ヤマハ専門に、30年間2輪業界に在籍、主にVmaxの整備中心です。意見感想は、個人主観です。連絡先はカテゴリに有ります。
PrivateFactory ベイカーズストリート V-max Garagename Right-arm ライトアーム


★2014年2月20日付で、VMG大原は、退職いたしました。

★勤務先:Right-arm 
ホームページアドレス:http://www.right-arm.jp/←※クリックでホームページ出ます。
 〒202−0014 東京都西東京市富士町5−1−17 ←※クリックで地図出ます。
 ℡:042−497−6758 
お電話を頂く場合は、営業日の営業時間内でお願いいたします。

 定休日 毎週月曜日 営業時間:AM11:00〜PM20:00
※月曜日が祝日の場合、定休日は、火曜日に振替になります。

 作業担当 ヤダ マサオ(矢田 正夫)

★オリジナルパーツ発売中  ★Vmaxデモ車製作日記  ★質問コーナー
 
★Vmaxデモ車仕様諸元  ★新製品企画募集中  ★ユーザーズレビュー
 ★質問コーナー2  ★車検費用及び工賃について  ★質問コーナー3





Vmaxのお客さんで、他に別の車種を所有されている方も多く、Vmax以外の車種の整備を依頼されることもあります。基本的には、大丈夫ですが、Vmaxが多いので、基本的にヤマハの車種なら整備可能(部品や、工具類の関係)です。ただ、サービスマニュアルがないので、サービスマニュアルはお持込頂いております。今の所、インジェクション車関連の工具は導入していないので、最新車種は、整備の種類により、できない場合もあります。また、他社(ホンダ、カワサキ、スズキ、外車)の場合は、マニュアル無、工具無、部品入手の件もあり、整備が可能な場合は、お受けしていますが、重整備は無理かと思います。

 

Vmaxのお客様が、2台目にDT230ランツァの最終型を購入されて、整備と部品交換でお預かりです。ヤマハ純正オプションのキックセット部品をお持込で、取り付けましたが、キックセット関連の写真を取り忘れました。中古車で購入されたばかりなので、現状把握で、最初に試乗です。

  

ハンドル交換と、ガード、その他ハンドル周りの部品をお預かりですので、ハンドルの形状と寸法から見ます。今回は、ガードを装着した状態で、純正とほぼ同じ幅でした。

  

中古車で整備が怪しい所もあるので、外装を外して点検から始めます。純正のナンバーステーを短くしたいとのことでしたので、加工し寸法を詰め、ナンバー灯をLEDに交換しました。よく見ないとわかりませんが、縦方向を短くしました。

  

ブレーキパッドは、錆びていたので、前後新品交換です。キャリパーは点検清掃です。

  

 

フルードは前後交換です。リアブレーキの交換後の写真は忘れました。フロントブレーキのフルードの方が汚かったです。マスターの内部も若干変色しています。リアのリザーブタンクは、樹脂なので、変色はあまりないことと、フルード自体がそれほど古くないようです。

  

キックセット取付のため、クランクケースの右側のカバーを外す必要があるため、クーラントとギアオイルを抜きましたが、クーラントは、錆び水混じり、ギアオイルは、グレーでした。クーラント関係は、鉄パイプの錆やゴムの劣化、クーラント漏れもあるので、パイプ類全交換、メカニカルシール交換、インペラ―シャフト交換になりました。キックセットを取り付けるために各部加工や、脱着があり、クラッチ周りを外したのですが、過去に外した形跡があり、組み方が間違っていましたので、規定通りに組みなおしました。

  

ガソリンコックのシール類が劣化し、表のノブの部分からガソリンが漏れるので、シール類交換です。キャブレターはオーバーホールのため取り外しましたが、YPVSのワイヤー2本交換調整と、昔から使っているボイセンのリードバルブに交換しました。

  

昔乗っていた、DT50、125、200系、SDR、2ストスクーター全て、リードバルブを交換しています。YA100とBW’S100も使用していますが、縦型エンジンのギアは設定がなかったので組んでいません。DT230ランツァは、DT125Rを元にし、DT200WRの部品を使用しているので、エンジンはセル付きで、リードバルブは3枚、キャブレターは、ミクニTM30です。キャブレターは分解した形跡があり、液状ガスケットが使用されていました。中古車の場合、液状ガスケット使用率高いです。今回も、至る所、液状ガスケット使用です。油面が狂っていたので、一旦、純正の状態で組みなおし、ゴム類やパイプは交換しました。

