現在カルロス・サストレがテスト中の新型クランクです。
シマノ、カンパ、スラムが完全にコンポーネント化した今、プロが垣根を越えてまで使用するのはほんの一部の製品だけです。更に言うなら、通常の能力を超えてまで使用されるのは本当に希です。スポンサーっていうのは……、置いておきましょう(笑)。
最近プレミアム性の高い商品は、特にロードバイクでは非常に少なくなりました。ローターはステム、シートピラー、クランクどれも大量生産とはほど遠い手間が掛けられています。
この新型クランクもドリリングが3つも施され、断面形状は非常にユニークです。古い人しか分からないでしょうが、カランバのダブルバレルクランクを思い出します。
今さら書くまでもないですが、チェーンリングのQリングも久々に現れた楕円リングです。その人の力によって3段階に調節できるところは流石と言ったところでしょう。このチェーンリングはシマノがかつてリリースしたバイオペースとは考え方が全く逆で、引き脚の時に力がスムーズに流れるようになっています。
シフトは最悪です(笑)。
でもそれ以上に優先すべき事があると、このクランクセットは語っています。