ヤマハ専門に、30年間2輪業界に在籍、主にVmaxの整備中心です。意見感想は、個人主観です。連絡先はカテゴリに有ります。
PrivateFactory ベイカーズストリート V-max Garagename Right-arm ライトアーム


★2014年2月20日付で、VMG大原は、退職いたしました。

★勤務先:Right-arm 
ホームページアドレス:http://www.right-arm.jp/←※クリックでホームページ出ます。
 〒202−0014 東京都西東京市富士町5−1−17 ←※クリックで地図出ます。
 ℡:042−497−6758 
お電話を頂く場合は、営業日の営業時間内でお願いいたします。

 定休日 毎週月曜日 営業時間:AM11:00〜PM20:00
※月曜日が祝日の場合、定休日は、火曜日に振替になります。

 作業担当 ヤダ マサオ(矢田 正夫)

★オリジナルパーツ発売中  ★Vmaxデモ車製作日記  ★質問コーナー
 
★Vmaxデモ車仕様諸元  ★新製品企画募集中  ★ユーザーズレビュー
 ★質問コーナー2  ★車検費用及び工賃について  ★質問コーナー3





2017年の営業も無事終了いたしました。12月29日~1月4日まで、休業となります。

今年は、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。年末年始に車やバイクで出かける方は、事故と違反に気を付けてください。みなさん良いお年をお迎えください。

2017.12.29 担当 ヤダ(矢田)



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一応、年内に受けた車両の仕事は、ほぼ、片付きました。年内は、明日、28日で営業を終了します。年始は、1月5日からの営業になります。

  

車検でお預かりです。とりあえず車検取得とエンジンオイル交換でお預かりですが、フロントフォークのオイルシールがダメなので、交換です。

  

朝一で多摩陸事に行き、車検です。いつもと太陽の位置が違って逆光になっています。

最終チェックと試乗です。あまり乗られていないようなので、バッテリーが弱り気味です。補充電しても、あまり状態が良くないです。また、動かしていないせいか、微妙に調子が悪いです。納車可能ですので、よろしくお願いいたします。

2017.12.27 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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毎年ですが、この時期になると油脂類の漏れによる修理が増えます。

  

サーモスタット部周辺からのクーラント漏れで入庫です。チェックするとウォーターポンプの穴からも漏れた跡があるのでオーナーに連絡し、クーラント交換、水漏れ修理、ウォーターポンプオーバーホールの作業を行うことになりました。

  

クーラント自体はエンジンオイル混入は無いので、単純にクーラント漏れ修理のみです。最初に全量抜きですが、いつもドレンボルト、シリンダー横の栓、ラジエター下オンオフバルブ部を外しています。オンオフバルブには、位置決め用のスプリングとボールが入っていますが、今回は、無くなっているので、手持ちのスプリングとボールを入れました。

今回、交換した部品です。ポンプからクーラントが漏れた原因は、メカニカルシール不良ですが、シール部のセラミック部分がヒビがあり、そこから出たようです。修理の際は、外装を外して、修理個所以外もチェックしますが、バッテリー周辺は、外す機会が多く、外した際に配線保護のモールが無くなっていることが多いです。修理の際に追加することが多い部品です。

最終チェックと試乗です。特に問題は無いので、この後、納車になりました。

2017.12.27 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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気が付いたら、今年もあと1週間しかありません。明日は、定休日です。実際、あと3日間ぐらいで今年の仕事は終わりの予定です。

  

先日、点検とクラッチレリーズを修理した車両で、点検結果により追加作業です。ヘッドカバーガスケット前後とサーモスタット周辺のパイプ類交換、ウォーターポンプのオーバーホールをまとめて行いますので、クーラントを全量抜きます。

  

シリンダー横のキャップを外したら、ゴム栓が劣化しているようでクーラントが漏れていました。リザーブタンクも抜きますが、タンクキャップのガスケットが入っていなかったので、追加しました。

  