  

エアクリーナーは、昔使っていたツインエア製に交換です。青いのは、専用オイルを添付しました。ベース部分のスポンジも劣化していたので、交換です。DT230はフレームが88DT125Rベースなので、エアクリーナーボックスが同じです。オイルタンクがリアの左側にありますが、オイルの残量がわかりづらいということなので、残量が目視できるように、外側に透明パイプを装着し、液面が目視できるようにしました。

 

  

バッテリーは、納車前に台湾ユアサ製に交換されているようです。一応、電圧と容量を測りました。また、エンジン始動前の電圧と始動後の電圧です。今回は、ヘッドライト(LED換装)点灯状態です。充電系は、平気そうです。

  

一度、組み上げて、試乗し、細部手直しと、キャブレターのセッティング変更です。チャンバーとサイレンサーは、プロスキル製です。

  

昔使っていた、オフロード用のスタンドで整備しています。車両自体は、昔より進化したのか難しい所ですが、装備が増えているので、隙間が無いです。オーナーの希望により、タコメーターを右側に装着しています。クラッチワイヤーも交換です。

  

ハンドル周りは社外品でいっぱいです。スマホホルダー、USBソケット、サブLED用スイッチ、ギアポジションインジケーター等です。

  

ハンドガードを装着しましたが、カバーがあったので、サブLEDライトを前面に装着しました。

 

社外品のチャンバーとサイレンサーなので、少し乗ってもらい、キャブレターの微調整が必要かと思います。

 

最終チェックと試乗です。特に問題は出なかったので、納車可能です。セッティングは、次回、フロントフォーク周りオーバーホールの際に再チェックします。ETCの取り付け場所も確保しました。今回は、修理個所が無いかと思っていたのですが、プチレストアと加工作業になりました。よろしくお願いいたします。

2018.05.26 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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最近、バイク屋さんに限らず、外注先等も含め、また、他業種についても、後継者がいないので、閉店したケースが多い様に思います。一代限りというか、個人事業主の場合は、仕方がないのかなとは思います。とりあえず、バイクに乗れる間は、頑張ろうと思います。

  

車検が近いのですが、もう少し先なので、整備は車検時にまとめてしますが、来月ツーリングに出かけるので、オイル交換と一般的な点検でお預かりです。外装を外して始めます。

  

クーラントは、漏れやエンジンオイル混入は無いですが、リザーブタンクの液量が減っていたので、補充しました。

 

  

バッテリーは、秋月電子扱いなので、一応、電圧と容量を測りましたが、まだ、使えそうです。エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。

 

エンジンオイルのみ交換中です。その他の部分も、分解はせずに機能チェックや、目視で見ましたが、修理が必要な個所は無さそうです。前後タイヤについては、空気圧が既定値より下がっていましたので、空気を充填しました。

 

最終チェックと試乗です。特に問題は無さそうでしたので、後は、車検時に通常整備と油脂類交換になります。

2018.05.20 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 



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土曜日は、雨が降らなくて、良かったです。週末は晴れてくれると助かります。

  

メインヒューズが飛んで走行不能で、レッカー入庫です。メインヒューズが飛んで、他のヒューズが切れていない場合は、テールランプの配線が疑わしいです。逆車と国内仕様では少し違いますが、逆車の場合、メインスイッチでパーキングの設定があり、テールランプのみメインキー直結になっています。メインスイッチのカプラー付近の配線も怪しいので点検し、少し被膜が溶けていたので補修しました。

  

テールランプの配線のギボシ付近も点検です。今回は、ETCの電源をテールランプの配線からとっていたので、ETCの電源線も点検です。シート下のバッテリー上のプレート左端にあるのがメインヒューズです。30Aのヒューズが2個入っており、1個は予備です。

 

リアフェンダーを外して点検です。リアフェンダー裏に鉄板があり、配線が鉄板とフェンダーの間を挟まれているので、配線が引っ張られたり、擦れたりすると被膜が切れ、鉄板と接触するとショートします。今回は、社外品のテールランプに交換されており、配線が純正ではなく、無理が掛かっていた部分で被膜が切れていました。

