Vmax用新製品について（トップブリッジ＆アンダーブラケット）

現在、次の新製品を準備中です。パーツは、トップブリッジとアンダーブラケットのセットです。トップブリッジとアンダーブラケットはアルミ削りだしのアルマイト処理で、ステムシャフトは、耐久性を考えて鉄です。ハンドルロック用の穴も作りますので、ハンドルロック可です。Vmaxの場合、アメリカンスポーツなので、ステムの位置が高く、インナーチューブも長くなっていますので、走行中に捩れが発生しやすい状態です。これを緩和し、荷重が掛かった時でも、アウターチューブとインナーチューブの動きを妨げないようにし、サスペンションに仕事をしてもらえるようにします。仕様については、基本的デザインは、ノーマルを踏襲し、トップブリッジは横からボルト２本止めで、アンダーブラケットは、横から３本止めの予定です。ハンドル周りや、ヘッドライト周りはノーマルを使用できるようにします。製造上は、前側からインナーチューブを止めるようにしたほうがコストが掛からないのですが、ノーマルフォルムにこだわったのと、ラジエターへの干渉を避け、その他の部分は、ノーマル部品が使えるようにしました。とりあえず自分のバイク（デモ車）に組みたいので、１個予約です。個人車なので、自費です。自分で新製品を作るたびに、お小遣いが飛んでいきます。ちなみに色は黒とシルバーの２色で、インナーチューブ４３ｍｍ用のみです。




写真は、前回製作し、好評いただいていますスタビライザーですが、トップブリッジとアンダーブラケットの削り出しやアルマイト処理は、同じ感じになります。

現在、予約受付中です。価格は、税込みで￥１５９８００の予定です。初期ロットは、数が限られますので、お早めにご検討ください。黒バージョン１セットは、自分用にキープです。ご予約されたい方は、メールでご連絡いただくか、直接、VMG大原（昼間勤務先）までご連絡ください。個人的には、早く作ってデモ車に組んで、試乗してみたいです。出来上がりが楽しみです。

ホイールを交換してハイグリップタイヤにしていたり、オーリンズの正立フォークを組んでいる車両には、特にお勧めです。デモ車は、ノーマルフォーク（インナー加工済）で組んでから次のステップに移行です。

Vmaxの日々の修理４．２５

今日は、認定中古車の整備とマジェスティのタイヤ交換とVmaxの車検整備でした。
通常は、目に見えにくいので、怠りがちですが、油脂類は定期交換が必要です。
エンジンオイルは、乗らなくても酸化して変質します。クーラントも水道水を使用している場合は、錆が発生します。ブレーキやクラッチフルードは、水分を吸湿します。水分が混じると水のほうが重いので、キャリパーやクラッチレリーズ側に降りていき、錆が発生します。




写真は、車検整備中の車両で、リアブレーキフルードの交換前後です。
色がまったく違うのが判ると思います。２年に一度車検時ぐらいは交換しましょう。

Vmaxの日々の修理４．２３

今日は、スタータークラッチを交換していたのですが、バラしてみたら、クラッチ本体をローターに止めている３本のボルトが純正ではなく、別の素材のボルトが使われていて、３本とも折れていました。





おそらく衝撃に弱い硬い素材のボルトだったようで、ギア側に擦れた後があり、ローター側のボルト穴も傷んでいました。ギアは、交換しましたが、ローター側は、修正して使用しました。

Vmaxのシートについて

デモ車のシートですが、１９９９年式のため黒のシートだったのですが、現行タイプのディンプルタイプが良かったので、皮だけ張り替えてみました。昨日に引き続き、自宅車庫です。



シートを張り替えたので、外観上は、２０周年記念モデルの２００５年式に近くなりました。

Vmax用ミラーについて

デモ車のミラーがノーマルだったので、ステーのみショートに交換しました。現在は、絶版になっていたと思います。







今日は、休日なので、自宅ガレージの掃除ついでの作業でした。

Vmaxの日々の修理

最近、質問コーナーへの書き込みが多い気がします。書き込んでもらえれば、わかる範囲で回答しますので、よろしくお願いします。

最近は、季節柄、車検整備が多いです。古い年式の車両が多いのか、ダイヤフラムが回転している車両を多く見かけます。

また、初めて見たのですが、写真のようにエアクリーナーボックス内のファンネルの向きが間違って装着され、お互いに向き合っていたものがありました。この場合は、お互いに吸い込むので吸気抵抗になると思います。正しくは、４気筒とも前方にファンネルが向いています。



