ヤマハ専門に、30年間2輪業界に在籍、主にVmaxの整備中心です。意見感想は、個人主観です。連絡先はカテゴリに有ります。
PrivateFactory ベイカーズストリート V-max Garagename Right-arm ライトアーム


★2014年2月20日付で、VMG大原は、退職いたしました。

★勤務先:Right-arm 
ホームページアドレス:http://www.right-arm.jp/←※クリックでホームページ出ます。
 〒202−0014 東京都西東京市富士町5−1−17 ←※クリックで地図出ます。
 ℡:042−497−6758 
お電話を頂く場合は、営業日の営業時間内でお願いいたします。

 定休日 毎週月曜日 営業時間:AM11:00〜PM20:00
※月曜日が祝日の場合、定休日は、火曜日に振替になります。

 作業担当 ヤダ マサオ(矢田 正夫)

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 ★質問コーナー2  ★車検費用及び工賃について  ★質問コーナー3





基本的に、試乗は夜間に行っていますが、気温が下がってきていますので、走り始めは、タイヤの温度が低く、また、路面温度も低いので、グリップしにくくなってきています。また、旧型Vmax用ではないアメリカン用や摩耗したタイヤもグリップが低いので、これから夜間に走行する場合は、要注意です。

  

車検と整備でお預かりです。エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル交換中です。

  

クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等は無いので、全量交換のみです。

  

以前から、ラジエター下のオンオフバルブがオンのままでしたので、サーモスタットがほとんど機能していない状態でした。シリンダー横のゴム栓もしばらく交換していなかったようで、劣化しており、クーラントが滲んでいます。

  

クーラント全量交換中です。電動ファンスイッチは、98℃オンタイプで、走行時電動ファンの作動時間が長く、バッテリーの負担が大きいので、オーナーのご希望により純正(105℃オン)に戻しました。スパークプラグは、NGK製JR8Cでしたので、今回は、点検清掃のみです。

  

エアクリーナーは、ヤマハ純正で要交換で、現在K&N製を注文中らしいです。入荷が遅れているので、オーナーが車検後に交換する予定です。ダイヤフラムは、作動不良や回転は見られないので、平気そうです。

  

 

前後キャリパーは、点検清掃のみです。

  

  

  

フルードは、フロント&リアブレーキ、クラッチの3カ所とも交換です。

 

グラブバーが、USヤマハ製のパーツでした。分割タイプで一体型の純正と比べて剛性が低く、今回、シートレール補強ユニットを装着しました。ただ、寸法が違い、ボルトオンではないので、グラブバー側を切削加工して装着しました。結構面倒です。

 

MFタイプのバッテリーでしたが、交換時期ですので、一応補充電のみ行いました。車検後に、オーナーが交換予定です。

  

エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は、平気そうです。

  

車検は、多摩陸事です。今回交換した部品類です。電動ファン作動温度が98℃だと停止する温度が90℃ぐらいになるので、エンジンを停止し、再始動の際に、まだ回っていることが多く(配線構造上)、その場合、セルモーターにバッテリー電源が集中できず、モータの回転が遅くエンジンが始動できない場合があります。後は、シートレール補強ユニット交換時に外したボルト、シフトリンク部でカバーが破れていたので、交換しグリスアップしたゴム類です。オートバイに限らないことですが、金属可動部は、注油した方が動きがスムーズで摩耗が減るので、動きが良くなります。ただ、間違った種類の油脂類を付けたり付け過ぎたりすると逆効果の場合もありますので、サービスマニュアルを参照してください。納車時に、荷掛けフックを交換しました。

  

最終チェックと試乗です。とりあえず、緊急性のある問題は出ていないですが、スタータークラッチのボルトが緩んでいる可能性があるので、症状が悪化した場合は、次回エンジンオイル交換時に、修理が必要かもしれません。今回は、無事納車になりました。

