3年程前の事になりますが、区内の川に校外学習に来ていた低学年の小学生が、本流から別れた遊水路の深みにはまって溺れかけて、知人がちょうど近くにいてずぶ濡れになりながら子供を助けました。幸い意識はあったそうですが、先生は少し離れた所にいて気付かなかったそうです。
知人も心配して救急車を呼んだ方が、と言ったそうですが先生は大丈夫ということで、そのまま帰って行ったということです。後日その話を聞きましたが、どの学校かは分からずじまいで、現場を見に行くと確かに90センチも深みがあり、こけで滑ってしまうと低学年ならすっぽりはまってしまう深さでした。
しばらくしてもその深みはそのままだったので、川を管理している土木現業所に相談に行くと、そのような河床が深くなっていることも、子供が溺れたという事も伝わっていませんでしたが、そのような危険な場所があれば直ぐに復旧しますと言ってもらい、実際しばらくして行くと写真右下のように河床の石が見える程浅くなっていました。
その後小学校の校長と話をする機会があり、その件を話してみるとそういう事があったことは知っているとのことでしたが、大きな事故にならなかったとはいえ、現場は危険なままで対策や他校に情報を告知するとかは全くなかったようで、どうも教育現場というのはちょっとズレている所があって、もう少し想像力を働かせて事故を未然に防ぐという意識には欠けているのかなと思った次第です。無事だったとしても直ぐに救急車を呼ぶべきだったかもしれないし、関係機関に報告もするべきだったのではないかと思います。
ただ土木現業所の素早い対応には感謝しております。
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