ヤマハ専門に、30年間2輪業界に在籍、主にVmaxの整備中心です。意見感想は、個人主観です。連絡先はカテゴリに有ります。
PrivateFactory ベイカーズストリート V-max Garagename Right-arm ライトアーム


★2014年2月20日付で、VMG大原は、退職いたしました。

★勤務先:Right-arm 
ホームページアドレス:http://www.right-arm.jp/←※クリックでホームページ出ます。
 〒202−0014 東京都西東京市富士町5−1−17 ←※クリックで地図出ます。
 ℡:042−497−6758 
お電話を頂く場合は、営業日の営業時間内でお願いいたします。

 定休日 毎週月曜日 営業時間:AM11:00〜PM20:00
※月曜日が祝日の場合、定休日は、火曜日に振替になります。

 作業担当 ヤダ マサオ(矢田 正夫)

★オリジナルパーツ発売中  ★Vmaxデモ車製作日記  ★質問コーナー
 
★Vmaxデモ車仕様諸元  ★新製品企画募集中  ★ユーザーズレビュー
 ★質問コーナー2  ★車検費用及び工賃について  ★質問コーナー3





本日(12月29日(日))年内の営業を終了いたしました。来年の営業開始は、1月4日(土)になります。ヤフオクも出品しておりません。今年もみなさんには、お世話になりました。年末年始は、慌ただしいので、事故と違反に注意して、良いお年をお迎えください。よろしくお願いいたします。

2019.21.29 ヤダ



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プライベートでバイクを触り始めてから結構立ちます。個人的には、外観はノーマルで、中身の性能を上げたものが好きです。仕事の場合は、お客さんの趣味は否定しませんので、危険だったり、明らかに違反の場合を除いては、受付しています。逆に色々な車両を試乗するので、新たな発見もあり面白いです。個人的に業界に入ってそこそこの期間になり、色々な、ブームも経験し、最近、疑問に思うことがあります。ただ疑問というだけで、答えは無いと思います。車もバイクも新車販売が先にありますが、だんだん人気が落ちてきて、モデルチェンジ等もあり、販売終了し、旧車になっていくわけですが、現在、高額になっている旧車でも、人気が無くただの中古で安かった時期もありました。色々な車種を見てきましたが、旧車で名車と言われる車種の場合、現在所有されている方は、3種類ぐらいに大きくわかれると思います。オリジナルコンディションで維持、当時風にカスタム、最新部品を使用してカスタムになるかと思います。人気旧車で色々見ますがどのタイプも魅力があると思います。なかなか難しいですが、結果的には、オーナー次第ですので、他人が決めることではないですが。街中でバイク乗りを見かけるたびに思うことは、格好いいか悪いかしかないですが、時々違和感を覚えることがあり、気が付いたことは、車両とウェアがあっていない場合があると思いました。オリジナルの状態の旧車に、最新バイク用ウェアの組み合わせは、個人的にかなり違和感があります。自分の場合は、つなぎで乗ることが多いので、何とも言えません。

  

ゲイルスピードの前後ホイール交換とそれに伴う部品交換、リアホイールのセンター出し、ノーマルスイングアームの溶接補強、スイングアームとギアケースのペイントでお預かりです。ペイントに出しますので、ギアケースのオイルを抜いておきます。

  

ホイール関係の作業の場合は、基本的にタイヤが付いた状態でお持込頂いております。フロントホイール交換は、特に加工が無いので、フロントフェンダー高さ位置調整、ブレーキローター移植、メーターギア周りの部品装着のみです。リアホイール関係はいつも通り加工し、ペイントは車体に合わせてツヤ有黒でペイントです。スイングアームは、加工し、溶接をしますので、今回は、スイングアーム補強も同時施工です。

 

今回外した部品類です。サイドスタンド、メーターギア、トルクロッド等は交換、ブレーキローター用ボルトは、純正新品が18本です。シフトリンク周りは、ゴムブーツが破れていたので、2個交換し、グリスアップです。

 