2020.10.23 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 



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最近というかしばらく前からですが、気になっていることがあります。閉店したバイク屋さんも言っていたのですが、中古車をヤフオクもしくは知り合いから購入し、修理やカスタムはネットで部品を買い、ユーチューブを見て作業する人が多くて仕事が減ったと言っていて、収益が改善する見込みがなさそうなので、余裕がある間に閉店すると決めたそうです。ユーザーの立場からすると、車両を安く買って自分でできる部分は作業して、安くあげるというのは理解できますが、結果的にバイク屋さんが減少していくという事態になっています。また、バイク屋さんも修理の際にサービスマニュアルを見るのではなくネットの情報やユーチューブを見て作業をしている場合もあるようです。業界内の話ですが、車両を仕入れて販売前に売り物にするために整備しますが、その際も、社外部品や中古部品を使用し経費を押える場合もあるようですが、中古部品や海外製部品を使った場合は、長く持たないことが多いようです。色々なことで、経費を押えて安くあげるということは必要なことですが、結果的に全体的なレベルが落ちているような気がします。また、ショップも自分の店で販売した車両しか修理しないところも多いようです。理由も理解できますが、業界として、良い方向ではないと思います。

  

コンディションレベルチェックパックでお預かりです。ダミーダクト(社外品)が大き目で、チョークレバーが接触し、戻せなくなっています。また、ラジエターから抜けてくる空気の出口を塞いでいますので、熱がこもりやすく冷却効率が悪いです。

  

社外品を組み合わせた足回りですが、中古品で劣化があることと、組み立て具合が良くないので、正常に機能していないようです。中古品を購入した場合は、消耗部品を交換もしくは、オーバーホールし、機能を正常に戻してから組み立てた方が良いと思います。

  

エンジン始動前と始動後のエンジンオイルの油面です。エンジン関係は、あまり音大が無い様に思います。

  

 

各フルードは、量のみ点検です。

  

リアサスは、純正部品のオーリンズですので、車種設定があっていないとは思いますし、リザーブタンクが大きい様に思います。

  

フロントの倒立サスは、ワイズギア製だと思いますが、若干オイルが滲んでいることもあり、オーバーホールした方が良いと思います。

  

フロントブレーキですが、キャリパー自体は清掃で良いと思いますが、ホイールにガタがあり、ローターが正常に回らず、パッドを押し戻すので、ブレーキの1回目のストロークが大きいです。

  

リアキャリパー自体は、問題ないと思いますが、ベンチレーテッド用の純正キャリパーをソリッドタイプの社外品のローターと組み合わせているので、キャリパーとローターのセンターがずれており、ピストンの出方がおかしいです。リアホイールももともと右にオフセットがある社外ホイールですが、さらに右に寄せているので、おそらく9mmほどのオフセットになっていると思います。

  

ラジエターのカバーですが、社外品の場合でデザイン性のあるものは、冷却効率が純正より落ちる場合が多いです。クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等は無いようですが、交換時期不明です。

  

バッテリーは、液式なので、外から液面が見えます。液面は、真ん中ぐらいです。

 

液式バッテリーとすると、電圧と容量は平気そうです。

  

エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は、平気そうです。

  

ガソリンタンクは、過去に、錆び取りを行われたような気がします。少錆びはあります。マフラーは4本出しで4気筒バラの排気になっていることと、リアバンクのエキパイが短いので、低回転のトルクが出しにくいです。

  

エアクリーナーは、社外品のようです。ダイヤフラムは、回転や作動不良は無さそうです。

  

ステアリングダンパーがついていましたが、ハンドルストッパーとのストロークの兼ね合いが悪かったので、取付位置を修正しました。プラグキャップはNGK製です。純正のゴムキャップが移植されていましたが、ゴムキャップ自体が溶けています。

  

スパークプラグは、NGK製JR8Cですが、プラグキャップに防水性がないので、錆びています。ヘッドライトは、社外品で、純正より暗いです。また、切り替えが効かず、ハイビーム時は、上下同時点灯になりますが、ハイビームの方がロービームより暗いです。

  

ギアオイル交換t竜です。交換した部品ですが、ガソリンタンクのエアベントチューブがマフラーで溶けていたので、切断しました。

 

最終チェックと試乗です。キャブレターは、機能的には生きているようなので、点検&調整と同調を行いました。同調が合っていない(バタフライバルブが空いている)とパイロットスクリューが生きていても反応しません。同調調整を行う場合の方法は、サービスマニュアルを参照してください。要整備事項を説明の上、納車になりました。足回りは、正常に機能しないと危険です。

