーム、イクザワでも自費購入して使われています。
海外では想定外の使い方をして壊れている例もあるらしいですが、クロスマックスSLでフリーライドをしたら壊れるのは当然なように、目的と異なる使い方の機材トラブルはまさに自己責任です。
で、間を埋めるように発表されたのがエンデューロです。もうこの色遣い、私のストライクゾーンです! シマノの夢屋のパーツとコーディネートしてもいいかもしれません。
とくにチューブレスでも無いホイールですが、アメリカではキングのハブと並び称されるほどのハイクオリティブランドとして認知されているらしいです。
インダストリーナインの特徴はなんといっても独特のアルミスポークにあります。マヴィックなどのリムも専用品が必要な完組とは異なり、ある程度「個人で融通がきく作りになっています。ニップルに相当する部品が無く、ハブにねじ切りがしてあるのです。極端な話、ホイールのトラブルで起きやすいニップル頭からはみ出したスポークがタイヤに穴を開けると言うようなことはこのホイールにはありません。さらにフリーはハブのノッチが120もあるので踏み込み時の抜けがほとんどありません。これは素晴らしい美点ですね。
キングやハドレーのハブはどうしても越えられない一線があります。それはJベンドスポークモデルしか存在しないこと。ツーリングなどでは互換性を鑑みることは重要ですが、ロード、MTBともに完組時代に突入してしまったこの時代ではちょっと時代遅れの印象は否めません。ストレートスポークの強さはほぼ全てのメーカーが認めているところですから。
ちょっと横道に逸れますが、もし可能ならハドレーにロードバイク用のハブを作ってもらいたいです。そしていいリムと組み合わせたら、なかなかのホイールが出来上がると思います。まあ、妄想です(笑)。
最近はオリジナルのリムも製作し(まあ、どこかで作らせているんでしょうが)、完組ブランドとしてシマノやマヴィックなどと同じ土俵で闘うことが出来るようになりました。
エンデューロは9ミリ、15ミリスルー、20ミリスルーにアダプターで全て対応することが出来ます。
リヤハブもクイック、10ミリスルー、12ミリスルーに組み替えることが出来ます。まさにこれ一本でなんでも出来る万能選手です。
重量は1840グラムとこのタイプとしては軽めに仕上がっています。
この白×金に引かれた人は是非!