ヤマハ専門に、30年間2輪業界に在籍、主にVmaxの整備中心です。意見感想は、個人主観です。連絡先はカテゴリに有ります。
PrivateFactory ベイカーズストリート V-max Garagename Right-arm ライトアーム


★2014年2月20日付で、VMG大原は、退職いたしました。

★勤務先:Right-arm 
ホームページアドレス:http://www.right-arm.jp/←※クリックでホームページ出ます。
 〒202−0014 東京都西東京市富士町5−1−17 ←※クリックで地図出ます。
 ℡:042−497−6758 
お電話を頂く場合は、営業日の営業時間内でお願いいたします。

 定休日 毎週月曜日 営業時間:AM11:00〜PM20:00
※月曜日が祝日の場合、定休日は、火曜日に振替になります。

 作業担当 ヤダ マサオ(矢田 正夫)

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 ★質問コーナー2  ★車検費用及び工賃について  ★質問コーナー3





本日は、10月の最終営業日です。今年もあと2ヶ月になり、気温も下がってきました。バイクの調子は良くなってきますが、人間が耐えられなくなってきます。

現在欠品中のクロモリ製アクスルシャフト前後セットを生産することにしましたので、ご希望の方は、ご予約下さい。納品時期は、12月上旬の予定です。

旧型Vmax用クロモリ製アクスルシャフト前後セット:49,140円

旧型Vmaxは、設計年度が古いためアクスルシャフトが細く車重や、走行時の荷重がかかった場合、シャフト自体が変形し、操縦性に影響があります。シャフト自体を太く中空にするには、ホイールベアリングや、フロントフォーク等の改良も必要になるため、アクスルシャフトは純正同サイズとして、クロモリ製で製作し、装着時の変形を抑え、タイヤの接地感の向上を目的としました。製造工程は、クロームモリブデン鋼より削り出し、熱処理、仕上げ削り、平面研磨、メッキ処理の5工程により、純正同サイズながら、剛性と工作精度を上げています。交換するだけで操縦安定性が向上します。ギアケースの年式により、前期、後期型で使用部品が違いますので、同封の説明書を参照して下さい。また、常連のお客様(加工工場関連)で、64チタンで製作したいというので、製作後、クロモリ製のシャフトと比較してもらったのですが、曲げ剛性について、64チタン製より熱処理済みのクロモリ製の方が良い数値だったので、64チタンでの量産は見送りになりました。当該のお客様もクロモリ製を継続使用していただいております。

先日は、ご来店ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

ご来店ありがとうございます。11月に入りましたら、作業を始めますので、お待ちください。よろしくお願いいたします。

   

コンディションレベルチェックでお預かりした車両の続きです。チェック後、そのまま修理に入っております。お預かりしている部品の装着もありますので、必要部分をすべて分解し、ヘッドカバーガスケット交換から始めます。水回りのパイプも外しますので、水漏れ修理も同時作業です。ブレーキローターボルトの1本に緩め折れがありましたので、残っているボルト部分をドリルで、センターに穴を開け、徐々に穴を大きくし、最後にネジ山を切り直して修正しました。ネジ山がダメになった場合は、ヘリサート加工を行いますが、今回は規定トルクがかかったので、そのままです。

   

エアクリーナーは、お預かりしたK&N製を洗浄し、装着、ETCはいつもの位置(アンテナはメーター前、インジケーターはハンドル下左側、本体は、エアクリーナーボックス後側)に装着、フロントブレーキとホース、マスターはお預かりしたセットに交換し、キャリパーは洗浄及び点検、フルード交換を行いました。

   

リアブレーキは、ピストンの動きが悪かったので、点検清掃と調整を行いました。クラッチマスターとホースは、お預かり部品に交換です。フルードは、3カ所とも交換しました。

  

ギアオイルも汚かったので、交換です。ドレンボルトの磁石に鉄粉が結構溜まっていました。

 