2020.10.22 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 



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最初に勤務したバイク屋さんは、ヤマハSR専門店で、個人的には、SRXに乗っていました。その後SRXにはセルが付き、結果的に排ガス規制の強化の時点で廃番になりました。ただ、SRは規制の強化のたびに対応し、今でも生産されています。SRを見るとVmaxも旧型Vmax(第1世代)をベースにインジェクション化し、国内専用モデルとして継続生産していてほしかったと思います。今であれば、馬力規制もほぼ無いので、Vブースト付き140馬力でもいけたのではないかと思います。新型(第2世代)も生産が終わって残念に思います。

  

車検と整備でお預かりです。オーナーが購入され、全体的に修理を請け負ったのが去年の春で、その時点で大体の箇所は修理しましたので、今回は、点検整備と油脂類交換がメインです。外装を外して点検から始めます。

  

エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル交換中です。スパークプラグは、前回、NGK製JR8Cを装着したので、今回は、点検清掃のみです。

  

エアクリーナーは、K&N製ですので、洗浄です。ダイヤフラムは、作動不良や回転は見られないので、平気そうです。

  

クーラントは、前回交換しているので、今回は、点検のみです。

  

 

前後キャリパーは、点検清掃のみです。

  

  

  

フルードは、フロント&リアブレーキ、クラッチの3カ所とも交換です。前回も交換はしていますが、1年以上経過し、劣化もあるので、交換です。

 

バッテリーは、オーナーが交換済みで、点検のみです。

  

エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧で、充電系は、平気そうです。

  

車検は、多摩陸事です。今回交換した部品は、キャリパーのブリードボルトのキャップと油脂類がメインでした。

  

最終チェックと試乗です。特に大きな問題は無いですが、バルブ周りにカーボンが付着しているようで、吹き返しが見られます。詳しくは、納車時にご説明いたします。よろしくお願いいたします。

2020.10.17 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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旧勤務先で販売した車両や、整備したことのある車両が、オーナーが変わりあらためて入庫することがたまにあります。ただ、オーナーが変わると、そのたびに部品交換や他店で整備されることもあるので、以前見た状態とは変わっていることが多いです。

  

旧勤務先でコンプリート販売された車両(最終型ベース)です。コンディションレベルチェックパックと部品交換でお預かりです。外装を外して点検から始めます

  

前後タイヤは、ダンロップですが、摩耗していることと、製造後7年ほど経過しているので、交換した方が良いです。

  

  

前後ヘッドカバーガスケットからオイルが滲んでいます。垂れてくるようになったら交換した方が良いです。

  

新車時のリアサスかと思いますがバンプラバーが劣化しているので、オイルもへたっていると思います。

  

前後キャリパーは、要清掃です。また、交換するほどではないですが、パッド残量が前後とも少ないです。

  

リアフレーム補強キットが装着されていたはずですが、外されたようです。

  

クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等は無さそうです。交換時期不明です。

  

エアクリーナーは、K&N製ですが清掃した方が良いと思います。ダイヤフラムは、作動不良や回転は見られないので、平気そうです。

  

スパークプラグは、NGK製JR8Cでしたが、錆や劣化があったので、新品交換しました。プラグキャップは新車時の部品ですので防水性があまりないです。

  

フロントフォークのオイルシールは平気そうです。

  

ダストシールもヒビはみられないので、平気そうです。

  

ガソリンタンクは、錆び取りの処理を行ったようですが、、少錆び有ます。エンジンオイル、ギアオイル交換中です。オイルフィルターは交換しませんが、ヤマハ純正でした。

  

純正加工マフラーでしたが、消音パイプを入れたままにするということなので、キャブレターの状態とメインジェットの番手チェックです。2番気筒のキャブレターのフロート室からガソリンが漏れていたので、ガスケットを交換しました。また、ドレンボルト部からガソリンが滲んでいましたので、Oリング交換しました。メインジェット類は、標準に戻っていましたが、キャブレターの連結を外して交換したようで、水平が狂っていましたので、連結を直して、点検、調整と同調を行いました。

 

社外品のMFバッテリーが装着されていましたが、測定結果が良くないので、とりあえず補充電しておきました。

  

エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は、平気そうです。

 

エンジン始動後のオイルレベルです。

  

フロントフォークですが、エア圧が0でしたので、規定値の0.4にしました。また、左右で高さが違いましたので、合わせておきました。

  