ヘッドカバーガスケット交換中です。その次にウォーターポンプを分解しました。エンジンオイルとギアオイル交換中です。

今回交換した部品です。最初にクラッチレリーズ交換。キャブレター調整時に、NGK製JR8C交換。点検結果に基づき、フォークオイル交換とダストシール、クリップ、Oリング交換。ヘッドカバーガスケット前後とサーモスタット周辺パイプ類交換。ウォーターポンプOH。プラグコード&キャップ交換。Vブーストコントローラーが壊れてVブーストが全開固定になっていたので、コントローラー交換。後は、エンジンオイルとギアオイル交換です。

最終チェックと試乗です。ほぼ正常に戻りましたが、後は、前後タイヤ交換が必要です。納車可能ですので、よろしくお願いいたします。

2017.12.24 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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先日、先に点検を行った車両の続きです。

  

作業が多いので、12か月点検整備を行います。キャリパーは、パッドの残量はあるので、点検清掃のみです。

  

キャブレターを外して、ツマリの修理です。1気筒分解してみたのですが、予想より酷いので、4気筒とも分解しました。

  

ジェット類が酷いので、新品に交換しますが、最終型の番手ではなくて、フルパワー仕様のジェット類を組みました。チョークのリンクでEリングがなく、すぐに外れるので、該当するサイズのEリングを装着しました。

  

  

フロント&リアブレーキ、クラッチのフルードは3カ所とも交換です。

  

クーラントの全量交換とサーモスタット部の水漏れ修理です。フロントフォークは、オイルを交換し、Oリング、ダストシール、クリップを交換しました。エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル交換中です。

今回、交換した部品です。

最終チェックと試乗です。1気筒死んでいたので、すぐには、本調子にはならないですが、3気筒時よりは力が出ているので、現在のタイヤだとグリップしません。前後タイヤ交換した方が良いと思います。お勧めは、ダンロップ製の純正タイヤです。納車可能ですので、よろしくお願いいたします。

2017.12.24 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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最近、雨が降っていないので、個人的には、助かっています。

  

12か月点検整備と部品交換でお預かりです。外装を外して12か月点検整備から始めます。エアクリーナーは、K&N製ですので、洗浄です。

  

ダイヤフラムは回転も無く平気そうです。クーラントはエンジンオイルの混入、漏れ等ないので、全量交換のみです。スパークプラグは、NGK製JR8Cで、焼けもまあまあなので、点検清掃のみです。

  

キャリパーは、パッドの残量は問題ないので、点検清掃のみです。

  

フロントフォークは外して、オイル交換とオーリンズ製スプリングの交換、ポッシュ製イニシャルアジャスターの取付けです。ダンピングは、以前に加工済みです。今回は、エンジンオイル、ギアオイルの交換です。

  

  

フロント&リアブレーキ、クラッチのフルードは、交換のみです。

 

今回のイニシャルアジャスターは、ボディ、アジャスター部ともシルバーです。いつも通りエアバルブ付です。

 

バッテリーは、現状、電圧、容量とも使えそうですので、補準電のみです。エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。

最終チェックと試乗です。スプリングのレートを上げて、ブレーキがそのままですので、ブレーキ時の沈み方が変わっています。フロントウインカーのポジションリレーは、接触不良でしたので、直しておきました。以前からあるヘッドカバーガスケットからのオイル滲みは、範囲が広くなっていますので、応急処置は無理でした。次回、クーラント交換時に同時交換した方がよいと思います。納車可能ですので、よろしくお願いいたします。

2017.12.24 作業担当 ヤダ(矢田)



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旧型Vmaxの場合、最終型でも生産後10年を超えているものが増えてきました。今回、お預かりした車両も最終型ですが、不動車だった期間があるので、痛んでいる部分があります。

  

コンディションレベルチェックAと油脂類交換でお預かりです。外装を外し、点検から始めます。最終型で実走行距離のようです。エアクリーナーは純正新品でした。

  