 

配線を補修し、問題ないようなので、試乗です。走行しても平気そうなので、配線のショートのみだったようです。

2018.05.19 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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前回、お願いに関して掲載いたしましたが、常識的に考えて頂ければ大丈夫です。体質的に低血圧なので、朝は、スロースタートです。また、意見の押し付けになるので、こちらからは、特に発言はしていませんが、聞かれれば答えるというスタンスです。ご質問には、経験上の知識でお答えしています。考え方や、意見は、人によって違いますので、相違があった場合も否定はしませんし、認めます。ただ、お客様の作業、考えや意見に肯定を求められても、困る場合があります。その場合は、お互いの意見の相違ということで、ご了承ください。よろしくお願いいたします。

  

新型VMAXの車検と整備でお預かりです。外装を外しますが、取付方法は新型の方がボルト止め部分が多くなっています。

  

DNA製のエアクリーナーですので、洗浄です。洗って自然乾燥後、オイルを添付します。

  

 

キャリパーは、点検清掃です。フロントは、大径ローター、6ポッド削り出しキャリパーで制動力重視ですが、リアは、コントロール性がメインなので、片押し1ポッドです。

  

新型は、クラッチレリーズ側のピストンが小さいので、マスター側のピストンも小さいです。ただ、リザーブタンクが小さいと交換が面倒です。

  

ブレーキ側は、6ポッドキャリパーがダブルなので、リザーブタンクは大きめです。セミラジアルタイプで斜めに押しています。

  

リアブレーキは、リザーブタンクがタンデムシート下なので、タンクからマスターまでの配管が長いです。配管もリザーブタンクの一部といえますので、タンク自体は大きくないです。

  

クーラントは、全量交換です。

  

新型VMAXは、ダイレクトイグニッションなので、プラグホールが深く、さらにシリンダーヘッドの上に空間がないので、スパークプラグ脱着が大変です。右前は、比較的簡単ですが、リアバンクは、バッテリーケースを外す手間があり、一番面倒なのは、左前側です。スパークプラグの方は、インジェクションなので、焼けも問題無く、点検清掃のみです。

  

装着されているバッテリーがリチウムイオンなので、電圧が高く、充電状態でもそれほど電圧が上がりませんが、充電系は平気そうです。

 

車検は、多摩陸事です。

 

最終チェックと試乗です。ハンドリングにクセが出ていますが、車体側の問題ではなく、タイヤの摩耗状態によりますので、タイヤを交換すれば治ります。アメリカ仕様なので、ウインカーポジションランプがあります。少し点灯がおかしかったので、配線を点検しました。接触不良もあったようですが、後付けのポジションユニットの作動が安定していないこともあるようです。ヘッドライトでLEDバルブが付いていましたが、ハイ/ローの切り替えにあまり差がないことと、光が集光しいていないようです。ハイビームに光軸を合わせてありますが、そうするとロービームの光軸が少し高いです。整備は終わりましたので、納車可能です。

2018.05.18 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 



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日頃、お問い合わせや、ご質問を頂いており、ありがとうございます。最近作業の方が忙しくなってきている関係で、お問い合わせとご質問についてお願いがあります。

ひとりで全てを行っていますので、移動中等は電話に出られません。また、作業中の場合も電話に出られないことが多いです。修理のご依頼等はお電話で頂いた方が打ち合わせ等ありますので、助かりますが、基本的に営業日で営業時間中にお願いいたします。緊急時は、お電話いただいて構いません。

一般的なご質問等は、できる限りブログの質問コーナーにてお願いいたします。ホームページのメニューからもブログにリンクします。コメント欄に書き込んで頂いた場合は、時間のある際にご返答しております。

個人情報を伴うお問い合わせの場合は、ホームページの非公開のお問い合わせメニューからお願いいたします。返信の際に注意点がありますので、送信の際は、お読みください。お問い合わせを頂いた場合は、時間のある際に、ご返答しております。

ラインやメールに関しては、時間や営業日に関係なく送信していただいて構いませんが、お答え等は、基本的に営業日の営業時間中になります。

ご質問等へのお答えについては、出来る限り今まで通りで行いたいのですが、作業や生活に支障が出る場合は、方法を考え直さないといけなくなるので、ご協力ください。

よろしくお願いいたします。

2018.05.17 担当 ヤダ(矢田)