最終チェックと試乗です。特に問題も無く、普通に走れます。純正は、メーカ品ですので、基本的に普通に乗れますが、カスタム車両は、部品の組み合わせ等もあり、乗りにくくなっていることが多いです。乗りにくいことと、乗りこなしにくいことは違い、乗りにくい車両は、誰が乗っても、長く乗っても乗りにくいので、普通に走れません。普通に走れるの意味ですが、バイクは、機械的に正常で、乗ることに集中できるという意味です。乗りこなしにくいというのは、性能が発揮できる条件の範囲が狭く、おいしい所がピンポイント的といった意味です。難しいのが、乗りやすいだけのバイクは、万人受けするが面白味が少なく飽きるのも早いといったところです。話が少しズレましたが、無事納車になりました。

2019.12.21 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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毎日のように旧型Vmaxの修理を行っていますが、さすがに1980年代の車両は製造後30年を経過しているので、メンテナンスの状況でピンキリです。古くてもオーナーが丁寧に扱い、メンテナンスを続けている車両は、年式を感じさせないものも多いです。逆に年式が新しくても、車両にあったメンテナンスを行っていないか、純正部品より質も悪い社外品を使用している場合は、車両の状況が酷いものがあります。

  

スパークプラグがカブり易いということでお預かりですが、初めて触る車両なので、コンディションレベルチェックパックで作業を行います。外装を外して点検していいます。過去のキャブレター脱着時にワイヤーステーが曲がっています。

  

ワイヤーの取り回しも少しおかしいです。タイヤ交換時だと思いますが、ベアリングカバーが曲がっています。

  

サーモスタットカバーとラジエターとの接続ホースからクーラント漏れています。ラジエターのドレンコックもオンの位置で閉まっていません。

  

エアクリーナーは、ヤマハ純正ですが、汚れており、スポンジも劣化しているので、要交換です。ダイヤフラムは、回転や作動不良はないので、平気そうです。

  

ブレーキパッドは、残量はありますが、清掃した方が良いです。

  

リアブレーキキャリパーもパッドはありますが、清掃した方が良いです。ギアケースからオイルが漏れています。おそらくドライブシャフト接続部のオイルシールが劣化していると思います。

  

リアサスで、オイル漏れは無いですが、バンプラバーがなくなっています。

  

マフラーは、スーパートラップのインターナルディスクタイプのサイレンサーで、スリップオンタイプです。排気音が大きいので、グラスウールが劣化しているか、無くなっていると思われます。ただ、排気圧力があまりに弱いので、見てみるとディスク板が、1~2枚しか無いようで、抜けがめちゃくちゃ悪いです。ちなみにスーパートラップの最初の成り立ちは、アメリカのオーバルトラックの競技だったと思います。通常のメガホンタイプのマフラーのエンド部分にディスクを装着し、速度を出している状態でのマフラーの周囲を流れる空気で負圧を発生させ、排気を引っ張りだす効果を狙った仕組みだったと思います。ですので、速度を出していない状態(マフラーの周囲に空気の流れがない場合)や、ディスク板が直接外に出ていない状態は、本来の仕組みでは無いため、性能が発揮でき無い様に思います。

  

現状で、オイル漏れは無いですが、錆びが発生しています。

  

ガソリンタンクの内部も錆が発生しています。クーラントのリザーブタンクは空でした。

  

ラジエターキャップやその周辺に、オイル分は、付着していないので、エンジンオイル混入は無さそうですが、上から見てもクーラントが見えません。仮に水を足してみましたが、やはりサーモスタット周辺から漏れました。今回の趣旨ではないので、液状ガスケットで応急処置で漏れを留めました。また漏れると思います。要修理です。

  

フルードは、新しくも無いので、交換した方が良いです。クラッチ側のフルード漏れは無いようです。

  

リアブレーキ側のリザーブタンクですが、フタが固すぎて壊れそうなので、開けるのを断念しました。スパークプラグは、左側(1番2番)は焼けていますが、右側(3番4番)はカブリ気味です、ただ、キャブレターの同調も合っていませんが、エアクリーナーが詰まっているのとマフラーの排気ができていないので、焼け方の判断については微妙です。

  

秋月電子扱いのバッテリーが装着されています。エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は、平気そうです。

 

最終チェックと試乗です。とりあえず壊れてはいませんが、各消耗部品が劣化しており、メンテナンス状態もよくないです。プラグのカブリについては、エアクリーナー新品に交換し、マフラーを最低限、中古純正マフラーにすれば、かなり改善すると思います。無事納車になりました。