その他、純正ミラー、ウインカー、Vブースト切り替えスイッチ、ステップ、純正加工マフラー、ライトスイッチ付右ハンドルスイッチ等を加工、取付、調整等を行い装着しました。ほぼ一度、フレームとエンジン以外分解、再組立てしています。あとは、タイヤを新品にすると結構良い状態だと思います。エンジンは分解していませんが、車体を分解、再組立て及び調整を行うと、状態がリセットされますので、乗った感じも変わってきます。

 

本日、納車に来ていただき、ありがとうございました。また、別件で、最終型の軽微な修理でお預かりいたしました。終わり次第ご連絡致します。

2016.10.30 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 



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明日、明後日は天気が悪そうなので、作業日程的に困ります。

   

お預かりしている車両の続きです。クラッチの滑りの兆候が見られましたので、開けてみました。以前に交換した形跡があり、各部の組み方が、通常の位置や向きと違っていました。今回は、新品部品を通常通り組み、スプリングを押えているワッシャーのみ2枚にしました。

   

ニュートラルスイッチを押えているボルト3本のうち2本が脱落していましたので、ボルトのみ装着しました。ヨシムラテンプゲージ(油温)について、ご希望がありましたので、油圧点検部からの取出しに変換しました。ここの油温については、オイルパンのオイルではなく、オイルポンプで汲み上げ、オイルフィルターを通過し、一番左側のクランクメタルに行く通路のオイルの温度になります。

 

エンジン始動前は、エンジンの温度を表示していますので、接続は大丈夫そうです。一応、クラッチと油温計、オイル漏れのチェックで、高速試乗してきました。明日、最終チェックの上、ご連絡したいと思います。

   

中古車を購入されたお客様からコンディションレベルチェックでお預かりです。クーラントのオイル混入は問題なさそうです。キャブレターは、右側2気筒が奥まで刺さっていませんでした。インシュレーターは、使えそうですが、劣化はあります。

   

サーモスタット部からクーラント漏れがあったらしく、液状ガスケットが塗ってあります。フロント側のヘッドカバーガスケットからはオイル漏れがあります。タイヤは前後半分ほど減っていますが、前後銘柄が違います。

    

フェンダー部のグロメットがありません。他にも何カ所かない部分があります。フルードは、しばらく交換されていないようです。

   

リアバンクのプラグコードが緩んでいます。バッテリーは、秋月電子の前期型でした。状電状態は平気そうです。スパークプラグは、NGK製JR8Cで後ろバンクのやけが今一つです。プラグキャップは、補修部品に交換済みでした。

 

エアクリーナーは、NTB製の純正タイプ(乾式)でしたが、なぜか赤いオイルが塗ってありました。国内仕様なので、ダイヤフラムは半分ほどしか開きませんが、内部が回転しているようです。

 

フロントブレーキローターのボルトが1本無く、内部で折れているようです。また、左側に転んでいるらしく、ハンドルストッパーに損傷があり、左側の方が切れ角が大きいです。また、アクセルワイヤーの戻し側のアウターが折れていました。

一応試乗です。年式相応ですが、要整備個所と要交換部品がありますので、先日の打ち合わせ通り進めていきます。

2016.10.27 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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今日は、少し暑かったです。毎日気温が変わるので、いまだに半袖の夏用ツナギです。

本日、ゲイルスピードのリアホイールセンター出しの車両が納車になりました。一応、参考までにまとめてみました。

  

お預かりしてから、寸法出しとスイングアーム加工です。190/55-17のタイヤで6インチのホイールが装着されており、現在は、スイングアームとタイヤは接触していませんがホイールを左に寄せるとタイヤがスイングアームに当たるため、スイングアーム加工が必要です。

加工前の各部寸法を測っておきます。加工中は、移動用に純正部品を仮づけです。

   

リア周りの加工待ちの間に、ブレーキレバーのレバー比切り替えとメインハーネス交換を先に行いました。ブレンボのレバーですが、中のボールが固着するとレバー比が切り替えられなくなるので、ちょっと面倒です。メインハーネスもいろいろ加工があったので、新品ハーネスを加工してから組み込みました。

  