 

 



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今日は、後半雨が降りそうです。雨が降ると試乗もできないのでやりづらいです。明日は、月曜日ですので、定休日になります。

  

Vmaxのオーナーの方の車両です。通勤用のセカンドバイクです。元はDT50ですが、原付2種登録でリミッターカットしてあります。12か月点検整備ですので、Vmaxと同じ手順で始めます。

  

オイルポンプ本体の劣化もあるので、若干ポンプの作動部よりオイル滲みがあります。オイルタンクのオートルーブが減っていましたので補充しました。

  

クーラントは、ギアオイル混入、漏れ等無く、前回整備時に交換しているので、点検のみです。

  

エアクリーナーは、前回整備時に新品交換しているので、点検清掃のみです。フロントブレーキは、ドラムなので、点検清掃です。

  

リアブレーキも点検清掃し、チェーン張り調整、チェーンルーブ給油です。スパークプラグは、純正のNGK製B8ESですが、電極が短くなってギャップが広くなっているので、交換です。焼け方は問題ないです。

  

バッテリーがダメなので、交換しました。6Vです。

  

CDI点火なので、Vmaxのようにエンジン回転数を上げても点火に電圧を食われないので、回転を上げると充電電圧が上がります。左は最大電圧付近、右は、アイドリング付近の電圧です。ヘッドライトは消灯しています。

 

アイドリング付近で、灯火系を使用すると電圧が落ちます。夜で、信号待ち、アイドリング付近はあまり充電していません。

 

最終チェックと試乗です。製造年式を考えると良く走る方だと思います。

2018.05.13 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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ゴールデンウィークも終了し、少しスケジュールが緩くなるかと思ったら、相変わらず立て込んでおり、ご迷惑をお掛けしております。

  

車検と整備でお預かりです。エアクリーナーは、K&N製で直付けタイプです。洗浄し、オイルを添付します。

  

クーラントは、エンジンオイル混入や漏れは無いので、全量交換のみです。ダイヤフラムも回転も見られず全開できるので、平気そうです。

  

スパークプラグは、純正のNGK製DPR8EA9です。少し濃い目ですが、カブってはいないので、点検清掃のみです。エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル交換交換中です。

  

 

リアホイールは、点検のため一時取り外しです。フロントホイールの異音は、オイルシールのグリス切れでした。

 

  

バッテリーは、秋月電子扱いでしたので、電圧と容量のみ測定しました。エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。

  

フロントブレーキローターボルトのフォークとの隙間が左右違うので、後で点検します。

  

  

ブレーキキャリパーは、フロンとリアともパッドは残量があるので、点検清掃のみです。エンジンオイルを入れましたが、オイルキャップが最後まで閉まっておらず、オイルが出ていました。ST7用のブリーザーパイプも劣化しているので、ここからもオイルが滲んでいます。

  

フロントフォークは、オイル交換を行いましたが、インナーロッドのダンピング加工も行いました。フロントホイールの件ですが、ベアリングの位置が少しおかしいので、一旦取り外し点検です。

 

ベアリングですが、右側が奥まで入っておらずセンターのスペーサーが遊んでいました。このままアクスルを締めるとベアリングのインナーとアウターのレースがズレ、回転が重くなります。スペーサーのフランジもサイズが違うので、交換しました。

  

  

  

フルードは、フロント&リアブレーキ、クラッチとも交換しました。

  

クーラントは、全量交換のみです。リザーブタンクのキャップですが、内側のゴムのガスケットがななったので、追加しました。

 

継続検査で、多摩陸事です。雨が降らなくて助かりました。

  

社外品のメーター(タコメーターはアナログ、その他は、デジタル表示&インジケーターはLED)の中古をお持込で、装着可能かどうかやってみました。メーターケースは、削り出しのようです。この部品は、詳細不明なので、質問しないでください。お答えできません。

  

配線も接続しましたが、ウインカー用インジケーターの点灯状態とスピードセンサーの作動が不明なので、取り付けを断念しました。

  