2019.12.21 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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最初に働いた事務所から考えると8か所の会社で働きましたが、そのうち5カ所は、現在、会社自体が無くなっており、1カ所は社長(店長)が変わっており、昔の職場の状況では無くなっております。2カ所は、比較的大きな会社でしたので、現在も存続しております。社会の流れの中で、無くなっていく職種や、商品も多く、バイク業界も無くなりはしないが発展も難しいようです。とりあえず、現在は個人で営業ですので、体が動いて、仕事ができる間は、頑張ろうと思っています。整備という職種については、30年以上行っているので、生涯一整備士ではないかと思います。

  

前勤務先からの見ている車両で、去年は、車検でしたので、今年は、12か月点検でお預かりです。エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル交換中です。

  

エアクリーナーは、K&N製ですので、洗浄です。ダイヤフラムは回転や作動不良は無いので、平気そうです。

  

クーラントは、今回交換無しですので、点検のみです。

  

バッテリーは、去年交換しているので、補充電と、エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧測定のみです。充電系は平気そうです。

  

 

キャリパーは、点検清掃のみです。

  

3気筒になっていますので、キャブレター点検と、スパークプラグは、NGK製JR8Cでしたが、1本失火しており、距離も使っていたので、今回は、新品交換です。

  

  

  

フルードは、フロント&リアブレーキ、クラッチの3カ所とも交換です。

 

今回、交換した部品です。

 

最終チェックと試乗です。エンジンの調子も戻り、その他も特に問題は無いので、調子は良いです。無事納車になりました。

2019.12.21 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 

 

 



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毎日のように、お客さんの車両を試乗していますが、同じ旧型Vmaxとはいえ、オーナーによって千差万別の状況になっていますので、試乗の際は気を使います。とは言え、チェックもしなければいけないので、加速減速旋回は、行ってみます。

  

今回は、主にフロント周りの部品交換でお預かりです。エンジンオイルオイルフィルター交換中です。

  

お客様お持込のステムキットを黒に再アルマイトして装着です。以前に製作したステムキットで初期ロットです。赤の個人車と同じ部品です。交換の際は、上下ステムベアリングも新品にします。

 

今回交換した部品類です。インナーチューブに点錆があり、オイルシールが破損したこともあったので、今回、新品インナーチューブに交換です。スライドメタル類も新品にしました。

 

最終チェックと試乗です。今回作業箇所については、特に問題はありませんが、同じ車種でも部品の選択や、ポジションの違いで印象が違います。オーナーによってベストな状態が違いますので、なかなか難しいです。無事納車になりました。

2019.12.21 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 



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毎日作業を行っていますが、お客様の年間スケジュールにより、同じ時期に同じ車両の作業を行っていることもあります。

 

写真を取り忘れたので、お客様の写真をお借りしました。旧型Vmaxのオーナーの方ですが、毎年、ヤマハメイト80で北海道に行き、年越しをされるので、メイト80の仕事が入ると、今年も終わりかなといつも思います。今回は、先に整備や、作業を行ってあったので、北海道向けの作業のみでした。今頃、雪道を走行していると思います。

2019.12.26 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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毎月、新規のお客さんがご来店されます。他のショップで修理を断られたとか、修理に出したが治っていない等のケースが多いです。旧型Vmaxの場合、1985年発売ですので、旧車の域に達していると思いますし、最近の整備士さんは、インジェクションをメインで習いますので、キャブレターになれていないとか、エラーコードの利用ができないので、面倒とかもあると思います。ただ、機械部分はそれほど変わっているわけでは無いですし、バイクの場合、ほぼガソリンエンジンでタイヤが2個(3輪等もありますが)で後輪駆動ですので、各メーカーの作り方以外は、使っている部品も似たようなものです。他店修理車両を再修理する場合も多いですが、基本的な作業ができていないケースも多く、この先、業界として大丈夫なのだろうかと思います。

  

千葉の方で、キャブレターの同調作業をご希望でしたが、初めて触る車両でしたので、コンディションレベルチェックパックとシートレール補強ユニット装着でお預かりです。

  

  