大まかな加工が終了したので、一旦仮づけし、各部を確認、その後、スイングアームの仕上げをし、塗装に出します。

   

今回、スイングアームの加工を行いましたので、溶接補強も同時に行いました。

   

 

スイングアームがペイントから戻ってきましたので、足りない部品を除いて組み立てます。スイングアームは、以前右側の補強が行われていたので、今回は、タイヤの逃げ加工と左右の連結部の補強及びセンター出しに係る加工です。この状態でノーマルホイールを装着すると左によってしまいます。追加作業で、ハイウェイペグ装着、フロントフォークエア圧変更及び突き出しです。リアホイールは、まだ装着できないので、純正のダストカバーを加工して装着しておきます。内側は、グリスが付着するので、無塗装、外側は、黒にペイントしました。

   

 小物が揃ったので、最終組み立てです。リアホイールのオイルシールを交換し、トルクロッドを製作したピロボールタイプに交換しました。

 

一旦、夜に試乗し、翌日各部点検し問題がないので、納車になりました。

 

リアホイールを7mm左に寄せ、センターに持ってきたので、フロントホイールの挙動が安定し、左右とも曲がりやすくなりました。後は、オーナーにしばらく乗ってもらい、様子見です。

2016.10.26 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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今日は、雨が降ったり止んだりで、出かけるタイミングと試乗のタイミングが取りづらかったです。

   

個人車ですが、エキパイの下側が錆びてきました。最近雨が多かったこともあり、サイドスタンドの先端も錆びています。とりあえず錆止めです。いつもは、筆塗の錆止めですが、広範囲の場合は、スプレー式を使用しています。添付すると赤サビが黒い被膜に変わります。この上からペイントも可能です。今日は、昼間、バイクで部品を取りにいっていました。

土曜日の納車でしたが、遠い所ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

  

2年前に修理した車両ですが、コンディションレベルチェックとその他修理で入庫です。

   

スイングアームの左前方にあるユニバーサルジョイント部のゴムカバーの下側に穴があり、オイル漏れがあると垂れてきます。今回は、ここの修理がメインです。ゲイルスピードのホイールで、リアホイールが7mm右にオフセットされているため、フロントタイヤの右側が偏摩耗しています。リアタイヤが右にオフセットされていると車体が自動的に左にハンドルを切るので、直進時は、右にハンドルを切りながら走るため、どうしても右側が偏摩耗します。今回は、エンジンオイルのみ交換です。スパークプラグは、NGK製JR8Cですが、サビもあるので、交換しました。

オーバーのバックステップがミドルドライブのカバーと共締めのため、どうしても左足の荷重で変形し、オイルが漏れてきます。ただ、その奥のニュートラルスイッチのカバーは3本のボルトで止まっていますが、2本脱落しています。また、クラッチレリーズ部分は、フルードは漏れていませんが、オイル汚れがあります。

ヨシムラ製のドレンボルトで、油温センサーですが、配線がエキパイに接触しカバーが溶けています。導通はしていますが、カプラーの詰めが折れているため、抜けやすいです。(少し抜けると温度を拾わなくなります。)

      

バッテリーは、大丈夫そうですが、元々電圧が高そうですので、充電電圧があまり上がりません。ただ、新品レギュレーターでチェックしてもほぼ同じなので、問題なさそうです。フルードは、交換時期が違ったみたいで、汚れ具合に差が有りました。クーラント関係は、2年前に修理していることもありチェックしましたが、エンジン内部に若干オイルが残っていたのか、キャップに油分が少しついていました。掃除し、高速試乗後に再度点検して大丈夫そうです。また、バッテリー部のプラス配線が切れそうでしたので、少し溶けていたカプラーと共に交換しました。

 

一旦試乗し、各部の状態をチェックしました。セパレートハンドルのため、スピードメーターがかなり顔と近く、高速試乗時は、ちょっと見にくいです。

   

   