デイトナ製のスピードセンサーもお持込でしたが、作動方法が違うようなので、取り付けできませんでした。お持込メーターのセンサー線は、2本で、デイトナ製は、3本です。デイトナ製は、電源を接続し、出力電圧を測定したら、新品でしたので作動していました。リアフェンダー部の取付けボルトですが、ナットを上にしないと錆びて取れなくなるので、必ず上側にナットがくるように取り付けてください。

 

最終チェックと試乗です。メーター以外は問題なく終了いたしました。よろしくお願いいたします。

2018.05.12 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 



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最近、スタータークラッチ交換が続きます。前回は、部品が散らばっていましたので、今回は、分解していないことを祈ります。

  

スタータークラッチ交換でお預かりです。外装を外しながら、各部を一通り見ていきます。フロントブレーキホース左側とメーターケーブルが絡んでいます。修正しましたが、メーターケーブルの取付けが緩んでいました。

  

フォークのエア圧が0でしたので、0.4にしました。トップキャップが錆びているので、フォークオイルはしばらく交換していないようです。

  

フロントフォークのオイルシールはとりあえずまだ漏れている状況ではなさそうです。左側は少滲み、右側は無しです。油分を足しておきました。

  

エンジンオイルを抜き、オイルフィルターを交換しておきます。スタータークラッチ交換なので、左側ケースカバー分解です。

  

外したスタータークラッチ関連ですが、ボルトが緩み1本かなり細くなっています。また、本体のカバーが割れて分解寸前です。分離する前で良かったです。旧年式の車両はステーターコイルの配線が、網線のためエンジンオイルが漏れてきます。高年式は、通常の配線のため漏れは無いです。旧年式の持病になり、完治させるには、ステーターを交換するしかないです。修理車両は以前他店で何かの修理を行った際、液状ガスケットを塗ったようですが、網線の繊維を伝って出てくるので、あまり効果がないです。

 

クーラントは、エンジンオイルの混入や漏れ等は無さそうです。

  

エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。

 

最終チェックと試乗です、エンジンオイル漏れはなさそうです。クラッチも滑りはなさそうです。手放しでも振れが収束するので、ハンドル振れもへいきそうです。国内仕様ですが、キャブレターとマフラーが逆車仕様になっているようです。現時点では、修理対象になりそうな個所はなさそうです。

2018.05.05 作業担当 ヤダ(矢田) 

 

 

 

 



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最近晴れているので、助かりますが、ちょっと暑いです。

  

点検とプラグコード&プラグキャップ、NGK製JR8C交換でお預かりです。外装を外して点検から始めます。

  

電装系の何かの部品が吸気口を塞いでいたので、別の場所に移動しました。エアクリーナーはヤマハ純正で問題無しでした。

  

プラグコードの交換ですが、リアバンクは、比較的簡単ですが、フロント側は、ある程度分解しないと手が入りません。今回交換した部品です。左側ダミーダクトの上側のボルトが緩まず、若干破壊したので交換しました。ミラーは純正でしたが、ショートステータイプに交換しました。キャブレターのダイヤフラムの動きがおかしかったので、4気筒とも点検しました。

 

最終チェックと試乗です。とりあえず問題なさそうでしたので、納車になりました。

2018.05.05 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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旧型Vmaxは油圧クラッチですので、クラッチフルード(ブレーキフルード)を使用しており、吸湿性があるので、水分が混じり、フルード交換を行わないと、水分が分離し、比重の関係で重い水分が低い方に溜まります。フロントブレーキの場合は、キャリパー側、クラッチの場合は、エンジン側のクラッチレリーズに溜まり、内部で錆が発生します。キャリパー及びレリーズともボディがアルミ製、ピストンが鉄製のため(一部キャリパーを除く)錆びる場合があり、キャリパーでシール部分にサビ等が発生すると裏側からシールを押しピストンの動きが悪くなります。レリーズ側は、クラッチホースの取付けがレリーズのセンターでエア抜きが上側のため、下側に水分が溜まると抜けにくく、錆の原因になります。フルードは、内部の錆を防ぐため、水分が分離する前に交換を行った方が良いと思います。

  

クラッチフルード抜けでクラッチが切れなくなり、お預かりです。原因が、ほぼレリーズ側からのフルード漏れなので、クラッチマスターのフルードが空になり、エアを噛んでクラッチが切れなくなる症状が出ます。応急処置の場合は、クラッチマスターにフルードを足し、レバーを動かし、ピストン部分のエアを抜けばとりあえず走行できます。その場で修理が無理でもフルードを足しながら走行すれば、出先からでもなんとか帰れます。

