毎年ですが、この時期になると油脂類の漏れによる修理が増えます。
サーモスタット部周辺からのクーラント漏れで入庫です。チェックするとウォーターポンプの穴からも漏れた跡があるのでオーナーに連絡し、クーラント交換、水漏れ修理、ウォーターポンプオーバーホールの作業を行うことになりました。
クーラント自体はエンジンオイル混入は無いので、単純にクーラント漏れ修理のみです。最初に全量抜きですが、いつもドレンボルト、シリンダー横の栓、ラジエター下オンオフバルブ部を外しています。オンオフバルブには、位置決め用のスプリングとボールが入っていますが、今回は、無くなっているので、手持ちのスプリングとボールを入れました。
今回、交換した部品です。ポンプからクーラントが漏れた原因は、メカニカルシール不良ですが、シール部のセラミック部分がヒビがあり、そこから出たようです。修理の際は、外装を外して、修理個所以外もチェックしますが、バッテリー周辺は、外す機会が多く、外した際に配線保護のモールが無くなっていることが多いです。修理の際に追加することが多い部品です。
最終チェックと試乗です。特に問題は無いので、この後、納車になりました。
2017.12.27 作業担当 ヤダ(矢田)