問題のスイングアームからのオイル漏れチェックで、まずギアケースを外したのですが、その時点で、ドライブシャフトがギアケースから外れ、ギアオイルが出ていました。今回のオイル漏れの原因は、エンジン側のユニバーサルジョイント部のオイル漏れではなく、ギアケース側が原因でした。また、オイルシールも破損し、向きも反対でしたので、サークリップとオイルシールを新品交換し、ギアオイルも減っていましたので、交換しました。高速試乗後、点検しましたが、ゴムブーツの穴からのオイル漏れはありませんでした。ギアケースの脱着時にドライブシャフトも外すことになりますが、ギアケースとドライブシャフトの連結部には、ギアオイルが潤滑されるため、オイルシールが入っており、ここは、分割しない方が良いです。いつもは、ドライブシャフトが付いたまま、ギアケースを脱着しています。

高速試乗してきましたが、やはりクラッチが滑っており、6000回転を超えてから滑り始めました。交換が必要です。リアブレーキの効きが甘いですが、キャリパーは作動していますので、パッドの当たりが出ていないか、パッドとローターの相性の問題かと思います。明日にでも、連絡入れます。

2016.10.25 作業担当 ヤダ

 

 

 



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気温の上下動が激しくて、体調が変になりそうです。ウインドブレーカーで高速試乗したらバタついて乗りにくかったです。

 

少し前に、お客さんのBMWのフロントブレーキフルード交換を行いました。ブレンボのラジアルマスターですが、レバー比の切り替え部が錆で固着しているようで切り替えが困難でした。圧入部分で分解しづらい箇所なので、油分補給は必須です。

   

最終型の車両ですが、逆車のため、希望により国内仕様のギアケースを新品で取り寄せて、交換です。ドライブシャフトは、移植しましたので、念のため、サークリップとオイルシールは新品交換です。オイルシールが緩いとギアケースのオイルが漏れる原因になります。

 

一応作動確認のため、試乗です。そのほかも不具合が多少あったため、すぐできるところは、少し直して納車になりました。

   

個人車(デモ車)が10月末で車検切れになるので、今週車検に行くことにしました。あまり距離は乗っていないので、点検と全油脂類交換です。油脂類は、1年に1回、全交換しています。

   

   

シートレール周りは、溶接補強プラス補強ユニットです。

   

昔、売っていた2カ所で光るシフトランプを使っています。一応、6000回転と9000回転に設定してあります。

   

タコメーターは、FZX750の部品を流用しているので、レッドゾーンが、11,000rpmからになります。回転リミッターがないので、とりあえず10,000rpmを超えたらシフトアップするようにしています。ウインカーはワイズギア製をペイントして使っていますが、ステーのゴム部分がダメになってきていて、2本破損しています。補修部品も無いし、本体も絶版になってしまったため、エポキシ接着剤と瞬間接着剤を併用し修理して使っています。

 

車検は、いつも通り、多摩陸事です。色々弄っていますが、寸法は構造変更をしていることと、車検対応の部品で組んでいるため、問題が発生するのは、スイッチ関係のみです。その他は、音量も含めそのまま通ります。

しばらく乗る暇がなかったので、時間を見つけて動かしています。

高速試乗も一応行っています。

    

  

ゲイルスピードのリアホイールのセンター出し加工の車両ですが、スイングアームがペイントから戻ってきましたので、足りない部品を除いて組み立てます。スイングアームは、以前右側の補強が行われていたので、今回は、タイヤの逃げ加工と左右の連結部の補強及びセンター出しに係る加工です。この状態でノーマルホイールを装着すると左によってしまいます。追加作業で、ハイウェイペグ装着、フロントフォークエア圧変更及び突き出しです。

  

リアホイールは、まだ装着できないので、純正のダストカバーを加工して装着しておきます。内側は、グリスが付着するので、無塗装、外側は、黒にペイントしました。車体の方は終了していますので、週明けには完成予定です。

2016.10.21 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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ようやく秋らしい秋晴れになりました。

  