  

徐々に漏れていたようで、クラッチレリーズを外してみると、クランクケースの塗装が剥がれています。プッシュロッドのオイルシールも怪しかったので、オイルシールとクラッチレリーズを交換しました。クラッチレリーズは、錆びていなければ、シール交換で治る場合もありますが、ボディが錆びている場合は、密閉できないので、後で漏れるケースがほとんどです。価格も、それほど高くないので、ボディごと交換した方が安心です。

 

最終チェックと試乗です。フルードやオイル漏れの有無をチェックして、大丈夫そうなので、納車になりました。

2018.05.02 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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同じ作業が続くこともあり、連続してスタータークラッチ交換で、別の車両をお預かりです。

  

今回は、スタータークラッチ交換のみでお預かりです。基本的に、点検や修理を行う場合は、外装を外してから始めています。

  

今回は、触りませんが、フロントフォークのトップキャップ部に水が入っており、錆びていましたので、水のみ除去しました。わざとかとは思いますが、フロントフォークが付きだされていました。

 

Vブーストジョイント部ですが、締めすぎにより、おそらく切れています。現状ではとりあえず2次エアを吸っていないので、そのままにしますが、触ると密着が緩むので、吸い始めると思います。

  

水回りの配管を外したようで、部品の配置が違います。右の写真(別車両)が正しいです。

  

本題のスタータークラッチ交換です。本体が分解してちょっと面倒なことになっています。

  

取り外しましたが、本体が分解した際に、回転して、あちこちに接触したようで、曲がったりしています。問題だったのが、クランクケース側が、一部割れて破損しており、破片が見当たりません。

  

割れた破片はおそらくエンジン内部に入っていますので、オーナーと相談の上、エキパイを外し、オイルパンを外して探すことにしました。

  

幸い、大きな破片のままで発見できました。

  

分解したスタータークラッチの部品が回転し、当たって折れたようです。オイルパンは清掃し、組み立てです。

  

曲がったところは修正しました。折れた部分ですが、ケースカバー側に同じ形状の部分があり、エンジンオイルの受けになっているようです。

 

オイルフィルターからエンジンに入るパイプの部分ですが、Oリングが抜けているケースが多いです。今回は、幸い抜けていなかったので、オイルパンを戻す際に抜け止め作業を行っておきました。

 

最終チェックと試乗です。特にオイル漏れ等も無いので、納車になりました。今後とも、よろしくお願いいたします。

2018.05.02 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 

 



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以前から担当している車両で、定期的にメンテナンスを行っていますが、あまり乗られないため、劣化は少ないのですが、タイヤなどは、新品時の接地面印刷が残ったまま3年が経過してしまいました。

  

車検と整備でお預かりです。エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル交換中です。

  

エアクリーナーは、ヤマハ純正で、点検清掃のみです。ダイヤフラムの回転も見られず、全開できるので、平気そうです。

  

クーラントは、エンジンオイル混入及び漏れも無いので、全量交換のみです。スパークプラグはNGK製JR8Cで焼けも揃っているので、点検清掃のみです。

  

 

ブレーキキャリパーは、点検清掃のみです。

  

 

  

フルードも状態が良いので、交換しても写真で違いが判りにくいです。

  

クーラントは全量交換です。フロントフォークオイル交換中です。

 

  

バッテリーは、去年交換済で、電圧容量とも平気そうです。エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。

 

車検は、多摩陸事です。車検満了日から1か月前の当日で取りました。

  

  

今回、グリップとグリップエンド、変形したシフトペダルを交換しました。

最終チェックと試乗です。キャブレターの同調が少しずれていたので、調整しました。無事、納車になりました。

2018.05.02 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 

 



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4月後半から連休前半まで、作業が立て込んでおり、ブログを書いている時間がありませんでした。順番に書いていきます。

  

岐阜からご来店頂きました。コンディションレベルチェックパックAとスタータークラッチ交換でお預かりです。点検から始めます。

 