ダイヤフラムは、回転も無かったので平気そうです。パイロットスクリュー部の圧入栓が入ったままですので、抜いて点検です。4気筒ともパイロットスクリューは回ったのですが、1番気筒(左後)が反応しません。負圧を見るとズレていましたので、4気筒の負圧の同調を行ってから再度、1番気筒をチェックしましたが、反応がありません。キャブレターのドレンボルトを開けてもガソリンが出てきません。フロート室内には、ガソリンがあるようなので、ドレンボルト部のツマリです。一旦、パイロットスクリューを外してキャブレタクリーナーで掃除してみましたが、スロー系統のつまりは治りませんでしたので、1番気筒はキャブレターの分解清掃が必要です。

  

クーラントへのエンジンオイル混入は無かったのですが、サーモスタット部からクーラントが漏れています。ポンプの穴からもニジミ跡がありますが、ポンプ側は、酷くないようです。

  

ガソリンタンクは、新品に交換されています。キャブレターを外した際、アクセルワイヤーのガイド部が曲がっています。おそらくキャブレターがダメで分解したようで、チョークのリンク部のEリングが無くなっており、チョークを使うと抜けてしまいます。

  

液式バッテリーですが、電圧、容量とも平気そうです。液面も上限まで入っています。エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。

  

リアアクスルシャフトをスイングアームに固定しているボルトがありません。リアブレーキホースもクランプから外れています。

  

バイザーを装着した際に、ホース類の通し方がおかしくなっています。フロントフォークもトップキャップが錆びていたりエアバルブが少しおかしくなっているので、フォークオイルはしばらく交換していないようです。エンジンオイルは入っていますが、レベルが下限ですので、加速時にオイルランプが点灯します。

  

スパークプラグは、NGK製JR8Cです。1番気筒のプラグは、ガソリンが出ていないせいで全く焼けていません。ステムベアリングは、規定トルクより緩かったです。

  

キャリパーは清掃した方が良いと思います。パッドは、まだ残量があります。ローターは、フロント側が若干ゆがんでいると思います。

  

リアサスは、左右とも内側と外側が反対です。バンプラバーはまだありますが、劣化しています。リアバンクのプラグコードは緩んでおり、右側は、抜けかかっています。

リアフェンダー部ですが、過去に外した際に、センターのボルトナットが無く他のボルトナットは上下逆になっています。

  

フルードは、3カ所とも色が違います。クラッチ側は、エンジン側で熱が掛かるので、劣化が早いです。

一応、組み上げて試乗です。車体は、各部緩んでいたので、増し締めを行いました。タイヤは、フロントが新車時の物で摩耗しており10年物、リアは1回交換しており、溝が約半分で5年物です。前後交換した方が良いと思います。エンジンは、1番気筒がほぼガソリンが出ていないので、3気筒状態です。1気筒死んでいると結構遅いです。後ほど、ご連絡致します。よろしくお願いいたします。

2017.12.19 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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今年も残り少なくなりましたが、年内の営業終了日は、まだ、決めておりません。仕事の状況次第になります。年始は、仕事が入りましたので、1月5日からの営業になりました。なんとか今年受けた仕事は、ほぼ今年中に片付きそうです。

  

コンディションレベルチェックパックA(点検、増締、キャブ調整)とクラッチレリーズ修理他でお預かりです。外装を外して点検から始めます。クーラントへのエンジンオイル混入はなさそうですが、量が少ないです。リザーブタンクは、空、本体内も量が減っています。とりあえず水を補充して様子見です。

 

バッテリーは、ゲルバッテリー(駆)でしたので、電圧と容量を点検後、始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧チェックです。充電系は平気そうです。

  

水温計は、振動を与えると動きます。内部の引っ掛かりが 原因です。Vブーストの動きがおかしいので、チェックしたら、全開固定になっていました。メインキーオンでチェックで全開全閉になりますが、この時点で全開固定です。モーターの点検のため、生きている純正Vブーストコントローラーを接続してみました。モーターは、正常機能していましたので、Vブーストコントローラーの内部不良です。

 

