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自己責任論

2018年10月26日 23時48分44秒 | 国際・政治

これはな〜。

フリージャーナリストの安田純平氏が3年4ヶ月ぶりに解放された。

批判もまぁ…あれだけど、疑問も多いのじゃないだろうか。

ネットは批判多数?、マスコミは安田氏擁護が多数のようだが、どれだけジャーナリストの声を、取材をマスコミは報道しているんだろうか。言うほど国民に伝えているのか? と思う。

大きなニュースになるかと思ったらこの事よりプロ野球のドラフトが大きく報道され、誰が何球団に指名されたとか吉田投手は日ハムが獲得! とか全然安田氏の話が追いやられているじゃないか。北海道新聞なんか見開きの2面でドラフト関連って、もーアホかと、スポーツ新聞かと思う。

所詮日本では中東の戦争よりプロ野球の方が関心が高いし、興味もないというのをマスコミがよく知っているのか、そう目をそらせているのか。

大手マスコミは自社の社員を派遣するリスクを、フリーのジャーナリストに追わせているという追い目から、擁護の姿勢なのじゃないかと思ってしまう。テレビ朝日のコメンテーターも自分にはできませんと断言するほどだし。でも彼は英雄じゃないだろう。

渡航禁止命令が出ている国へ、国の命令を振り切って出国するって事はそれ相応の覚悟の事だろうが、それが捕まって「助けてください」はないんじゃないの? それまで散々日本政府の批判をしておいて、自己責任というより「虫が良すぎる」というのがピッタリするような気がする。

ジャーナリストと言うのはテロリストに屈しないのではないのか? 拘束したとされるのはアル=ヌスラ戦線だと言われるが、それも明確にされていないとされる。一番の問題はもし身代金が犯人に渡ったとすれば、それはまたその金がテロや犯罪に使われる事だとしたら、やはり彼の責任は重いと思う。 

犯人たちはどれほど日本語が分るのか知らないが、ビデオの撮影で「絶対にテロリストに屈してはいけません!」と言えないのが実際の人間なのだろう。まぁ映画じゃないが「007/カジノ・ロワイヤル」でボンドが受けたような拷問でもされたら、何でも言うことは聞いてしまうだろう。

自分の命より報道を! なんて言うのは理想か。

チベットやウイグル人の弾圧などもフリーのジャーナリストが現地で取材をしているのだろうか? 中国では住民に対しての酷い差別や拷問が行われているというが、この度、日本と中国の関係が急接近なのだそうだが、ここに踏み込めるのか。

酷く過酷な環境に置かれていたらしいが、幸い顔にも傷一つなく怪我もなさそうなので、安田氏には今度は是非中国の現状を伝えて欲しい。そうすればネット民も黙ると思う。

新聞に書かれてない事、ニュース番組で取り上げない事が多すぎる。報道番組とスポーツは切り離せ。

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