お預かり時に車高が低いので、前後タイヤとフロントフォークのエア圧の点検から始めました。エア圧が低いと接地面が平らに広くなるので、偏摩耗になりますし、接地面が広いと摩擦抵抗が増えるので、押し歩きも重く、加速も悪化します。また、車高も下がり下回りが接触しやすくなるので、各部空気圧は、規定値を保った方が良いです。

  

アクセルホルダ-スッチボックスとワイヤーが社外品ですが、ワイヤーの取り回しがあまり良くなくアクセルの戻りが悪いので、多少修正しましたが、ハンドル周りが純正では無いので直しきれていません。ステムベアリングのカバーが曲がっていましたが、タイヤ交換を行う際に、ここにロープ(ベルト)を掛けて釣り上げるとなり易いので注意が必要です。(修正済みです。)

  

キャブレターがゴムのジョイントに刺さっていません。乗っているだけです。また、2番(左前)のドレンボルトからガソリン漏れです。(Oリング劣化)

  

エアクリーナーは、ヤマハ純正ですが、汚れとスポンジ劣化があります。交換した方が良いです。ダイヤフラムは、回転や作動不良は無いので、平気そうです。

  

  

キャリパーとホース類は、点検のみです。Vブーストジョイントのバンドは、締めすぎなことが多く、ゴムジョイントが切れやすいので、締め過ぎないことが重要です。

  

ウォーターポンプの下側の穴からエンジンオイルが出ています。ラジエター下部のバルブが閉まっていませんので、常時ラジエターが作動しています。暖気が遅くなり、冬場は冷えすぎになります。この状態だとサーモスタットはショートカットされ、クーラントが流れます。

  

クーラントの量は、少し多めで、問題は無いですが、リザーブタンクとラジエターキャップ裏にエンジンオイルが付き始めていますので、酷くなる前に修理した方が良いです。

  

リアサスの関しては、汎用品のようなので、なんとも言えませんが、オイルは漏れてはいません。

  

フロントブレーキとクラッチのマスターを社外品に交換する方は、多いですが、車体側のキャリパーやクラッチレリーズとマスター側のピストン径の組み合わせを適合させないと不具合が発生することがあります。旧型Vmaxはクラッチレリーズのピストン径が大きいので、クラッチ側のピストン径は、横型換算で8/5インチ(15.875mm)になります。ピストン径が小さいと必要フルード量に対してストロークが長くなるので、レバーを握ってもクラッチが切れきれない場合があります。

  

フルードは、交換時期が不明ですが、新しくは無いです。クラッチ側は、エンジン側で熱がかかりやすいので、劣化が早いです。キャブレターを正常位置に戻す作業(ジョイントに押し込む)中ですが、右の2個のキャブレター(3番4番)は、フロート室の蓋が逆で、エアベントチューブの向きが違います。向きが違うとエアクリーナーボックスの下側に収まりが悪いです。

  

フロントフォークは、ダストシールにヒビがあることとトップキャップが錆びているので、しばらくフォークオイルを交換していないようです。

 

バッテリーの電圧と容量です。

  

少し補充電しました。エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。

  

シートレール補強ユニットを装着しました。リアフェンダーが社外品でしたので、配線加工と取付部の加工を行いました。リアフェンダーが社外品の場合、取り付けが無理な場合と、加工して取り付けができる場合があります。

  

スパークプラグですが、デンソー製のイリジウムが付いています。左から4番、3番、1番、2番のプラグですが、3番4番の燃焼状況が悪いようです。右の写真は今回交換した部品です。補強ユニットのボルトと交換した純正ボルト、キャブレター(2番)のドレンボルトのOリングです。

 

最終チェックと試乗です。今回、メイン作業のキャブレター同調ですが、お預かり前に他店でキャブレターの脱着、分解を行っており、キャブレターの装着状態とアクセルワイヤーの取り回しが悪かったことは、先に修正してキャブレターの点検調整&同調を行いました。マフラーがスリップオンで、エキパイの長さの違いにより前後気筒の排圧が違いますので、合わせましたが、キャブレター内部の組み立て状態が良くないのか、少し調子が微妙です。ただ、お預かり時よりは、状況は改善しております。無事納車になりました。

2019.12.28 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 

 

 



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今年も残り3日になってしまいました。最近、1年が早いです。修理でお預かりしていた車両を本日すべて納車したので、今年の修理作業は終了です。明日の年内最終営業日は、時間が無くてできなかった片づけをします。

