最近、帰る頃になると雨が降っています。
先週の続きです。車検でお預かりの車両です。
アクセルワイヤーのステーとVブーストジョイントの取付けを直しました。
クラッチフルード交換前後。
ブレーキフルード交換前後。キャリパーからは、劣化したフルードが出てきました。
リアブレーキフルード交換前後。
クーラント全量交換中です。
お持込のオーバー製バックステップの交換です。シフトのリンクの邪魔になるので、サイドスタンドの先端のバーを切りました。後は、車検に行きます。
スタータークラッチの交換、プラグ点検、異音点検でお預かりです。先に、エンジンオイルを抜きます。
ボルトが3本とも緩んで、ボルトと本体が反対側のギアに当たっています。エンジン始動後は、セルモーターからの減速ギアは停止、本体は、ローターと一緒に回転しています。
ボルトは上や横もすれており、ネジ山がなくなって細くなり、折れる寸前です。
折れると、エンジン始動できなくなります。また、たまに、結構、分解している状態もありますが、破片がエンジン内部に入ります。大体は、オイルポンプ部のストレーナーに引っかかります。
その昔、この車両は、一度外しているので、通常通り外れました。
新品を組み込んで、戻して、エンジンオイルを入れます。
電圧計が付いているのですが、一応、バッテリー端子と両方見ると、0.6ボルトほど表示が低いです。
プラグは、まあまあ焼けていましたが、プラグの穴から錆が出てきたことと、前オーナーから交換していなかったので、新品交換します。
異音が鳴るので、調べてみると、結果的には、Vブーストジョイントのゴムが劣化したのか、バンドの締め付けが少し緩くなっていて、厚くなるとゴムが膨張し、2次エアを吸うようになり、この部分の負圧の変動とともに吸い込む音が出ていました。吸気音になるので、音は、クランク回転の半分のカムシャフトの回転と同じ回数になるので、最初、カムシャフト部分を疑いましたが、少し音が違うので、8カ所のインシュレーター&ジョイントを調べたら、1カ所(左前側)から音が出ていました。とりあえず、少し締めて、音は止まりました。締めこみ過ぎると今度は、切れるので、少し締め具合が面倒な場所です。
最終チェックと試乗です。問題なさそうですので、明日連絡します。
2016.06.09 作業担当 ヤダ(矢田)