過去にガソリンタンクを交換したようですが、現状、内部に錆が出ています。また、ガソリンタンク脱着時に組立間違いがありましたので、修正しておきました。リアフェンダーのグロメットがありません。ステムベアリングは、若干引っ掛かりがありますが、交換レベルではないです。

 

トップキャップですが、エア圧が0でしたので、標準の0.4にしました。錆びがあるので、しばらくフォークオイルは交換していないようです。

  

ブレーキキャリパーは、なぜか汚れ具合が異なりますが、そのままでも平気そうです。ただ、右側フロントキャリパーのパッド抑え板が上下逆です。回転方向に矢印を向けます。修正しておきました。

 

年式としたら、フロントフォークとスタビライザーが交換されています。ただ、フロントフェンダーが前側割れあり、後ろ側傷有りです。

  

フロントフォークですが、オイルは漏れていませんが、ダストシールはヒビがあり、クリップが錆びています。ウォーターポンプは、下側の穴から水が漏れた形跡があり、クーラントが減っている原因だと思います。ただ、現状、ニジミ程度で漏れているレベルではないですが、リザーブタンクのクーラント量は要チェックです。

エンジン側のクラッチレリーズは、フルード漏れの形跡があります。

  

プラグキャップは、新車時からの部品で防水性が低く、4本とも劣化しています。エアクリーナーは、純正ではなく、NTB製です。汚れていましたので、キャブレター調整前に掃除しました。ダイヤフラムは、4気筒とも回転は見られませんので平気そうです。パイロットスクリューですが、圧入栓を抜いてあり、1~3番気筒は、回転し機能していますが、4番が固着しまわりません。機能的には、4番も作動しているようです。

  

ヘッドカバーガスケットは、前後ともオイル滲みがあり、漏れ始めています。スパークプラグは、NGK製JR8Cですが、錆びています。左側2気筒が酷いです。

  

フルードは、クラッチ側が無し、また、フロントブレーキとリアブレーキは、色が異なっています。

  

キャブレター調整前に、最低限足りない部品を装着し、スパークプラグを交換しておきます。クラッチレリーズは、交換し、フルードを入れ替えます。

最低限交換した部品です。クラッチレリーズとスパークプラグです。

試乗チェックです。Vブーストの配線を外してあるのでブースト無しのV型4気筒です。Vブーストバルブを全閉にしてから、キャブレター同調&調整を行いましたので、良い感じです。後ほど、ご連絡致します。

別件で、店頭作業でバッテリー交換中です。

バッテリー端子電圧とヨシムラテンプゲージの表次電圧とは、約0.5ボルトほど違いが出ています。始動後の電圧(ヘッドライト消灯時)も大丈夫そうです。

2017.12.17 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 

 



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本日もハンダごてを握りしめて仕事をしています。今週は、電気関係が多かったです。

  

お預かりしていた持ち込のメーター装着とクロモリ製アクスルシャフト前後セットの交換、シートレール補強ユニットの装着、ナンバープレートホルダーの交換でお預かりです。

クロモリ製アクスルシャフト前後セットは、現在在庫ございませんので、次回生産分までお待ちいただくことになりますが、すぐにはできないと思います。ご希望者が多ければ、早めに作る場合もありますので、ご希望者の方は、メールにて、ご連絡ください。

  

ナンバープレートホルダーは、ボルト&ナット及びショップステッカー付きです。シートレール補強ユニットを装着いたしました。ついでにETCの配線関係もまとめておきました。

最初のバージョンを作ってから約10年ですが、現在の物は、初期バージョンより材質及び形状の見直しをおこない、バージョンアップしています。また、別売りのバックレストが装着できるようにしてあります。

今年、このメーターが好評でした。夏頃から正規輸入元が欠品だったため、並行物で割高になっていました。並行物なので、説明書も英語でした。デモ車2号機は夏前に装着したため、KN企画物でした。

最終チェックと試乗です。グリップヒーターが作動しませんでしたが、前に装着されていたメーターの撤去の際、グリップヒーターのマイナス線を外してしまったようで、新たに配線を作り接続し、起動しました。納車可能ですので、よろしくお願いいたします。