2番気筒(左前)のエキパイが結構凹んでいます。タイヤ交換時かと思いますが、ステムベアリングのカバーが変形していました。恐らくフロンントタイヤを外す際に、ロープを掛けそこなったのだと思います。ステムベアリングは、少し引っかかりがでています。

  

各フルード類は交換時期不明ですが、クラッチフルードの状態を見ると、半年から1年は交換していないように思います。

  

今回交換した部品類です。使っていなかったスイッチを外し、お持込のUSB電源ソケットを装着し、無理やりついていた電圧計を付け直し、ウインカーリレーを交換してスイッチを付け、ハザードを使えるようにしました。インジケーターの配線も加工しました。ETCですが、本体は、タンデムシート下からエアクリーナーボックス後方に移動しました。アンテナとインジケーターも移動しました。

  

最終チェックと試乗です。走行距離が2万5千キロほどでしたので、それほど劣化はしていませんが、消耗部品、特にゴム類は要交換です。また、整備も行った方が良いと思います。ただ、状態は悪くないので、劣化した部品を交換し、整備しなおせばもっと良くなると思います。納車可能ですので、よろしくお願いいたします。

2020.10.16 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 



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台風は、直撃も無く、海上を移動していったので、それほど被害も無くよかったです。早く天候が回復してくれると助かります。

  

お持込部品の交換でお預かりです。中古のリアキャリパーを交換しようと思ったのですが、ピストンが固着して動かないので、分解し、シール交換です。

  

シルバーのキャリパーからブラックに交換です。ブレーキパッドは、残量とあたりの関係で以前の物を使用しました。フルードは、新品に入れ替えです。

 

分解清掃し、シール交換したので、ピストンの動きが良いです。

  

フロントは、ブレンボ40mmピッチの新品とサポートに交換です。

 

フルードは、新品に入れ替えです。

  

クランクケースカバーの丸い部分をお持込部品に交換です。海外製の部品は、日本製に比べて精度が甘い場合が多いです。

 

今回交換した部品類です。クラッチ側のカバーの交換は、内側からネジ止めですので、一旦、クランクケースカバーを外して交換しています。

  

最終チェックと試乗です。部品交換なので、作動と油脂類の漏れチェックです。納車可能ですので、よろしくお願いいたします。

2020.10.10 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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普段、車や、バイク、スクーター等に乗りますが、純正でキルスイッチがあるのは、バイクだけです。緊急停止用だと思いますが、車やスクーターにはありません。車の場合、一般市販車には無いですが、レース車両には装着義務があります。最近のバイクやスクーターは、インジェクションなので、キャブレター車のように転倒したらエンジンが止まるとは限らないので、転倒用の角度センサーが付いていたと思います。一般的な市販の車には、メインキーやオンオフスイッチがありますが、ドライバーしか触れないので、センターコンソールにキルスイッチがあれば、助手席側からも停止ができるので、安全面からは、良いような気もします。車の事故のうち、何件かはキルスイッチがあれば、損害が小さくなるのではないかと、思います。

  

車検と整備でお預かりです。エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル交換中です。

  

インナーチューブにオイルの輪があったので、確認するとフォークオイルが漏れていました。追加で修理になります。

  

クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等は無いので、全量交換のみです。

  

ウォーターポンプの穴から若干、エンジンオイルが滲んでいますが、緊急性は無いと思います。漏れが酷くなったら、ウォーターポンプのオーバーホールになります。クーラント全量交換中です。

 

バッテリーは、秋月電子扱いの物です。電圧と容量の点検です。

  

エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は、平気そうです。

  

エアクリーナーは、ヤマハ純正でした。まだ使用可能範囲なので点検清掃のみです。ダイヤフラムは、回転や作動不良は見られないので、平気そうです。

  

スパークプラグは、NGK製JR8Cでしたので、点検清掃のみです。少し錆びています。プラグコードとキャップが社外品で、防水性が無く、抵抗値の関係で、点火時期に少し影響があります。

  

  

  

フルードは、フロント&リアブレーキ、クラッチの3カ所とも交換です。

  

フロントフォークの修理中です。キャリパーは、前後とも点検清掃のみです。ただ、フロントの左側は、フォークオイルが付着しているので、油分も清掃です。

  

  

車検は、多摩陸事です。今回交換した部品類です。クラッチレバーとブッシュ、ボルトがガタガタで、遊びが多く、クラッチの切れが悪いので、交換しました。

  