車検と整備でお預かりしている車両の追加作業です。エンジンオイルとオイルフィルター交換、プラグキャップ交換、クーラント交換です。プラグキャップは新車時は、ゴム部分のリブがないので隙間が空き、水が入りますが、補修部品を注文するとリブ付きが来るので、防水性が上がります。

一応、確認のため、試乗です。エンジンオイルを交換したので、シフトチェンジが滑らかになりました。納車待ちになります。

エキパイの排気漏れをとりあえず塞ぎ、キャブレター調整を行い、各部の点検を終了しました。

確認のため試乗ですが、排気漏れとキャブレター調整以外は、修理を行っていないため、フロント周りに不安があります。

納車時に、チェックリストをお渡しし、不具合カ所をお伝えしました。ご来店ありがとうございました。

コンディションレベルチェックですが、全体的に点検を行いますので、今後の修理計画の指標になります。また、ご自分で修理される方は、作業が無理な部分のみをこちらで担当することも可能です。車両の状況に不安がある方にはお勧めです。

2016.10.16 作業担当 ヤダ(矢田)



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気温が低くなっているので、夜の高速試乗は寒くなってきました。

車検と点検整備の続きです。

   

コンディションチェックから車検整備に移ります。床にオイルが垂れてくるので、オイル漏れの箇所を探したら、オイルフィルター(カートリッジ)が締まっていませんでした。締め付けトルクは、1.8kgmなので、手で締めた後でトルクレンチで締めこみます。キャリパーは、点検清掃のみです。

   

バッテリーですが、少しサイズが大きいようで、取り外しが困難です。バッテリーシート(ゴム板)無かったので、追加しました。また、配線周りのキズ防止のグロメットも追加しました。バッテリーは、液を補充して、補充電のみです。イグニッションコイルのボルトは追加しました。

     

リアバンクの遮熱板(絶版のため中古)と足りないボルト類追加です。車体締付も行っていますので、余分なボルトや、カラーは取り除き、無かったボルトは追加していきます。

 

ハンドル周りも取付位置修正です。フロントフォークのエア圧は、試乗の結果、0気圧つまり大気圧にしました。リアのセッティングも変更しています。

車検整備を行い、日程がないので、とりあえず車検を先に通しました。

   

予算に余裕がありましたので、オーナーと相談の上、追加作業です。タイヤ上のフラットバーを外し、シートレール補強ユニットを装着します。それに伴い、リアサスの延長ボルトを外し、標準に戻します。(350→325mm)

   

ギアオイルを交換しましたが、真っ黒で、ドレンボルトの磁石に鉄粉が溜まっていました。クラッチフルードも交換です。

一応、昼間に試乗確認し、夜に、高速で車体周りと加速状態を確認しました。

納車準備終了をオーナーに伝えたところ、追加作業のご希望がありましたので、後日作業します。

 

先日から、加工を行っているゲイルスピードのリアホイールのセンター出しの車両です。大まかな作業は終了しましたので、小物の仕上げとスイングアームペイントです。色々な部分を削り、また、スイングアームも加工し、7mm左に寄せました。タイヤは、190/55ー17です。

   

コンディションレベルチェックとキャブレター調整&同調でお預かりです。先に各部を点検していきます。

   

クーラントにエンジンオイルが混じり始めています。この場合、ラジエターキャップにオイルが付着し、リザーブタンクにオイルが浮きます。プラグは、JR8Cで、パイロットスクリューは生きていましたが、4番気筒の戻し回転数が開きすぎていました。バッテリーの状態と始動前、始動後の状態は大丈夫そうです。

エンジンをかけた際、排気漏れがあったので、確認するとフロントのエキパイのツナギ目にヒビが入り、穴が開いていました。左右とも錆びていますが、特に右側が穴が大きいです。

クランクケースの上にオイルのにじみがあったので、調べたら、リアバンクのカムチェーンテンショナー部から滲んでいました。

   

クランクケース左側もオイルのにじみがあります。フルードは、左からクラッチ、フロントブレーキ、リアブレーキです。

  

