バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

淵上選手残念!

2012-05-13 | ボクシング

淵上選手残念!チャンピオンはやはり強かった。完敗で<wbr></wbr>した。
ボクシングという極限の勝負事、悪い型に嵌ると全てが悪<wbr></wbr>い方へと向かうもの。こういう大試合は得てして展開次第<wbr></wbr>でこういう内容になるものです。
技術で勝る王者に対して、ボクシングファンが愛して止まない、勝負の「綾」や「機微」を見せるところまで辿り着くことができなかった…。
わずか3ラウンドの、ま<wbr></wbr>さに完敗でしたがこの敗戦がまた、中屋ジムの新たな糧と<wbr></wbr>なり更なる大きな花を咲かすことを期待したいと強く思います。
そして淵上選手の身体に大きなダメージがなかったようで安心しました。
でも残念!


春のBirthday宴。

2012-05-12 | イヴェント案内

バイユーのお客様にはな・ぜ・か、春生まれの方が多いのです。
なので開催しているバースディLIVE。 今年もやります。
お誕生月以外の方はバースディケーキ代として参加費があります。(1000円未満の予定です) 本日7時開店の8時開宴。 ゆるゆるいきます。 お楽しみに。
ウワサの著名漫画家先生方バンド『ザ・マー』も出演します! その他、春生まれのお客様方が歌い、演奏します。 お待ちしております♪


淵上誠選手(八王子中屋ジム)世界挑戦!

2012-05-11 | ボクシング

ご存知の方も多いかと思いますが。僕の高校の大先輩に東京八王子で八王子中屋ボクシングジムを率いる中屋廣隆会長とという方がいらっしゃいます。数々の名選手を育てた名指導者で、独立して八王子にジムを構えてからの快進撃は「テレビ局と提携した大手ジム以外はなかなか有利にコトを運べない」ボクシング界において特筆すべき実績として評価されています。元は彫刻家というボクシング人らしからぬ顔を持つ会長は、今もジム経営者としてよりも理論派の指導者として好選手を生み出し続けています。

ボクシングファンである僕は当然中屋会長のことは知っていましたが、まさか先輩とは知らず…??それが縁あって5年?ほど前から交流がはじまり、今では個人的に親しくお付き合いをさせて頂いています(バイユーでもお馴染みでお客さんと一緒に応援に行ったりしています。)。??そんな中屋さんの八王子中屋ジムが今週末遂に初の世界タイトルマッチに挑みます!??これまで多くの新人王、日本チャンピオン、東洋チャンピオンを生んできた中屋ジムが唯一、未だ誕生させていない世界チャンピオン。その座に遂に挑む日がやってきました。??現在の中屋ジムは何度目かの黄金期、いや過去最高の黄金期を迎えています。ミドル級の淵上誠選手、ウェルター級のチャーリー太田選手、ライト級の荒川仁人選手(先日もホールで試合観戦しました、素晴らしい選手です!)の3人がいずれも日本、東洋を制し世界王座を窺っています。??その中から今回ミドル級の淵上選手が世界王座に挑むこととなりました。?
淵上選手は無名選手から、厳しい(格上との)試合に勝ったり負けたりしながら日本、東洋とチャンピオンへ這い上がってきた叩き上げのファイターです(中屋ジムは叩き上げばかりです)。特に東洋王座挑戦はアマエリートで長らくこの階級日本人最強と言われて来た選手を相手に圧倒的不利予想の中、粘り強くソウルフルなファイトで大逆転KO勝ち。世界戦線に浮上しました。?
しかしながら欧米が主戦場で日本人は挑むことも難しいミドル級…。今回の挑戦は急遽も急遽。なんと試合の記者発表が5月2日、試合は5月12日に遠くウクライナで開催されます。?挑むチャンピオンはゲンナジー・ゴロブキン(カザフスタン)選手。元オリンピック銀メダリストでプロでは22戦22勝19KOの戦績を誇る強豪王者です。?
自分はこの選手の映像を見たのですが…強い!これは強い!!上手くて強い。まだアメリカ進出を果たしていないため世界的ビッグネームではありませんがこれはホンモノです。勝負強い淵上選手とはいえ…うーん。かなり厳しい相手です。

20120512vs_2

しかし!先日、中屋さんから「我々は下馬評を覆して勝って来ました。困難なほど闘志が湧きます。一泡吹かせてみせます。」と力強いお言葉が!!!??
これまでも中屋先輩の予想や作戦の確かさには驚かされることの連続でした。今回も何かあるはず。
試合開始は土曜日の深夜2時頃とのこと。?頑張れ淵上選手!吉報を待ちます。


連休明け、JAZZ FEST明け、今日から通常営業です!

