道草、より道、まち歩き。

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きっと相田みつをなら…

2020年05月26日 22時42分16秒 | アート・文化

みつをが生きてたら…特別定額給付金なんて貰わないんだろうなぁ。

先日見た相田みつをの生涯。自分が気にいる書が書けるまで何度も何度もやり直しをし、最高の道具を揃えるためまさに爪に火を灯すような生活。

住む家も大家さんの家の一室を間借りしているほどで、売れた書もやはり満足できるものでなかったと買い戻しをしたこともあったという。生活の足しに奥さんが仕事をしようとしてもそれも許さなかった。

見ていてそこまでしなくてもと思うほどで、書道というのは芸術家とも違う気がしていたが、それを見てそれ以上の鬼気迫るものがあった。

作品じゃないもので金は貰えない! なんて言いそうだ。

 

家族に苦労をかけてまで芸術に打ち込む気概はないけれど、直ぐに楽な方に行ってしまうのは何なのでしょう(^^; もう少し気持ちを高めて仕事をしなければとは思うのだけれど。

芸術が人の心を感動させたり揺さぶり影響を与えたりするのは確かなのだけれど、なくても生きてはいけるところなんですよ。

今回の「武漢ウイルス」ではほとんどのイベントが中止になり、歌を聴くことも歌うこともできず、映画や演劇、絵を見ることもままならなかったが、それでも様々な人がネットを通して表現したり、楽しんだりとネットの可能性というのも大きく感じた所です。

演劇を特別に…なんて事も論争になっていたけれど、演劇ってホント一握りの人しか見られないエンターテインメントって気がして、首都圏なら数多くの演劇を開催しているけれど、札幌もあるにはあるが日数も少ないし、料金も結構高いんで気軽に見るって感じじゃない気がする。

演劇だけで食べている人って少ないんじゃないかと思う。東京でも演劇だけで生活できる人ってどれだけいるんだろう。多くがアルバイトをしながらとかどちらが本業か分からない人も居たりして。今有名になった俳優も売れない俳優時代はアルバイトばっかりしていたって。

それで2ヶ月ほど休演になっただけで日本の文化を殺すのか! なんて言われても…。逆に直ぐにでも再開ができる分野でもあったりしないかなあ。

絵画や写真家、書道家から支援を! って声はあまり聞かないのは、テレビ局と演劇の繋がりがあるからなのでしょうか。発言の場を貰えたりするけれど、他の業界はせいぜいツイッターでつぶやくくらいか。

 

一方テレビはどうだ? 春からのドラマは軒並み中しか延期になり、バラエティも過去の放送を編集して流したりリモート中継をしたり。お笑いもCGのバックにグリーンバックで合成したりと今後のテレビにも影響を与えるような試みもあったように思います。

ただコマーシャルはスポンサーが付かないんだろうなと思えるように、番組の宣伝や自社放送局の商品の販売など一般企業のコマーシャルが凄く減ったように感じます。

日常用品は非常事態中も普通に購入できたはずだから、売上にはあまり影響がないように思ったけれど、そうでもなかったのだろうか。

 

ようやく非常事態宣言も解除しだして、各地で人の往来が活発化しているという報道が多くなり、ワイドショーや報道番組、政治家なども「気の緩み」が心配ですとか言い出した。

なんだかこの言い方ってイラッと来るんだよな〜。なぜってうまく説明できないけれど、お前らに言われたくないわってことだろうか。

必要以上の自粛で外を歩いたり、ランニングをする時までマスク着用が必須で、絵画や写真展など、どこも触らずに開催できるようなものも中止になったが、とりあえずマスクとアルコール除菌をして3密を防いできたのに、未だにどういう感染経路かもよく分からずに感染者が減少してきた。

それで通常の行動に少しづつ戻そうとしてるんだから緩みもないってと思う。

 

それからよく聞かれるのが「コロナとの闘い」。ひるオビの恵がよく使うんだけれど「日本は闘えてます」とか。なんかそれも違和感があるんだよな〜。

まあ他に言い方がないのかもしれないけれど、手洗い・うがい、マスクの着用など普通の日本人が当たり前のようにする行動さえ徹底する事で、かなりの防止に繋がっていたのではないかと言われているし、家には靴を脱いで生活したり、ハグや握手をしたり頬にキスをする習慣もないから基本的に人から人への感染は少なかったんだろうと思います私は(も)。

なので、医療関係者以外は特に闘ってるって意識をしている人は少なかったんじゃないかと思うのですが。

秋冬の第二波が怖いぞ怖いぞ! とさらに恐怖を煽るマスコミだけれど、本当に確かな情報だけ流して欲しいものです。

コメント
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