以前フロントフォークを修理したそうですが、フロントフェンダーのスタビライザーが前後逆になっています。フロント周りの異音の件ですが、ステムベアリングがダメになっていますので、交換しないと音は消えないと思います。各部の立て付けですが、右側のフォークがラジエターに当たっていますので、フレーム側のハンドルストッパーがずれている可能性があります。今日はここまでです。

2016.10.14 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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今日は、晴れると思ったのですが、曇りのままで、気温が低かったです。

   

車検と整備でお預かりですが、コンディションチェックを頼まれたので、まず、点検から始めます。クーラントは、色が緑なので、純正かと思いますがしばらく変えていないような気がします。エンジンオイルの混入は無いようです。エアクリーナーは、純正で、今回は、点検清掃のみです。

   

スパークプラグは、NGK製JR8Cで、あまり距離を使っていなさそうでしたので、点検清掃のみです。ただ、プラグキャップが新車時のままなので、水が入り、錆が出ています。バッテリーは液式ですが、電圧容量とも問題なさそうですので、補充電のみです。エンジン始動前と、エンジン始動後の電圧です。(ヘッドライト消灯時)

 

コンディションチェックとキャブレター調整を行いますので、パイロットスクリュー部の圧入栓を抜きます。奥にパイロットスクリューがあるので、固着のチェックと締めこんでエンジン回転が落ちるかどうかを点検します。4気筒とも反応したので、既定戻し回転数(2.25回転戻)にし、キャブレターの同調調整を行います。

   

マフラーを脱着した形跡があることと、エキパイのフランジ部の色が年式とあっていないことと、リアバンクの遮熱板がないので、おそらく以前は、フルエキゾーストが装着されていたものと思います。リアサスはオーリンズが付いていますが、XJR用のヤマハ製オーリンズでした。スプリングの品番がないですが、おそらく使えるとは思います。ただ、ダンピング機構は、Vmax用ではないので、調整しだいかと思います。Vmax用と同じにするには、オーバーホールして中身を交換する必要があります。

   

リアバンクのイグニッションコイルのボルトが片方無いことと、プラグコードを外したらしく、接続部が腐食していました。シートロックのボルトもありません。リアフェンダー裏にフラットバーが付いていますが、この形状だとリアタイヤが当たるので、車高を上げる必要があり、リアサスが25mm伸ばされていました。

   

クラッチフルードは、エンジン側で熱がかかるので汚れやすいです。できれば3カ所とも交換した方が良いと思います。

 

ステムベアリングの締め付けが緩く、規定値以下になっています。また、フォークスプリングが交換されているようですが、エア圧が1.5近く入っており、入れ過ぎです。エアを入れすぎると沈まなくなることと、反力も上がるので、伸び側も速くなります。規定値の0.4にし、車高も下がったので、突き出しを戻しました。

   

サブフレームを外した跡と、バックステップを外した跡がありました。チェンジリンクは、ボルトが無く、止まっていませんでした。また、リアブレーキ側は、余計な部品が付いていたので、外しました。今日は、ここまでです。

コンディションチェックとキャブレター調整及びその他修理でお預かりです。

2016.10.10 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 



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午後から曇りになったので、試乗に行けて助かりました。明日も同じような天気の予報です。

   

お預かりしているFZX750ですが、イグニッションコイルが届いたので、交換です。スパークプラグも新品交換します。火花の出具合がほぼそろったので、キャブレターの調整と同調をやり直します。

アクセル低開度で息つきが発生していたのですが、ほぼ解消しました。並列4気筒は、基本的にイグニッションコイルが2個で4気筒に点火しているため、イグニッションコイルの1個が不調だと、2気筒に影響が出ます。純正指定のプラグを辿っていくとJR8Cが使えることが判っていたので、前回、今回もJR8Cを4本使用しています。

   

お預かりしている車両でリア周りの加工待ちですが、ブレーキレバーのレバー比切り替えとメインハーネス交換を先に行いました。ブレンボのレバーですが、中のボールが固着するとレバー比が切り替えられなくなるので、ちょっと面倒です。メインハーネスもいろいろ加工があったので、新品ハーネスを加工してから組み込みました。