2012-05-07 | 営業時間等のご案内

お休みを頂いておりましたが、バイユー本日より通常営業です。

今朝まで『ニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテイジ・フェスティバル』の生中継にかじりついていて、なかなか現実に戻れないという方も多いかと思います。僕も実はそうです。

Jazzfestwebcast2012

しかしインターネットって凄い!なんとも凄い時代になったもんです。
フェスの大トリ、ネヴィルズを自宅にいて体験し(良かったです!)
続いてディレイド放送で別ステージの最後を飾る『プリザヴェイション・ホール・ジャズ・バンド』に豪華なゲストが続々登場するのを観れるなんて~インターネットが普及してない時代にこのフェスに行った人間としては、幸せに楽しみつつも現実感がなかったりという不思議な気分も味わいました。

以下に放送で印象に残った点を少しだけ記しておきます。
最初の2日間は昼間予定があったため、早朝&夕方の再配信での視聴でした。なので残念ながら観逃したものもありました。
全体を通して印象的だったのはTrombone Shortyの大物ぶり。メインステージでのショーも圧巻だったし、なにより本当にたくさんのステージにゲストで登場する多忙さ!そしてどこにいっても大人気。彼はもう本当にニューオーリンズのスーパースターなんだなーと強く印象付けられました。
そしてIrma Thomas 。彼女が歌い始めると、一瞬にしてフェアグラウンド(会場)にいるような気分にさせられてしまうのが印象的でした。やはりアーマは最高。去年久しぶりに観たけど毎年観たい!
個人的に一気に気持ちが高揚したのが早朝に観たKermit Ruffins!彼がフェスのステージで『I Can See Clealy Now』を歌いだした時に僕の胸はいっぱいになりました。このジミー・クリフの名曲、バイユーライヴに頻繁に来る方なら知っている。ここ1年と少しのバイユーのテーマソングのように使われているのはこのカ-ミットヴァージョン!楽しく音楽を聴くのが難しい昨年の震災後になんとなく晴れる、ためにこの曲の彼のヴァージョンを流すようになりました。今日は聴けて、本当に嬉しかったです。
更には、もうすっかりオトナになってしまって(なりすぎて?)可憐さは消えたけどやっぱり良い!と思ったAmanda Shaw。元気いっぱいでした。
そしてそしてこれまた個人的にグッときたのがAlex Chilton Tribute Bandで出演したSusan Cowsill!いやー彼女の歌声が聞けて良かったです。おまけにバンドのギターはAlex McMurray、ベースはイグアナスのRené Coman 。
Bonnie RaittはJon Cleary、更にはAllen Toussaintまで迎えて貫禄のステージでした。Dumpstaphunkのイキの良さも印象的でした。妹にメールで薦められて再配信で観たJanelle Monáeもイキが良かった!
最後にはプリザヴェイションホールジャズバンドのゲストに出たRebirth Brass Bandが、誇らしげにグラミートロフィーを客席に掲げる姿も観れて満足しました(これ以上はないシチュェーションだった)。

とにかく3日間、ほんの一部の放送でしたが(2チャンネル同時配信)濃かった~疲れた~欲を言えばヒロナリくんのステージが観たかったけど。それはまたの楽しみに。

というわけで今夜からまた地道にやります。
行った訳じゃないのでジャズフェスぼけは有りません!


5月2日のバイユー。

2012-05-02 | ある日の出来事

気づけばまた5月2日がやってきました。あの日、携帯にたくさんメールが入った時、いろいろあって僕は早々と寝ていました。そして翌日、連休中のバイユーに戻りました。
ああもう3年も経ったんですね。

今夜、
いつまでたっても「まっすぐな気持ち」というものが上手くやれない、表すのが気恥ずかしい。いくつになってもなんとなく自意識過剰なのか(嫌になるけど)…。
あの夜と同じようにオーティスのレコードをたくさん聴くのです。

明日、5月3日から連休の後半はバイユーはお休みをいただきます。
お時間のある方、オーティスで、スワンプポップで!盛り上がりにお越し下さいませ。お待ちしております。


石田選手タイトル奪取ならず!

2012-05-02 | ボクシング

石田順裕選手の偉大な挑戦は判定で敗れるという結果になりました。
試合開始予定の2時半を少し過ぎてロシアでの試合がネットで観られることを発見、4R途中から生観戦しました。
チャンピオンピログ選手、上手かった!石田選手少しづつ差をつけられてしまいました。残念!でもこのクラスの世界戦線で本当に戦える選手であることを示したここ数試合であったと思います。アメリカで(TRAIN-TRAIN)ロシアで(人にやさしく)と、ブルーハーツの曲をバックに入場したという石田順裕選手。そんな彼の足跡は日本のボクシングファンにとってはとても大きな、価値あるものなのです。

しかし生で観られるとは…凄い時代になったもんだ。


石田順裕選手、ロシアでの挑戦!

