オーナーの方から連絡があり、追加作業です。

前述のシルバーの旧型Vmaxの追加作業です。旧タイプのオーリンズ製リアサスが装着されていたのですが、左右ともオイル漏れのため取り外しです。時間がかかりそうなので、一旦ヤマハ純正サス取付しました。旧タイプのオーリンズですが、YA513とYA137の2種類あり、似ていますが、本体からリザーブタンクへのステー部分の形状が違います。リアブレーキキャリパーの取付ボルトが純正だったため、右側のリザーブタンクの裏が削れています。

リアブレーキパッド交換です。パッドは純正です。キャリパーを清掃していると、ほぼピストンが固着に近い状態です。ピストンの長さに対して直径が小さい4ポッド等は固着しにくく、直径の大きな2ポッド等は、固着していることが多いです。今回も外側が動きが悪く、内側のみ限度でした。ピストンは回転方向にぴっぱられることとパッドの減り方も回転方向に斜めになり易いので、ピストン自体がキャリパーに対して斜めに引っかかりやすいこともあります。2ポッドの場合は、パッド裏のシムは抜かない方が良いと思います。4ポッドの場合は、ピストンの長さに対して直径が小さいので斜めになりにくく、パッドも均一に押しやすいので、引っ掛かりにくいです。異径4ポッドは回転方向の前後で、ピストンの直径を変え押し方を均一化しているのでパッドの減り方が斜めになりにくいです。いずれにしても定期的なフルード交換は必要です。ピストンの掃除を行うとピストンが劣化したフルードで汚れが付着していることが多いです。

クーラント全量抜き中です。サーモスタット部に入っているパイプからラジエターキャプ下のアルミブロックにサーモスタットが閉まっているときの循環用バイパスパイプが接続されていますが、今回、取り回しがおかしくエキパイと接触していたので、クーラントを抜き、ラジエターを外して修正しました。通常は、フレームとラジエターの間を通るのですが、無理やりフレームとエンジンの間を通してあったので、エキパイに接触していました。修正しようと思ったのですが、どうもうまくいかないので、よく見たら、パイプが上下逆でした。純正のパイプ類は、形や曲げが成形されているので、上下逆だとうまく収まりません。

最終チェックと試乗です。サーモスタット部のオンオフバルブのOリングを交換し、サーモスタットを機能するようにしたので、水温の暖まりが早いです。とりあえずリアサスを純正に交換してあるので、納車可能です。よろしくお願いいたします。
2017.12.10 作業担当 ヤダ(矢田)