BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

ローター・クランク

2009-05-17 21:42:00 | ノンジャンル




現在カルロス・サストレがテスト中の新型クランクです。

シマノ、カンパ、スラムが完全にコンポーネント化した今、プロが垣根を越えてまで使用するのはほんの一部の製品だけです。更に言うなら、通常の能力を超えてまで使用されるのは本当に希です。スポンサーっていうのは……、置いておきましょう(笑)。

最近プレミアム性の高い商品は、特にロードバイクでは非常に少なくなりました。ローターはステム、シートピラー、クランクどれも大量生産とはほど遠い手間が掛けられています。

この新型クランクもドリリングが3つも施され、断面形状は非常にユニークです。古い人しか分からないでしょうが、カランバのダブルバレルクランクを思い出します。

今さら書くまでもないですが、チェーンリングのQリングも久々に現れた楕円リングです。その人の力によって3段階に調節できるところは流石と言ったところでしょう。このチェーンリングはシマノがかつてリリースしたバイオペースとは考え方が全く逆で、引き脚の時に力がスムーズに流れるようになっています。

シフトは最悪です(笑)。

でもそれ以上に優先すべき事があると、このクランクセットは語っています。

ブレンボ

2009-05-17 16:52:00 | 自転車










突然ですが、ブレンボです。

名前を出せば、無く子も黙るディスクブレーキ界の王様、頂点にして最先端のブランドです。

しかし日本では噂だけが先行し、写真も性能もイマイチ判然としませんでした。既に販売から数年経とうと言うにもかかわらずです。

それは偏に日本に入っていないのが理由でしょう。モーターサイクルのブレンボジャパンも入れる気は全くないようです。

ざっとシルエットを見ると、作りが荒いです。モーターサイクルの部品をそのまま流用した感じです。更に言うならOEM用かなと思うほどです。

マスター側のリザーバータンクはかなり大きめです。MTB用はフルードの絶対容量が少ないのでこうしたのでしょう。レバーもかなり大味な作りです。最近の高級ディスクに必須なパッドコンタクトアジャスターも無いみたいです。レバー軸のボルトが六角ボルトなんて……。でも本体はCNCの削りだしみたいです。

スレーブ側は対向2ポットですね。本体は削りだしの2ピース構造です。ブレンボならば、ここは頑張って1ピースにして欲しかった……。

ローターは2ピース構造。フローティングになっているようです。

で性能は(又聞きですが)、悪くないみたいです。マグラ・グスタフに近い性能を持っていると。しかし重量はかなりオーバーし、決定的に厳しいのは価格らしいです。かなーり高価らしいです。

そしてさらに対抗馬が現れたのです。どこあろう、日出づる国から。

そうシマノ・セイントです。

これがもうブッチギリにいい性能をたたき出してしまったらしいのです。しかもマグラよりもはるかに安く。

以前も私はセイントの欠点としてブレーキを上げましたが、それをものの見事に打ち破りました。

今期、多くのDHライダーやフリーライダーがセイントをフルセットで使っているのは伊達ではないようです。

しかしまあ、こうなってしまうといくらブレンボと言えど日本に参入するのは難しそうです。実際MTBは日本で極端に売れていませんし、この重量を許容するDHバイクに至ってはもう、とてつもなく少ないですから。

近くの台湾には正規ルートで輸入が始まったようなので、メカ好きとしてはちょっと残念な気がします。

ゲイリーフィッシャー・ROSCOE Ⅲ

2009-05-17 12:10:00 | 自転車


この前のゲイリーの写真です。

要するにハイファイを捨て、こっちになったらしいです。共存かな? でも軽量過ぎても消えていきますし。このくらいが丁度いいかもしれないですね。6インチクラスのトレイルバイクとしては。

トラベルは140ミリ、重量は12.8キロということです。

トップチューブの大胆なハイドロフォームが目に付きますが、他の部分も凝っています。そしてある意味当然なのですが、アルミに軸足を据えてきたみたいですね。レーシングバイクとしてカーボンはありだと思いますが、ロードバイクとは違い、転倒が付きもののMTBでは金属が無難でしょう。