2017.12.16 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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夜の試乗は、やはり寒いです。

  

オーナーが、ご自宅でバッテリー交換後、エンジン不動でレッカー入庫です。火が飛んでいないそうです。電気系なので、バッテリーを充電してから、順次点検していきます。点火系以外は生きており、セルモーターも回ります。ピップアップコイルを点検してから、点火系の配線を見ていきますが、メインハーネスに純正以外の配線がつながっており、ハーネステープも剥がれているので、メインハーネスの点検を行います。中古車の場合、どの時点で弄ったかは不明ですが、メインハーネスの配線が所々おかしいです。一番ダメなのは、通常、配線同士を接続する場合、メインハーネス内部の場合は、カシメですが、被膜を剥いて、裸線を手で捩ってタイラップで縛ってあります。これだと引っ張ると抜けてしまいます。怪しい部分のテープを剥ぎ、余計な配線を外しつつ、手で捩って接続してある部分をハンダ付けしていきます。オーナーからプラグコードとプラグキャップの交換を頼まれていますので、先に交換します。全部接続し終わったら、点火系の配線の導通を点検し、確実に導通があることを確認してから、各部部品を仮接続し、点火するかどうかを確認します。火が飛ぶようですので、エンジンを始動し、再確認です。問題ないようでしたので、メインハーネスにテーピングし、戻していきます。配線関係が終わったら、次は、フロントフォークオイル交換です。ヒビがあったので、ダストシールも交換です。

今回交換した部品です。配線関係が純正でないと、少し面倒です。今回の故障原因は、バッテリー交換時に配線を外しますが、その際、メインハーネスの点火系の配線が導通しなくなったのが原因です。劣化もありますが、ハーネス内部に問題があったようです。

最終チェックと試乗です。問題ないようですので、後ほど、ご連絡致します。

2017.12.13 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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オーナーの方から連絡があり、追加作業です。

  

前述のシルバーの旧型Vmaxの追加作業です。旧タイプのオーリンズ製リアサスが装着されていたのですが、左右ともオイル漏れのため取り外しです。時間がかかりそうなので、一旦ヤマハ純正サス取付しました。旧タイプのオーリンズですが、YA513とYA137の2種類あり、似ていますが、本体からリザーブタンクへのステー部分の形状が違います。リアブレーキキャリパーの取付ボルトが純正だったため、右側のリザーブタンクの裏が削れています。

 

リアブレーキパッド交換です。パッドは純正です。キャリパーを清掃していると、ほぼピストンが固着に近い状態です。ピストンの長さに対して直径が小さい4ポッド等は固着しにくく、直径の大きな2ポッド等は、固着していることが多いです。今回も外側が動きが悪く、内側のみ限度でした。ピストンは回転方向にぴっぱられることとパッドの減り方も回転方向に斜めになり易いので、ピストン自体がキャリパーに対して斜めに引っかかりやすいこともあります。2ポッドの場合は、パッド裏のシムは抜かない方が良いと思います。4ポッドの場合は、ピストンの長さに対して直径が小さいので斜めになりにくく、パッドも均一に押しやすいので、引っ掛かりにくいです。異径4ポッドは回転方向の前後で、ピストンの直径を変え押し方を均一化しているのでパッドの減り方が斜めになりにくいです。いずれにしても定期的なフルード交換は必要です。ピストンの掃除を行うとピストンが劣化したフルードで汚れが付着していることが多いです。

  

クーラント全量抜き中です。サーモスタット部に入っているパイプからラジエターキャプ下のアルミブロックにサーモスタットが閉まっているときの循環用バイパスパイプが接続されていますが、今回、取り回しがおかしくエキパイと接触していたので、クーラントを抜き、ラジエターを外して修正しました。通常は、フレームとラジエターの間を通るのですが、無理やりフレームとエンジンの間を通してあったので、エキパイに接触していました。修正しようと思ったのですが、どうもうまくいかないので、よく見たら、パイプが上下逆でした。純正のパイプ類は、形や曲げが成形されているので、上下逆だとうまく収まりません。

