4月に広島に出張に出かけた際、思いのほかお客様との打ち合わせが順調に終わり、新幹線の時間までを大人の社会科見学に使わせてもらった。
駅と訪問先との中間に位置する縮景園に立ち寄り。10年前なら日本庭園など全く興味なかったのだが、年齢を重ねるにつれて興味・関心も変わって来る。特に作庭の仕方とかわかっているわけではないのだが、静寂な日本庭園の空間に身をさらし、回遊さることで体が浄化されるような感覚が気に入っている。
縮景園は江戸時代初期に広島浅野藩の大名庭園の先駆けとして作庭されたということだ。
入り口はいると、広島の市街地にいるのが噓にように空気ががらっと変わる。季節の花々が咲き美しい。途中まではボランティアガイドさんが案内してくれる。一人だと見逃してしまうところをいろいろ教えて貰えって気付きがある。
園の中央に大きく広がる池に沿って園内を周遊。場所場所で景色が変わり、名前通り縮景。よくできていると感心。
こんなところで、半日でもビール(本来はお茶なのだろうが)と本で過ごしたいものである。
園に隣接して広島県立美術館があって、入れるようになっている(セット割引料金あり)。ダリの大作があって驚いた。地方美術館は人口密度も高くないので、作品を独り占めで鑑賞できるのが嬉しい。
1時間強のちょっとしたお勉強時間となった。
2022年4月13日