  

ユーザー車検を行っているお客さんから点検整備でお預かりです。最初に各部点検から始めます。12か月点検整備及び修理の予定です。

  

リザーブが空です。ラジエターキャップを開けてもクーラントが見えません。

  

ヘッドカバーガスケットからオイル漏れです。サーモスタット周辺からクーラントが漏れています。

  

ウォーターポンプの下側の穴から、エンジンオイルとクーラントの両方が出ています。ギアケースは、ドレンボルト周辺からオイルが滲んでいるようです。

  

エアクリーナーはヤマハ純正です。今回は、点検清掃のみです。ダイヤフラムは回転や作動不良は無いので、平気そうです。

  

最近、故障の多いVブーストコントローラーですが、今回は、別パターンでメインキーオン時のチェック時は、作動しないのですが、エンジンを始動し、6000回転からは作動します。ちなみに最後の試乗時に何回かVブーストを作動させていたら、内部の接触不良が改善したのか、試乗後メインキーオン時に作動するようになっていました。作業を始めます。エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル交換中です。初期の頃は、オイルフィルターのカバーがマグネシウム製です。

  

スパークプラグは、NGK製JR8Cでしたが、今回は、新品交換します。左に転倒された時にグリップエンドも当たっておりその際にボルトが緩んで抜けたようです。手持ちのキャップボルトだと頭が大きく入りませんでした。ちなみにこのタイプのグリップエンドは、廃番です。

  

バッテリーを新品交換しましたので、点検です。エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。

  

ヘッドカバーガスケット交換と水回りの修理を同時に行います。先にヘッドカバーガスケット交換中です。

 

ヘッドカバーガスケットと配管類を戻して、次にウォーターポンプオーバーホールです。

  

 

キャリパーは、点検清掃ですが、フロントは同時にブレーキパッド交換です。

  

クラッチフルードは、少し減っていましたが、前回交換時期が不明で、レリーズ側からの漏れは現時点で無いようなので、少しづつ滲んだか、マスターに傷があるので、マスター側から出た可能性もあります。とりあえずフルードを交換し様子見です。

  

ブレーキパッドが減っていたせいで、フルードに少しエアが噛んでいましたが、ブレーキパッドを先に交換しフルードの液面を戻してから新品交換です。

  

リアについては、ピストンを押し戻した際の流動性が悪かったので、新品交換し、様子見です。

 

今回交換した部品類です。水回りは、大体の部品を交換しました。

 

最終チェックと試乗です。古い年式の車両でもメンテナンスを行うと、それほどそん色なく走行できるので、性能維持のためには、整備は重要です。無事納車になりました。

2019.12.28 作業担当 ヤダ

 

 

 

 

 

 

 

 



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旧型Vmaxのお客さんだと、所有歴がかなり長い人も多く、大事にされていて、きれいな場合が多いですが、やはり経年劣化は避けられない問題です。機械部分は、摩耗や錆が無ければ、それほど劣化は無いですが、電気系は要注意です。

  

各部部品交換でお預かりです。初年度登録1991年式ですが、年々きれいになっています。部品交換を行ったり、ペイントを行っているためです。ただ、消耗部品や、電気系は劣化があるので、今回は、劣化している部品を交換していきます。フロントフォークは、インナーチューブが、摩耗し細くなってきているので、新品にすることになりました。

  

前後ヘッドカバーをペイントした部品に交換するため、クーラントを抜きます。

  

油温計が作動しなくなりましたが、配線抜けでした。車用なので、メーター裏側の配線カプラー部にロックが無く、引っ張ると抜けてしまいます。メインハーネスを新品交換です。やはり製造から29年近くたっているので、配線の被膜が固くなり割れてきています。逆車の場合は、1990年式以降は最終型まで変更がないので、新品部品が出る間に交換することにしました。

  

一応、配線接続後、各部点検し、充電系点検です。レギュレーターは、ホンダ純正部品の流用のようです。

  

クラッチの切れが時々思わしくないとのことと、中古で1年落ちで購入してからほぼ無交換らしいので、クラッチ板全交換です。スライドの溝の部分に段付きがあるので、若干影響があると思います。クラッチ板も古いタイプでした。