最終チェックと試乗です。サーモスタット部のオンオフバルブのOリングを交換し、サーモスタットを機能するようにしたので、水温の暖まりが早いです。とりあえずリアサスを純正に交換してあるので、納車可能です。よろしくお願いいたします。

2017.12.10 作業担当 ヤダ(矢田)



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仕事をしていると、なぜか同じような作業が続くことがあります。全く別のオーナーの方なので、不思議ですが、よくあります。

  

コンディションレベルチェックパックAとクロモリ製アクスルシャフト前後セット交換、シートレール補強ユニット装着、Vブースト3000回転切替スイッチ装着等でお預かりです。外装を外して点検から行います。リアフェンダー周りの取付けが少しいおかしいのとグロメットがないので、補強ユニットの取付けと同時に直していきます。

  

クーラントはエンジンオイル混入や漏れ等はなさそうです。エアクリーナーはK&N製です。汚れているので、キャブレター調整前に洗浄です。水抜き穴のスポンジがないので、装着しておきます。

  

ダイヤフラムは、1番気筒が回転していましたので、応急処置しました。他の3気筒は回転は見られませんでした。ただ、ダイヤフラムのゴムの部分がキャブレターボディに接着されていました。はめにくいからといって接着はダメです。冷却水のパイプで、サーモスタットが閉まっている場合に流れる配管があるのですが、通し位置が違っています。直すには、冷却水を交換する必要があるので、ここは保留です。プラグコードとキャップがNGK製ですが、防水性が無くゴミも入ります。

 

バッテリーの点検ですが、秋月電子扱いのバッテリーでしたので、とりあえず、電圧、容量を測定しました。一応、平気そうです。

  

キャリパーは、要清掃です。リアブレーキのパッドの残りが少ないです。

  

リアブレーキホースですが、過去にバックステップが付いていたような感じで、ホースが長く、また、エキパイのカバーに接触していたので、応急処置しておきました。オーリンズのリアサスは、左右ともオイル漏れしています。また、右側は、キャリパーのボルトを交換していないのでリザーブタンクが削れています。

  

フルードは、最近の交換ではなさそうなので、劣化が見られます。

 

スパークプラグ(NGK製DPR8EA9)は、錆があり、焼けもバラついているので、キャブレター調整前に、NGK製JR8Cに交換しました。

 

フロントフォークのエア圧が0でしたので、標準の0.4にしておきましたが、高さが左右で違いましたので、揃えました。

 

アクスルシャフトを純正からクロモリ製に交換しました。

 

ガソリンタンクを交換したらしく、各部が緩んでいましたが、フレームの組み立て部のボルトワッシャーがありませんでした。

 

冷却系ですが、サーモスタット部のオンオフバルブがオンの位置になっています。オンの位置だとバルブが開いていますので、サーモスタットが閉まっていてもラジエターが作動しています。冬場は、冷えすぎになりますので、注意が必要です。電動ファンのサーモスイッチがカワサキ用なので、作動温度が違い、98℃で回ります。夏場だと作動している時間が長いので、バッテリーに負担がかかります。

一旦、チェックで試乗です。

  

今回、交換した部品です。グリップエンドは社外品でしたので、グリップのみ交換しました。ハンドルはそのままですが、握る位置が少し広がったので、操作しやすいと思います。Vブースト3000回転切り替えスイッチは、ハンドルポストの左側に装着しました。

最終チェックと試乗です。一応、打ち合わせの作業を行いました。車体周りは、クロモリ製アクスルシャフト前後セットと増し締め、シートレール補強ユニットを装着しましたので、お預かり前より、カッチリとした状態です。キャブレターもスリップオンマフラーに合わせて、同調及び調整しましたので、スムーズになりました。これまでは、少し濃い目だったようです。一旦作業終了していますので、ご連絡ください。よろしくお願いいたします。

