道草、より道、まち歩き。

思いつくまま 気の向くまま、街をぶらぶら歩いています。
ブログの内容もゆるくて、道草、より道ばかり。

本がいっぱい

2011年01月03日 23時33分34秒 | 本と雑誌
Nec_0079穏やかなお正月。
特に欲しい本がある訳でもないけれど、昼間のテレビも見飽きたので散歩がてらブラブラと新川にある巨大書店まで歩く。
車だとほんの10分もかからないが、歩くと25分ほどで万歩計を付けて行ったら片道3500歩。往復7000歩だとまあまあ軽い運動にはなったかな。

ま~俺の他にも暇を持て余している人がいるようで、レジも随分混雑している。
電子書籍が大々的に宣伝されてはいるがこれだけの書籍・雑誌がまだまだ発行されて、それを求める人もまだまだいるのかとは思うけれど、実際には本屋さんもかなり少なくなって、出版業界も苦境に立たされているのは本の内容もどうなの? と考えてしまう。

賞の受賞や文体の曖昧さとか誰も言わないおやじギャグとか、色んな意味で話題になった「KAGEROU」って本を初めて現物を見たけれど、なんでこんな表紙? それほど内容を把握してる訳ではないけれど、ブルーの十字架? 青十字? 文芸分野のランキングでは見事第一位。パラパラとページをめくるとかなり読みやすそうで、「ホームレス中学生」くらいの数時間で読み切れそうな雰囲気だ。
新刊の平台にはざっと100冊くらい置かれて一番力を入れてるって感じだけれど・・・大丈夫なの?

その隣りに新聞広告で気になっていた「シンプルに生きる」って本もあり、こちらもランキング上位でかなり仕入れている。内容は・・・思った通り当たり前の事ばかりで、特に目新しいって項目も無く装幀がちょっとお洒落で内容も女性向けだ。
消費者は節約疲れでプチ贅沢に向かってるとか、マスコミもくだらないことを言い出して出版業界もイケイケ景気回復と節約志向の両極になってるのかな。

Nec_0080かと思うと、もしかしたら本のタイトルとしては一番長いかも? な「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」はアニメ化、映画化まできちゃって、帯には180万部突破! とか。
発想は面白いと思うんだけれど、これってどういう人が読んでるのかな? 萌えキャラというらしい超ミニスカートの女の子が表紙で、何か勘違いして買う人っているのだろうか。これと似たような本が既に出始めて、自己啓発とかハウツー本のようなのが1冊と、「女子大生マイの特許ファイル」というのもあって、これは表紙だけは女子大生っぽいイラストがあるものの、中にはまったくイラストの一つも出て来ない。
表紙を変えただけで売上アップなのかな~。

池上彰さんの本も沢山あって、分りやすく解説たって本にしちゃうとやっぱり映像で見せるものよりは分りづらくなっちゃわないのか。その中で「高校生からわかるイスラム世界」というのがあって、似た物に「大人も子どももわかるイスラム世界の「大疑問」」というのもあった。池上さんはイスラムに凄い興味があるのだろうか。
世界で10億人の信者がいると言われるイスラム教を知る事は大切かも知れないけれど、世間一般でどれほどイスラム世界に興味があるんだろ・・・売れるてるのか? これ??

そういえばこれから電子書籍だ! って言うなら、ちょっと前に「Deep Love」や「恋空」などのケータイ小説が流行ったけれど、そういった素人の小説がどんどん電子書籍化して配信されても良さそうなものなのに、そういう話しはあまり聞かない。
女子中高生が作るような一過性のブームに振り回されて、質の悪い小説を出版して痛い目にあった会社もあったんじゃないのかって思ってしまう。

それからパソコン関係の本が多い事にも嫌になる。パソコンに加えて最近はスマートフォンのマニュアル本まで増えてしまって、コンピューターはいつまで本に頼るんだろう。
比較的アップルの製品はマニュアルなしに操作しながら理解できるはずなのだが、それでもiPod関係の本は何冊もあって、新しいハードが増えるほど書籍の数も増えていきそうな気もする。

あ~あですな。

コメント (2)
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