 

今回交換した部品類です。やはりメインハーネスが新品だと、電気系の調子が良いように思います。

 

最終チェックと試乗です。故障の修理ではなく、劣化部品交換なので、交換した関係個所については状態が良くなったと思います。問題は特にありませんので、無事納車になりました。

2019.11.16 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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時々、予期せぬ事態が発生することがあります。修理は担当しますが、日常の使用については、オーナー様次第なので、なかなか難しいです。

  

2番シリンダーのヘッド部からクーラント漏れでレッカー入庫です。この車両は、現オーナー様で2人目の所有になりますが、新車時から見ています。現在、走行距離が約14万キロです。

  

最初、パイプ自体に劣化かと思いましたが、クーラントを見るとエンジンオイルが混じっていました。以前にセパレーター部を修理したことがあるので、劣化が早すぎると思いながら分解してみました。

  

この車両だけ、ゴム類の劣化が想定外にひどいので、どうしたものかと思いましたが、とりあえずクーラント通路関係のゴム類を交換しましたが、Vブーストジョイントも見たことが無いぐらい劣化していました。セパレーター部もブローバイガスの部屋の周辺の劣化が酷いことと、Vブーストジョイント部は、エアクリーナーボックスに循環したブローバイガスかガソリンしか原因が考えづらく、ゴム類が縮んでいました。いずれにしても最終型ですが、途中で交換していないので、ゴム類は、14万キロ使用していた部分が多く、今回新品に交換し、入れていたガソリンスタンドを変更してもらい、しばらく様子見です。

  

Vブーストジョイント部ですが、切れていたり、伸びていたものはよく見ますが、縮んでいるものは、初めてみました。オーナー様もほぼ毎日乗っていた車両なので、放置車両ではありません。常にガソリンで濡れている部分です。

 

最終チェックと試乗です。とりあえずパイプ類新品で、クーラント通路を洗浄し、クーラントも新品なので、様子見です。無事納車になりました。

2019.11.19 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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毎日、旧型Vmaxの修理をしていることが多いですが、最近、ホイールを交換している車両がなんとなく多いような気がします。ボルトオンのゲイルスピード等のホイールであれば、とりあえず装着するだけでしたら、ボルトオンですが、他車種純正部品流用加工は、大変だと思います。

  

オーリンズ製フロントフォークスプリングのお持ち込交換とETC(中古)をお持込で装着作業でお預かりです。作業の前に外装を外しますが、キャブレターのワイヤーステーが曲がっていたので修正しました。

  

フォークオイル交換とスプリング入れ替えで考えていましたが、オイルシールが劣化しオイルが漏れていたので、オイルシール交換になりました。

  

ETCの装着に際して、配線類も作業しますが、リアバンクのプラグコードが緩んでいましたので、修正しました。

  

マフラーのエンブレムは両面テープでしたが、劣化していたので、張替ました。

  

リアフェンダー部で、テールランプを交換する際に、プラスチックのカバーを外すことが多いと思いますが、外してしまうとフェンダーと鉄板の距離が変わるので、フェンダー部が割れている音が多く今回も片方修正です。再組立ての際に、ワッシャーを追加しました。

  

ETC本体は、定番になっていますが、エアクリーナーボックスの後ろ側に装着しました。インジケーターは、ハンドルポストの左側裏に貼り付け、アンテナは、スピードメーター前方に貼り付けました。

 

  

途中でグリップ交換が追加になりましたが、昔から使っていたバーエンドが廃番になりましたので、納車の際にオーナー様に好きな部品をお持込で装着しました。

 

今回、交換した部品類です。

 

最終チェックと試乗です。今回作業部分は、特に問題はありませんでしたので、無事納車になりました。

2019.11.21 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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昔からバイクの修理をしていて思うことは、人気の無いバイクや、販売が終わったバイクの社外部品は、入手が難しいことです。絶版旧車でも人気車は、部品を入手できる可能性がありますが、部品屋さんも商売ですので、販売数が減少してくれば、どこかのタイミングで生産をやめ、在庫限りで廃番になります。最近、旧型Vmaxの社外部品が徐々に減ってきています。無ければ作ればよいのでしょうが、やはり高くつきます。

  