2017.12.09 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 

 



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最近、寒暖の差が激しく、昨日の夜や、今朝の日陰などは、路面が凍結している場所がありました。

  

コンディションレベルチェックパックA(点検、車体増し締め、キャブレター調整)と修理でお預かりです。外装を外して点検から始めます。クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等はないです。

 

バッテリーは、ゲル状MFバッテリーですが、弱り気味で、セルモーターの回転が弱く、エンジンが暖まって負荷がかかった状態だと、エンジンが始動できない場合があるので、後で交換します。

  

フロントフォークオイルは漏れていませんが、ダストシールがひび割れ、クリップが錆びています。トップキャップも錆びているので、しばらくフォークオイルを交換していないようです。

エンジン下側が、オイルで汚れており、クラッチレリーズもおかしくなっているようです。

  

キャリパーは、要清掃です。

  

フルードはメーカー不明ですが、綺麗ではないようです。

  

プラグキャップが社外品なので、防水性が無く、ゴミや石が入ったりします。スパークプラグは、NGK製の純正(DPR8EA9)ですが、錆びていることと、焼けがバラついていますので、後ほどNGK製JR8Cに交換です。

  

リアショックは、ホワイトパワー製ですが、バンプラバーが劣化しているので、オーバーホールに出した方が良さそうです。リザーブタンク付きなので、リアブレーキキャリパーの上側の取付ボルトは交換した方が良いと思います。キャリパーのブリードボルトは、キャップがなく錆びてもいるので、フルード交換時に、交換か清掃した方が良さそうです。

  

エアクリーナーはK&N製ですが、汚れているので、後ほど、洗浄です。ダイヤフラムの回転や分解はなく、まだ平気そうです。

ステムベアリングに少し引っ掛かりがあり、交換するほどではないのですが、スムーズではないので、調整しました。

一旦、チェックで試乗です。

  

リザーブスイッチでオンの位置でガス欠になる場合があるというので、スイッチ、ランプ、ポンプ、リレー等を点検しましたが、現時点では正常作動していました。

  

エンジンが暖まっていて、負荷がかかるとエンジン始動困難な場合になったので、セルモーターの点検で新品バッテリーを接続してみました。新品バッテリーだとセルモーターは回転するので、バッテリーがダメなようです。エンジンオイル、オイルフィルター、ギアおオイル交換中です。スタータークラッチが怪しいので、外してみました。

破損してはいませんでしたが、ボルトは2本緩んでおり、ガタが出てましたので、新品交換しました。

  

エンジン左側を開けているので、同時に、クラッチレリーズ、プッシュロッドのオイルシール、シフトシャフトのオイルシールも交換しました。

  

クーラントを全量交換、バッテリーをゲルバッテリー(駆)に交換、フロントフォークはオイル、Oリング、ダストシール、クリップ交換です。

最終チェックと試乗です。作業を行った個所は問題無く、キャブレターもスリップオンマフラーに合わせて調整したので、スムーズになったのですが、リザーブスイッチでオンの位置でガス欠になる症状が出ました。

 

再度配線等を点検しましたが、ポンプリレーの内部で接触がおかしいようです。新品は、結構高いので、生きている中古に交換し、しばらく様子見になります。今回、交換した部品です。(バッテリーの写真忘れました。)

最終チェックと試乗です。今回は、各部の症状が出たりでなかったりした箇所がいくつかあったので、点検に手間取りました。完全に壊れた状態でない場合、なかなか判断が難しいです。とりあえず作業終了しましたので、納車可能です。よろしくお願いいたします。

2017.12.09 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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最近忙しくデモ車2号機に触っている時間が無く、なかなか進みません。

  