通勤用スクーターは、現在腰上を組んでから２００ｋｍほど走行しました。５００ｋｍほど走ってから、セッティングです。今のところ１００ｃｃのセッティングのままですが、低回転でのトルクが太っているので、結構楽です。

Ｖｍａｘの日々の修理について

毎日、Ｖｍａｘの修理を行っていますが、気になった点を上げていこうと思います。

キャブレターのダイヤフラム、つまりスロットルバルブですが、年式が古いとダメになるケースが多いです。



第一段階は、圧入部分が緩み、ゴムの本体が回ってズレてきている場合があります。本体の負圧検知用の穴が真下を向くように、ゴムの一部に位置決めがあるのですが、白の丸印のように、ズレている場合があります。右の写真が正常です。



第２段階は、圧入部分が抜けると、写真のように分解してしまいます。キャブレターの中で分解すると、負圧がかかっても開きませんので、スロットルバルブが閉じたままになります。

キャブレター整備のついでに、エアクリーナーボックス内のオイルセパレーターの掃除を行いました。ここはブローバイガスのセパレーターになっていて、ファンネルに接続して吸わせていますが、水分も出てくるので、油分と結合すると乳化したオイルが溜まります。写真下側がそうですが、多いと一面溜まっていることもあります。



フロントブレーキキャリパーの分解清掃を行ったのですが、パッドの点検の際に、パッドの裏板（鉄板）とパッドが剥がれていたケースです。



耐久性のあるパッドの場合、バイク便等には良いのですが、一般ユーザーの場合、減らないので、長期間付けっ放しになる場合がありますが、経年変化等で剥がれる場合があります。この場合は、パッドが残っていても危険ですので、交換です。

ＹＡ１００ボアアップキット装着

通勤用のスクーターですが、最近２５０ｃｃのスクーターに動力性能で劣るのが、どうも気に入らなくて、ボアアップキットを購入しました。デイトナ製ですが、台湾製のようです。シリンダーは、４ＶＰつまりＢＷ’Ｓ用で、００品番のフルパワー用をボーリングしているようです。ちなみに国内仕様のＹＡ１００のシリンダーは１０品番で排気ポートの形状が違います。



一応調べたのですが、ピストンクリアランスは、ＹＡ１００の国内基準値の上限を少し超えています。また、ピストンリングの合口隙間も基準値上限ぐらいです。そのまま組むのも気が引けるので、ピストンヘッド加工と各ポートのバリ取り研磨ぐらいで組み込みました。現在、慣らし中です。雨だし、交通安全週間なので、飛ばせないので、良いかと思っています。５００ｋｍぐらいは慣らしをしたいと思います。

Vmax新車コンプリート

日々、Ｖｍａｘの修理等をしていますが、新車のコンプリートも製作しています。



フロントマスクは、バイザーとマルチリフレクターレンズで印象が違います。



リア周りは、１７０のタイヤで少し太めに見えます。



前後サスをローダウンしているので、よりタイヤの太さが強調されているのと、前後で水平に下げているので、あまり違和感がないようにしています。マフラーについては、モディファイドで、点火系はイグニッションブースター、車体は、リアフレーム補強キットとフロントフォークスタビライザーです。

特に新作のフロントフォークスタビライザーは、アウターチューブの捩れを抑えているので、インナーチューブの動きが良くなり、動きが自然な感じになります。自分のＶｍａｘに付けるために作ったのですが、お勧めです。

Vmax用タンデムバックレスト

忙しくなってきたので、更新が遅れています。

新車を納車整備していたのですが、現在、ＵＳヤマハ製のタンデムバックレストがメーカー欠品中です。なんでもアメリカの工場で鋳物の型を修正中に壊れて、鋳型の新規製作から始めるので、注文しても半年待ちだと言われました。とりあえず必要なので、代わりになるものを探し、レンテック製のシーシーバーを装着しました。





写真のバージョンのほかに、キャリア付もあります。シーシーバーだけのほうが、珍しいと思います。

ちなみに、インスツルメントカウルもヤマハで欠品中で、納期は、５月中旬だそうです。