冬季は、凍結や、雪で乗れなくなるので、毎年この時期にメンテナンスを行い、ガレージに冬眠になります。12か月点検整備でお預かりです。エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル交換中です。

  

気温が下がってくるとタイヤの内圧も下がるので、要注意です。内圧が下がったまま高速走行は危険です。

  

エアクリーナーは、K&N製ですので、洗浄です。ダイヤフラムは、回転や作動不良は無いので、平気そうです。

  

クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等は無いので、全量交換のみです。

  

クーラント交換後、フロントフォークオイル交換中です。

  

  

  

フルードは、フロント&リアブレーキ、クラッチの3カ所とも交換です。

  

スパークプラグ亜は、NGK製JR8Cで、今回は、点検清掃のみです。バッテリーは、突然死しないことを優先して、純正の液式バッテリーです。

 

補充電しました。電圧容量とも平気そうです。エンジン始動前の電圧は、写真がありましたが、エンジン始動後の写真が撮れていなかったようです。電圧に問題はありませんでした。

 

今回交換した部品類です。フロントフォークは、オイル交換の際に、トップキャップのOリングとダストシールを交換しました。

 

最終チェックと試乗です。去年は、劣化した部品の交換が多かったですが、今年は、通常点検整備と油脂類交換がほとんどでした。無事納車になりました。

2019.11.27 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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以前行った旧型Vmaxの水没車の修理の記事を見て頂いた方から新型VMAXの完全水没車で購入店で見てもらって修理を放棄されたので、修理可能ですかというお問い合わせがありました。修理可能かどうかは不明ですが、見てみますといったやり取りの後、ご自分でトラックでご来店頂き、お預かりしました。

  

新型VMAXの水没車が修理可能かどうかの点検依頼を受けました。タコメーターの内部に水が入っていましたので、完全に水没したようです。購入店である程度見てもらったようですが、途中で修理をやめたということなので、分解していきます。シートはスポンジに水が入っていました。これについては乾燥待ちです。最初バックレストが開かず、スプリングが外れて開かなくなっていました。

  

分解しながら掃除をしていきます。外装を外すと泥が残っており、茶色でした。新型は、旧型より防水性が上がっているので密閉されている部分は水が入っていないようです。エアクリーナーボックス内を点検し、エアクリーナーは濡れていたので、洗浄し、乾燥させます。

  

トップカバー部のメーターも液晶部に泥と水分が入っていたので、分解してみました。サイドスタンドしかないので、左側に泥が寄っています。ガソリンタンク点検中ですが、各部結構茶色です。

  

ガソリンタンクはポリタンクなので、サビ等は平気ですが、タンク内に泥と水が入っていたので、水抜です。マフラーも外して行きますが、左右サイレンサーは外したようでその際変形させたようです。修正しました。エキパイを外してみましたが、接続だけ外し、水を抜いたようで、チャンバー室のステーが全て緩んでおり、ボルトが無い箇所もありました。

  

エンジンオイルを抜き、オイルフィルターも外して中身を抜いてみます。ギアケースのオイルも抜きます。エンジンは、一度ドレンボルトを外して中の水とオイルを抜いたようで、そのままエンジンオイルを入れてエンジンを始動したようです。白濁したエンジンオイルが各部に回ってしまったようです。

  

エキパイを外し、オイルパンを外して掃除します。エンジン内部は、とりあえずサビは無いようです。オイルパンはひどい状態です。

  

オイルパンを清掃し、組み立てます。エンジンオイルを入れますが、エンジン始動前に各部点検します。クーラント関係は、ほぼ密閉状態ですので、水と泥はないようです。

  

リザーブタンクも空気穴が下側なので、水は入っていません。コップをさかさまに水に入れると空気が抜けないので、水が入らないのと同じです。バッテリーは、中古に交換したそうです。もともとMFタイプなので、交換しなくても良かったように思います。密閉されていない箇所は点検し、できるだけ乾燥させてから、最後にメインキーをオンにし、導通させ、電気系も点検しました。他店修理時に、水分が残ったままエンジンを始動しているので、電子部品がショートで破損した可能性もあります。とりあえず、不調が確認できるのが、燃料計の表示と、スピードメーターの表示部、及びバックライトです。ABS関係と点火系は生きていそうなので、エンジンを始動してみました。4気筒とも点火し、マフラー内部の水分が水蒸気で出てきました。とりあえずメーター以外は正常作動しているようなので、ガソリンスタンドまで走行しました。ETCも作動しているようでしたので、関越自動車道で、所沢まで往復し、走行に問題が出ないことを確認しました。高速試乗後、ガレージに戻り、エンジンオイルとギアオイルは、熱いうちに再度新品に交換しました。