最終チェックと試乗です。クラッチの切れ方が変わりましたので、シフトもやりやすくなりました。リアタイヤは、要交換です。納車可能ですので、よろしくお願いいたします。

2020.10.09 作業担当 ヤダ(矢田)



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ご好評につき、マルチリフレクターレンズキットのご予約は締め切りました。ご予約頂きまして、ありがとうございました。追加製作はございませんので、ご連絡頂いても、お受けできませので、ご了承ください。すみませんが、よろしくお願いいたします。

ご予約頂いた方には、詳細決まり次第、個別にご連絡致します。

よろしくお願いいたします。

2020.10.08 担当 ヤダ(矢田)

 

 



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10月に入りましたが、この時期に台風とかやめてほしいです。気温の上下もあり、最近、秋が無い様に思います。

  

車検と点検、一部修理でお預かりです。点検から始めます。

  

前後タイヤですが、フロントは純正同サイズですが、少し小さめになっているので、ブリジストンやダンロップ製よりは、少し細く小さいと思います。また、リアはワンサイズ太いので、リム幅に合っておらず、少し丸くなっています。アメリカン用のタイヤのようでスピードレンジがHレンジですので、タイヤ剛性がVレンジより低いと思われ、パワーをかけたり、スピードを出す走行には向かないと思います。スピードレンジが違うと、タイヤの回転数とそれに伴う遠心力が変わってきます。実験したことがありますが、設定されたスピードレンジ以上の回転数で回すと、空気圧が規定値でもタイヤが変形し、縦方向に延びます。条件が悪いとバーストしかねません。設計時に設定されたスピードレンジのタイヤを装着した方が安心です。また、逆にスピードレンジや荷重設定が高いタイヤを装着した場合は、タイヤがうまく変形せず、曲がりにくいことがあります。

  

フォークのエア圧チェックです。気温により変化し、空気圧によってフロント側の車高が変わるので、要点検個所です。

  

前後キャリパーは、作動とパッド残量の点検のみです。

  

各フルードは、量と色の点検みです。

  

  

エアクリーナーは、K&N製でした。ダイヤフラムの回転や作動不良も無さそうです。

  

スパークプラグは、デンソーのイリジウムプラグです。少し燃焼温度が低いようです。プラグキャップは、他車のダイレクトイグニッションのようです。プラグコードが無いので、効率が良いですが、内部抵抗値が純正のイグニッションコイルと比べて小さすぎると、流れる電流が違いますので、純正イグナイターを分解したことがないので、正確には言えませんが、点火用のトランジスタの許容電流を確認しないと破損する可能性もあるので、要注意だと思います。

  

クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等は無さそうなので、平気そうです。リザーブタンクにゴミ等が浮いていますが、ラジエターに塗られている塗料が剥がれているように思います。ラジエターキャップ部には、オイルの付着等は見られません。

  

オーナーのご希望ですが、ギアケースを触った際に、ドライブシャフトを抜いてしまい、うまく戻せないので、ギアケースからドライブシャフトを抜き、先にエンジン側のジョイントに差しておき、ギアケースをドライブシャフトに差しながら装着したので、オイルシールの状態を確認してほしいとのことでしたので、分解してみました

 

  

通常ギアケース側にドライブシャフトを差し込んでから、アッセンブリで装着します。ドライブシャフト側にオイルシールがあり、ドライブシャフトとカップ奥のボルトの間のスプリングでドライブシャフトをエンジン側に押す構造なので、取り付け順番が違うとオイルシールが所定の位置まで入らず、最悪の場合、ギアケース内のオイルがスイングアーム内に漏れることがあります。

 

写真は、カップ内部ですが、潤滑用の穴が2カ所あり、ギアケース内のオイルをギア内部に送っています。ですので、漏れ防止に、ドライブシャフト側にオイルシールが装着されていますが、構造上ドライブシャフトが少し斜めに回る関係で、柔軟性のあるオイルシールになっています。今回は、オイルシールの破損は無さそうでしたが、位置が浅く少し斜めでしたので、所定の位置まで押し込んでから、アセンブリで、装着しなおしました。別件の修理例で、ギアケース内のオイルがスイングアーム内に漏れて、ミドル側まで流れて、ミドル側のゴムブーツの下側の穴からオイルが出ていたケースがありました。スイングアームとギアケースの合わせ面からオイルが滲んでいる場合も要注意です。