車検と点検整備でお預かりです。

2016.10.08 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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10月に入ってからも、暑かったり、雨だったりで、体調が今一つです。

   

修理でお預かり予定だったFZX750(逆車)ですが、途中でバッテリーが死んでしまい、レッカー入庫になりました。ジャンプして掛けるとエンジンは始動し、充電電圧も出ているので、バッテリーも追加で交換です。

  

新しいバッテリーに交換し、充電電圧のチェックです。

  

調子が悪かった左ハンドルスイッチは、絶版のため、スイッチを分解し、修正です。年式相応ですので、接点の接触不良がありました。リアブレーキは、パッドの当たりが良く無いため、社外品から、純正パッドに戻し、シムを追加しました。キャリパーは点検清掃しましたが、固着も無く大丈夫です。ちなみに、現在は、旧型Vmaxと同じパッドが代替部品になっています。また、フロントフォークの突き出しがあったので、純正に戻し、各部のエア圧を確認、ヘッドライトの光軸を調整しました。

一応試乗しました。リアブレーキは問題ないと思います。また、フロントフォークの突き出しを戻したので、乗り味も元に戻っています。あとは、イグニッションコイルの部品待ちです。

車検と整備でお預かりです。

  

外装を外し、エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル交換です。

 

エアクリーナーは、K&N製なので、洗浄、スパークプラグは、距離を走っていないので、点検清掃のみです。

バッテリーは、液式ですが、電圧、容量とも問題無いので、補充電のみです。

 

エンジン始動前と始動後です。(ヘッドライト消灯時)

  

ヘッドカバーガスケットからオイル漏れがあったので、クーラントを全量抜いてから、交換です。

  

キャリパーは、点検清掃のみです。

   

 

フルードは、フロント、リアブレーキ、クラッチの3カ所交換です。

 

2005年式ですので、車検で排ガス検査があります。キャブレターを弄っていますが、調整してあれば、排ガスはそのまま通ります。

最終チェックと試乗です。問題無いので、納車可能です。よろしくお願いいたします。

2016.10.07 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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今日、天気予報では、雨が降るといっていましたが、曇りでしたので、試乗に行けて良かったです。

車検車の続きです。

   

キャリパーは点検清掃のみですが、パッドの押さえ板が逆に入っていました。矢印の方向がローターの回転方向です。下とか上ではないです。回転方向にパッドを押えておくと、ブレーキ時にパッドとキャリパーの当たりが緩和されます。

   

フルードは、全交換です。

 

リアブレーキのリザーバータンクですが、ゴムとキャップの間にあるプラスチックの板が有りませんでした。板が無いとゴムが適正な位置に収まりづらく、また、キャップを締めた時に、ゴムが直接噛むので、開かなくなります。

フォークオイル交換中です。ダストシールも交換になりました。

   

クーラントは全量交換ですが、ポンプから漏れがあったので、ポンプもオーバーホールです。水道水を混ぜるタイプを長期間使用すると、錆が出ます。

  

左が、ポンプの外した部品で、次が、ラジエター下のパイプも交換しました。ヘッドカバーガスケットは、オイル漏れがありましたので、クーラントを抜いている間に交換です。

 

車両が2002年で形式がVP151ですので、カムシャフトが違います。135馬力仕様は、カムシャフトに白のペイントがあります。

車検は、多摩陸事ですが、2002年式なので、排ガス検査があります。

試乗チェックで、関越自動車道、所沢往復です。

  

電圧管理のためにハンドルポストにLED電圧計を付けました。また、ノーマルウインカーでポジション機能を合法的に使用するために、ポジションリレーを装着しました。ウインカー作動時は、ポジションが消灯します。

土曜日の昼間に、関越自動車道、所沢往復です。下道で渋滞があるので、夜より20分余計にかかりました。

納車可能ですので、よろしくお願いいたします。

ご連絡ありがとうございます。バッテリーを追加で交換いたしました。一応念のため、試乗してあります。

 

2016.10.01 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 



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