 

最終チェックと試乗を行いましたが、やはりメーターは、基盤の一部が破損したようで正常に復帰はせず、部品交換になります。逆車の部品なので、オーナー様に購入店で注文してもらうようにしてもらいました。機械的には、問題無いようです。電子部品については、不調が出たらその都度交換になる可能性もありますが、水が入っていない部分は平気かと思います。走行可能なりましたので、一旦納車になりました。メーター交換等もありますので、継続的に経過観察になると思います。

2019.11.30 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 



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継続生産されてていた機械物でも、時々、部品を生産している下請け業者が変わるので、年式によって微妙な違いが出る場合もあります。また、生産終了した車種の場合、部品について、補修部品として生産されますので、完成車両として販売されていた時期と比べると、寸法が違う場合もあります。

  

最終型の2006年式で、クラッチの切れが悪い症状で入庫です。1985年から1990年の間は、逆輸入車のみで、販売数も少なかったので、全ての年式を新車で知っているわけでは無いですが、国内仕様が販売された1990年から2007年の最終型までは、ほぼ各年式の新車に触っています。初期型から最終型まで、部分的な改良で、大きなマイナーチェンジも無かった車種ですが、やはり年式ごとの微妙な特徴があり、部品ごとの改良や、生産ロットによる特徴が出ていました。クラッチに関しては、触った車両でしかわかりませんが、2005年式の全車両、2006年式の生産時期の早かった車両は、走行距離が増えるごとにクラッチ板の貼り付きで、シフトが固くなる症状が出るケースがみられました。今回も同様な症状でしたので、クラッチ板を交換しました。

 

今回交換したん部品です。クラッチ板の交換の場合、サイドスタンドで行えば、エンジンオイルは出ませんので、エンジンオイル交換は行っていません。

 

最終チェックと試乗です。クラッチの状態として正常になりましたので、無事納車になりました。ちなみに設計が古い車輌ですので、油膜の薄いエンジンオイルを使用した場合は、クラッチが切れていても、暖気後にシフトチェンジが渋くなる場合があります。この場合は、故障では無く、遠因オイルの油膜の厚さが旧型Vmaxに合わないことによります。油膜が薄い合成油ではなく、半合成等の油膜が厚いエンジンオイルに交換すると改善することが多いです。

2019.11.30 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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機械物の修理の場合、初期症状が出た段階で、修理を行えば修理代も安く、影響も少ない場合が多いですが、調子が悪い状態でそのまま使用し、悪化し使用できない状況になっている場合は、他の部分まで、破損していることが多く、修理代がかさむ場合もあります。人間にも言えますが、調子が悪い場合は早期発見、早期治療の方が良いです。

  

エンジン始動不能でレッカー入庫です。スタータースイッチを押して、モーターは回転しているのですが、完全に空転しています。エンジンオイルを抜き、マグネットローターを外してみました。

  

スタータークラッチ本体をマグネットローター止めているボルトが3本とも折れています。過去にマグネットローターを外そうとした際に純正の工具を使用しなかったようで、クランクの端にヒビが入っています。クランク交換は現実的ではなく、ネジ山は奥で、荷重のかかる部分でないので、そのままです。マグネットローター側ですが、ボルトがが緩んだまま使用していた期間が長かったようで取り付け面がガタガタになり、ボルト穴も痛んでいます。

  

ネジ山も70%ぐらいは生きていそうなので、取り付け面修正とネジ山修正で使用します。今回外した部品ですが、必要最小限です。組み立てた後、クランクは回るのに点火しないので、調べるとピックアップコイル自体は生きていたのですが、カプラー部で破損と錆があり接触不良が起きていたので、カプラー部を交換しました。

 

最終チェックと試乗です。とりあえずエンジン始動に問題は無くなったので、無事納車になりました。

2019.12.01 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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