  

ガソリンタンク内はサビもなくきれいでした。バッテリー付近も確認しました。

 

バッテリーの電圧と容量の点検です。

  

エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。

  

エンジンオイルは点検のみで、エンジン始動前と始動後の液面です。

 

各部点検し、多摩陸事に継続検査に行きました。

 

24か月点検と必要な整備(ドライブシャフト確認及びメーター交換によるニュートラルランプの不具合)と継続検査まで終了しましたので、一旦終了です。オーナーにご連絡し、追加があれば、別途作業いたします。

2020.10.04 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 

 

 



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気温が下がってきていますので、バイクに乗るには良い季節になりました。ただ、夜間の試乗は少し肌寒いです。交通安全週間も終わりましたが、昼間は、乗り慣れていない車のドライバー、法律無視の自転車が怖いです。移動オービス等もあるので、事故や違反には要注意です。

  

車検と整備でお預かりです。国内仕様ノーマルです。エンジンオイル、オイルフィルター交換中です。

  

エアクリーナーは、純正コピー商品で、フィルターが違い、吸い込みが悪いので、次回交換時は、純正に戻した方が良いです。ダイヤフラムは、作動不良や回転は見られないので平気そうです。国内仕様なので、半分ほどしか開きませんし、負圧検知用の穴も小さいです。リターンスプリングは、同じです。

  

クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等は見られないので、全量交換のみです。

  

全量交換中です。スパークプラグは、NGK製JR8Cで、オーナーが交換済みですので、点検清掃のみです。

  

前後タイヤは、ダンロップ純正のホワイトレターです。空気圧が下がっていましたので、規定値に戻しました。気温が下がってくると内圧も下がるので、この時期は、乗る前にチェックした方が良いです。

  

フロントフォークのエア圧も気温で変わるので、要チェックです。

  

各フルードは、オーナーが交換済みですので、点検のみです。

  

前後キャリパーは、点検清掃のみです。

  

 

冷間時は、エンジン始動できるが、温間時(ガソリン給油時等)はエンジン始動困難ということなので、バッテリー点検です。電圧はとりあえず出ていますが、容量が低下しているので、交換です。

  

一応、バッテリー交換前のエンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。ステーターは、点検済みで問題は無く、電圧も出ているので、充電系は平気そうです。

  

バッテリー交換後のエンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。

  

予備のレギュレーター(中古)をお持込でしたので、充電電圧を測定してみました。現在使用中のレギュレーターの方が出力電圧が高かったので、交換はしていませんが、予備としては使用できると思います。今回交換した部品類です。電気配線も一部修正しました。

  

継続検査は、多摩陸事です。年式は古いですが、特に問題箇所は無いです。

  

最終チェックと試乗です。消耗部品交換と定期整備がメインですので、特に問題はないです。エアクリーナーの吸い込み不足が気になりますが純正に戻せば問題ないと思います。持病のエンジンオイル滲み(ステーターの配線の種類の問題)がありますが、メーカー対策前の年式なので、補修ができません。完全に止めるには、ステーター交換になりますが、オイル漏れのレベルでは無いので、そのままです。無事納車になりました。

2020.10.03 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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相変わらず整備作業が立て込んでいますので、メール等の返信が遅れ気味です。返信はしますので、お待ちください。ホンダの件ですが、F1撤退は、残念です。先代の社長が亡くなってから、社風が変わったように思います。個人的希望ですが、車のメーカーの社長は、車好き、バイクのメーカーの社長は、バイク好きの人になってほしいです。某メーカーの社長のように売っている商品(車)に興味が無いとか最悪です。

  

部品お持込でメーター取り付けと、エンジンオイル、オイルフィルター交換でお預かりです。先に、エンジンオイル、オイルフィルター交換中です。

 

エンジン暖気後の油面チェックです。いつもアッパーラインまで入れています。

  

何度か装着しているメーターで、タコメーターがメインで、速度他の情報がデジタル表示のタイプです。スピードセンサーは、磁石で、タイヤの外周実測値を入力します。

 

最終チェックと試乗です。クラッチマスターの径が合っていないので、エンジンオイルが新品で温度が低いと切れが悪いですが、オイルの温度が規定値付近になると大丈夫です。クラッチマスターは交換した方が良いです。

2020.10.02 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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