バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

ムサパラ&ザ・マー!なんだか懐かしかったです!!

2015-06-09 | ライヴ報告
あの火事からちょうど半年。7日、日曜日は『ムサパラ&ザ・マー』という普段バイユーに集っている方々にとっては興~味津々なLIVEでした。

7年前?8年前?バイユーのカウンターに集うお客様方によって結成されたムサパラ(a.k.a.ル・オードムーゲ)。そしてこれまたバイユーゆかりの漫画家先生二人を中心に結成したザ・マー。
ムサパラは幾度かメンバーチェンジがありながらも、バイユーで行われるパーティや外での主催イベントなどでハウスバンドのように活躍。ザ・マーはその兄弟バンド的な存在です(大御所漫画家先生二人が若くて上手い人を集めて結成するという選択肢もあったであろうにロックバンドの潔さ!初心者中心に結成したため初期はムサパラの面々が演奏アドバイスもしていた)。

この組み合わせは本当に久しぶり。
ムサパラ♂~ザ・マーA~ザ・マー~ムサパラ~ムサパラ&ザ・マーと入れ替わりながら今回も楽しく、大真面目に音楽絵巻が繰広げられたのでした。

特にムサパラの演奏はこれまでの普段のバイユーの風景を思いださせるもので、なんだか懐かしく感じました。
いつも真剣勝負!のザ・マーはアコースティックセットも聴かせてくれるなど、新境地を見せてくれました!



バイユーいいところだね!と思いました。


五郎さん素晴らしかった!圧倒されました。

2015-06-09 | ライヴ報告
土曜日は1年振りの中川五郎+五十嵐正史&ソウルブラザーズLIVE

今年の早い時期から「今、バイユーでやりたい」と声をあげていてくれた五郎さんとソウブラのみんな。熱い、グっとくる演奏を時間を届けてくれました。
心より感謝します。ありがとうございました。

不安定な場所に登ってコワイコワイと言いながらハジケる勇姿。

「梅ちゃん以外は要らなかったのに」と五郎さんにイジラレながら、先攻を務めたソウブラ。

真摯なステージ。気持ちが入ってるのが強く伝わってきて思わず恐縮してしまいそうになる素敵な演奏でした。

社会的メッセージ性の強い音楽を素朴なアレンジで親しみやすく聴かせる彼ら。市井の声を、生活の匂いを響かせるような歌声は、彼らのようなスタイルの音楽を好む人以外にも歩み寄り耳を傾けさせる説得力が増して来ているように感じました。なんというか腰の低い力強さと言いましょうか。
まっすぐで気恥ずかしいと思う人もいるであろう表現、そんな風に感じる人たちにも彼らのソウルフルさは伝わるように思います。

そして五郎さん。

参りました。これくらいやられれば参りましたとしかいいようがありません。歌い、演奏しなければおかしくなってしまう。
「世の中がおかしな方向に進んでいる」今歌う圧倒的なリアリティ。そして説得力。
9時過ぎに始まって11時過ぎまで繰広げられたLIVEは、音楽的嗜好やメッセージ表現の嗜好を遥かに凌駕した有無を言わせぬものでした。

自ら感銘を受けた他人の詩を含む大量の歌詞をそして楽曲を、一切譜面を見ることなく全開で歌い弾く姿。人前で楽器を弾く人なら息をのんでしまうような力強さに溢れていました。圧倒的。

飄々としたステージングの中、「(50年近いキャリアの中で)今が一番のいい時期。一番、自分がやりたいように歌えている」と真面目な目で言い切った五郎さん。参りました。

なごませる瞬間と激しいプロテストソングの数々とのブレンド具合も素晴らしかった。これぞyoutubeでは絶対に伝わらない説得力!これまで観た五郎さんのLIVEで最も感激した夜となったのでした。

最後はソウブラと共に。いつものムチャブリ連発。

モンロー前田悠平も登場。

終演後「こんなにたっぷり…ありがとうございました」と言うと
「限界くらまでやりました。これで良いでしょうか?」とニヤリと笑った五郎さん。

パンクロッカー然とした佇まいでいつものように赤ワインを飲む姿、また是非バイユーで見たいです!!