2012-05-01 | ボクシング

ボクシングです。
いよいよです。世界(メジャー)で活躍する石田順裕選手の世界挑戦!
WBO世界ミドル級タイトルマッチ(5・1モスクワ)
王者・ディミトリー・ピログ(ロシア)× 同級10位・石田順裕(グリーンツダ)
Ishidavspirog 日本では認められていない団体WBOタイトルへの挑戦です。ボクシングファン以外にはなかなか解りにくいかと思いますがWBOは強豪チャンピオンが多く君臨するメジャー団体で、暫定王者や休養王者などを初めとした茶番が横行する最近のWBAなどよりずっと真っ当な世界タイトルです。しかし、日本協会が未加盟のため日本のプロボクサーには挑戦することができません。石田選手はアメリカを中心とするメジャーで戦っているのでオファーが来て、そのチャンスに挑むため日本には引退届を出して日本プロボクシング所属ではない形となって敵地ロシアで挑みます。なんとも納得できないものがあります。

チャンピオンのピログ選手は19戦全勝(15KO)とかなりの強豪です。前戦で世界的著名選手ポール・ウイリアムス選手に完敗した石田選手の挑戦資格を問う声もあり勿論それも一理ありますが、話はメジャーの世界。日本で無名選手相手に世界王座を守り続けていても世界のボクシング界からは見向きもされませんが、たとえポイント的に完敗を喫しても相手がビッグネームだった石田選手の場合は内容を評価されこういうオファーがくるということです。事実海外のメディアではそれなりの評価は得ているようですし、なにより試合前から多くのニュースに登場しています。国内のどのチャンピオンよりも知名度は上なのではないかと思います。
このような選手を日本ボクシング界所属ではない、という形にしてしまうやり方は、どうにかならなかったのでしょうか…。暫定とはいえ、一度は世界王座につき、アメリカで実績を残した彼にこそ「特例」は許されたのではないでしょうか?カメダジム?設立なんてわけのわからない抜け道を許すくらいなのに、まったく理解に苦しみます。

とにかく頑張れ石田選手!不利予想は知っていますが吉報を待ちます!


ジョーン・オズボーンってなかなかイイヤツです。

2012-05-01 | 音楽

もう既にバイユーでのヘヴィローテーションの時期を過ぎつつありますが「著名な女性シンガー」の新作をご紹介。

Photo

『Bring it Home/Joan osborne』これです。なんとなくジャケからしてメジャー感が漂っているように感じてしまうのは日頃ローカルモノばかり聴いているからでしょうか?ジャケはともかくこのアルバムは間違いなく一般的世界市場に向けて発売されています。最近「キテいる」と話題のスワンプポップとはターゲットの広さが違うのです。だけど、空前のスワンプポップブーム到来の予感に胸ときめかせている僕にもなかなかたのしく聴ける盤でもありました。
とても有名なジョーン・オズボーン、ながら「名前は聞いたことある。有名な人」「ああ、確かにモータウンの映画で歌っていたかも…」そんなレベルの知識しかありませんでした。なのに何故?かというと、ある朝運転中にinterfmの『バラカン・モーニング』にて本作収録のスリム・ハーポ『Shake Your Hips』を聴いたからです。途中からで「え?誰これ??」となり、後ほど調べてジョーンさんだと知りました。
惜しくも悔しくも3月いっぱいで終了してしまった『バラカンモーニング』からの最後の購入盤とあいなったわけですが~月曜から金曜日まで毎朝3時間の放送!深夜暮らしながらも午前中の定番として楽しませいただいていたのでなんとも残念です。

で、その時思ったのが「音」カッコいいな、と。購入してもその印象は変わりません。1曲目最初のドラムの音の切れ、手触りからいい感じです。スティーヴ・クロッパーの昨年の大傑作『Dedicated』と似た感触と言えば「おお」と思ってくれる方もいるかもしれません。とはいえクレジットを見るとプロデューサー等に同じ名前はありません…が、こんな名前を見つけました。ミキサーに
Henry Hirsch!ワカル人にはワカル我らがRCサクセション最後のアルバム『Baby a Go Go』の録音を手がけたお人です。ナマの質感を大切にした音の切れ味。ヘンリー・ハーシュさんいい仕事です。

すっかり後回しになりましたがこのアルバムはブルース、ソウルのカヴァーアルバム。お客様に教えていただいたところによると、彼女には以前にも同種のアルバムがありました。好きなんですね。選曲も渋いところ突いてます。レイ・チャールズにサニーボーイそしてクラレンスカーター!トゥーサンの『シュラーシュラー』も有り、盛り上がります。
特徴的なのはジョーンさん、全般を通じて素直に歌ってます。ヒネリがないどころか「ワタシってこんな歌い手なのよ!」という過剰な自己主張のようなものは皆無です。セルフプロデュース(バンドのギタリストとの共同)の本作、自己主張は十分にやってる、ということなのでしょうか。こう書くと「薄味」に思う方がいるかと思いますが、素直さがいい感じです。確かに薄味、かもしれませんがコッテリしてればいいってわけじゃーありません。しなやかさも魅力的で楽しい盤です。彼女、イイヤツなんだろうなと思いました。
強力盤!ではないですがなかなかイイですよ。