外装を外して目視点検からです。後期型純正のフロントフォークの場合、プラスチックキャップを外すとエアバルブがありますが、ここに水が溜まりやすく、錆びていた場合は、しばらくフォークオイルを交換していないケースがあります。また、今回は、エアバルブの当たり不良でエア抜けしていましたので、バルブを一旦外し組み直しです。エアバルブは、タイヤのバルブと同じ構造です。また、ワイズギア製のウインカーですがゴムのステーが折れており、水が侵入しています。

  

フロントフォークのオイル漏れは無いですが、クリップが若干錆びています。次回、フォークオイル交換時に、ダストシールとクリップは交換した方が良いです。

  

リアホイールのブレーキ側にカラーが入っていますが、向きが逆でした。この場合、カラーセンターの出っ張りでホイール側のベアリングのインナー部を押すので、逆だとベアリング全体を押してしまうこととオイルシールが当たりづらいので、水が入ります。

  

向きがある部品は、間違えると破損の原因になります。社外品のバックステップですが、この状態だとブレーキペダルを踏むとナットが上側に当たり、ストロークできませんので、リンク部を外側にした方が良いです。(改修済)

  

以前、マフラーを通販で加工されたとのことでしたが、キャブレターはそのままということでしたので、ジェット類の変更と調整&同調を行うことにしました。

  

  

パイロットスクリュー部に圧入栓が入ったままなので、圧入栓を抜き、調整後、ゴムキャップを入れました。キャブレターを外して、ジェット類交換中です。ドレンボルトのOリングは劣化していましたので、交換しました。

  

エアクリーナーは、純正ですが、汚れ劣化があるので、要交換です。ダイヤフラムは、回転も見られず、全開するので、平気そうです。

  

スパークプラグは、NGK製JR8Cですが、プラグキャップが純正でないため、錆が見られます。装着時は、できれば、ネジ部にグリス(焼付防止)を塗った方が良いです。ステムベアリングは、引っ掛かりがあるので、要交換です。

  

クーラントはエンジンオイルの混入は見られませんが、ラジエターキャップ下から漏れ跡があるので、Oリングを交換しました。

 

  

バッテリーは液式だったと思いうます。電圧及び容量は平気そうです。エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。

  

 

ブレーキキャリパーは、要清掃です。パッドの残量はありました。

  

  

ブレーキ&クラッチフルードは、劣化していますので、要交換です。バッテリーの上のプレートの前側がフレームに刺さっていなかったので、修正しました。

  

スタータークラッチ交換のため、エンジンオイルを抜きました。オイルフィルターはご希望により交換です。ドレンボルトがヨシムラ製の油温センサーでしたが、配線の被膜が破れていたので、修正しました。紫外線で固まる接着剤というかパテみたいなものがあるので、今は便利です。

  

スタータークラッチ交換中です。

  

ヨシムラ製デジタルテンプメーターですが、バッテリー部で同時に電圧を測りましたが、ヨシムラ製メーターの方が若干電圧が高い表示です。

 

最初、予定していた作業が終わりましたので、試乗です。増し締め等を行っているので、ハンドル振れは改善していますが、ステムベアリングが引っ掛かるので、緩めにしてあり、ハンドル振れが完治していません。

  

オーナーに連絡し、ステムベアリング交換になりました。

ステムベアリング交換後に試乗です。道路外の安全な場所でテストしますが、手放し運転中にハンドル端を叩き、わざとハンドル振れを起こします。正常であれば、収束しますが、どこかがダメだと振れが続いたり、増幅します。今回は、想定内でしたが、振れが少し残りました。原因は、タイヤの摩耗です。

  

フロントはわかりにくいですが、左側の方が空気圧が高いです。

  

リアはわかりやすく、左側の空気圧が高い方がタイヤが尖って接地面積が少ないです。

一応、チェックで、タイヤの空気圧を規定値以上に入れ、あえて接地面をとがらせて再度試乗しました。接地面の形状が変わるので、この場合は、振れが収束しました。納車前に空気圧は規定値に戻しましたが、タイヤ交換を行えば、ハンドル振れは治まると思います。

作業を終了し、無事納車になりました。オーナーから無事岐阜のご自宅に到着されたとのことでした。遠距離自走の場合は、納車後、即高速走行&遠距離なので、いつも不具合がおきないか心配です。

2018.05.02 作業担当 ヤダ(矢田)



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