バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

バラムアリゲイターズをみなさん是非!!

2015-06-15 | 音楽
先日、飲みにいらっしゃったTイさんが「ウエダくんこれかけて~」と差し出したCDを見て「おおお!コレ!!なんスか~」と大興奮なオレ。

『BAYOU-DEGRADABLE / THE BALHAM ALLIGATORS』
ニック・ロウの片腕としても知られるピアニスト&アコーディオンプレイヤーそして素晴らしいギタリストでもあるゲライン(ギャレイン?)・ワトキンスが率いたパブ・ロックバンド『バラムアリゲイターズ』(かつて日本盤ではゲラントやゲライントの表記を見たことがありますが、日本での呼び名が定着してはいないようなので音源の中で聞こえる「ゲライン」としておきます。彼のソロアルバム群は最高の中の最高です!)。
アメリカンルーツミュージックを愛好するパブロック勢の中でも屈指の深南部派。ブルースというよりも南部のスワンプポップ、ケイジャンの香りたっぷりのサウンドはスキモノには堪りません。それでいてイギリスのパブサウンド臭濃厚なオリジナルな手触り!こういうリアルに生活、土地の香り豊かなミクスチャー度合いには心底グッときます。本当に最高なバンドです!

以前から大好きなのですが、お薦めしてもなかなか入手が難しかった彼らの作品が一挙にまとめられたのがこのCD。2枚組、LIVE盤を含む全4枚のアルバムの曲が44曲たっぷりと収録されています。
ファーストアルバムからは2曲カット、サードアルバムのLIVE盤からは3曲カット、セカンドと4枚目は全曲収録。そしてファーストシングルのAB面収録という内訳。
「目玉はシングルかぁ他は持ってるしなぁ」という方もいるかもしれませんが僕は素直に嬉しさいっぱいです。手軽にまとめて聴ける素晴らしさ!並び等の聴き心地も良く、デザイン&ブックレットも素敵です。
アルバムタイトルはよくわかりませんが…化学分解?分解性??。

名前は知ってるけど~という方、絶対に楽しめるのでこの機会に是非。なによりこのCDの売上げが良ければ彼らの今後の活発な活動(バンドでやるかどうかはともかく)が期待できると思うのです。

リリースは去年暮れなんですね~教えてくれたTマイさん感謝です。