とりあえずリアサスを標準設定に戻してから、少しいじったので状況確認で試乗しました。また、装着している時間が無いのですが、テスト用に部品を2点ほど買いました。デモ車1号機、2号機の2台ともヘッドライトがH4バルブで、いつも使っているのがスタンレー製レイブリックブランドのH4バルブのレーシングクリアです。そのレイブリックブランドでLEDバルブが発売されており、テストで2号車に付けるために買ってみました。安くはなかったのですが、使ってみて良ければと思います。また、2号車は、2001年のアメリカ仕様ベースで、エンジンは純正、キャブレター周りは、1号機と同仕様で、セッティング等も同じにしてみたのですが、1号車の国内仕様ベースと比べると、火花が弱いので、水温が上がった際に失火が発生しました。イグナイターを逆車用から国内仕様用に変更すれば、解決するのですが、スピードメーターを交換していることもあり、前から気にはなっていたASウオタニ製のSP2フルパワーキットを買ってみました。昔は、逆車と国内仕様用の2種類があったのですが、現在は逆車用のみの販売です。装着してみて1号機の国内仕様純正イグナイターと比べてみたいと思っています。

一応、2号機の外観は、完成したので、参考にした他車種を載せておきます。2号機のコンセプトは、軽量コンパクトです。

出典:ミスターバイク

旧型Vmaxの発売当時、ヤマハが製作したと記載のあったドラッグ仕様です。フロント周りは、FZ750用で16インチ化、最小限の外装になっています。

出典:インターネット検索

参考にしたのが、ハーレーやホンダのCB1100のショーモデル、TZ750のダートトラックレーサーといったところです。

個人的には、まあまあイメージ通りになったかなとは思っています。次は、中身のセットアップに入りたいと思います。

2017.12.03 作業担当 ヤダ(矢田) 



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最終型でも生産終了から10年になりますので、それ以前の車両を含め、整備を行うと同時に作業箇所の周辺のゴム類を交換することが増えました。

  

車検と整備でお預かりです。2001年モデルになります。エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル交換中です。クーラントを点検したら、エンジンオイルが混入し始めていて、ラジエターキャップに白濁したオイルが付き、リザーブタンクにもオイルが浮いていました。後ほど修理です。

  

エアクリーナーは、K&N製ですので洗浄です。ダイヤフラムは、回転も見られないので、平気そうです。スパークプラグは、NGK製JR8Cです。バッテリーが古いので、若干点火が弱いようです。点検清掃のみです。

  

キャリパーは、点検清掃のみですが、フロントは、ピストンが固着気味、リアはピストン固着がありましたので、調整済みです。フロントブレーキですが、ブレーキローターが摩耗しており、当然ですが、パッドも摩耗した形に減っています。キャリパーを外した際は、摩耗した形にキャリパーとパッドの位置をうまく合わせないと効きが悪くなったり、異音が出たりします。また、ピストンが固着または固着気味で軽く動かないと本来パッドを押す圧力がピストンを動かす部分に食われてしまい、ブレーキタッチが悪化します。キャリパーの掃除は重要です。

  

  

フルードは、フロント&リアブレーキ、クラッチとも交換です。クラッチは、エンジン側のレリーズ部からのフルードニジミが疑わしいのでフルードが減るようだと要修理です。リアブレーキの交換後の写真忘れました。フロントフォークオイル交換中です。

バッテリーは、ゲルバッテリー(駆)ですが、装着後丸4年になるので、負荷が掛かるとやはり性能が低下します。今回、新品に交換しました。

 

新品交換後、エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は、平気そうです。

  

クーラントを全抜き後、エンジンオイル混入修理のため、セパレーター修理です。セパレーターを外す際に、硬化してヒビ割れもあったゴム類を交換しました。キャブレタージョイントを締めているバンド8本中1本が締めすぎでネジ山がダメになっていたので交換しました。

  

グリップも劣化していたので、オーナーの希望によりグリップとグリップエンドを交換しました。ハンドルは未交換ですが、グリップの位置が少し外側になるので、握りやすくなります。

車検は、多摩陸事に行きました。

最終チェックと試乗です。とりあえず問題はありませんが、クラッチレリーズのフルード滲みとケースカバーのエンジンオイル滲みは酷くなったら、修理が必要ですので、要注意です。本日納車になりました。

2017.12.01 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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