バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

溢れ出すBlues、弾けるBoogie!ホトケ&KOTEZ LIVE

2009-08-03 | ライヴ報告

いよいよ8月に突入した1日、土曜日。バイユーにあのホトケさん、永井隆さんがやって来ました。なんといっても高校生の頃から知っている人ですからこれが、緊張しないわけがありません。かつて、下北沢時代に何度かお会いしており、初めてではないのですがきちんとお話するのは初めて。そりゃー緊張します。高校2年の時に当時出たばかりのホトケさんの著書『ドッグデイ・ブルース』を読んだことを思い出したりしました。そのうえ今日は若き?スーパーハーピストKOTEZさんとの『blues duo』。私、朝からブルースモードで臨みました。

で?どうでしたかって?
聞くまでもありません。そりゃあ素晴しかったです。

…実をいうとリハの時点から飲まれていましたね。それは、なんだか演奏から発せられるブルース度の高さにあてられて自分のブルース温度がどんどん上昇しているのがわかったからだと思います。
自らテレキャスターを弾き、マイクから離れ気味に野太い声で歌うホトケさん。弾きまくるのではなくツボを抑えたプレイ。緩急がなんとも気持ちいい。そしてやっぱり力強さが堪りません。
たっぷりと2ステージ。デュオLIVE用の楽曲に現在のバンド、ブルース・ザ・ブッチャーのアルバム収録曲を交えた構成でした。「なに演る?」と言いながら進める部分も魅力的でしたが、興奮させられたのはバンドのアレンジを二人で再現する曲の数々、ふたりでも完全にバンドスタイルで、ブルース・ザ・ブッチャーがいかにバンドとして充実し、機能しているかを伺わせました。これは一度ライヴを観るべきですね!
思えばホトケさんをこんなに長時間、そして間近で聴いたのは初めてでした。特に後半は個人的には見どころ満載で……しばし仕事を忘れていたのでした。とくに従業員・近田はほぼ完全に仕事を忘れてお客さんになっていましたね(笑)それくらい充実した時間を過ごしました。
と、我々は良いのですがお客樣方はどうだったのでしょうか?バイユーでの時間を快適にお過ごし頂けたのでしょうか…気になります。
お客さんになってしまっててすいませんでした(こういうことって時々あるのが困りものなのですが、、、)。

…MCでも言っていましたが、この日のライヴはKOTEZさんとの酒席で決まったというのは本当です。「今度はホトケさんと!」「それは是非!」という感じで。そんな功労者のKOTEZさんですがやはりというか当然というか前回のゲスト出演以上に素晴しい演奏を聴かせてくれました。ブルースハープ、ブルースで使うハーモニカのことを本国では別名ミシシッピ・サキソフォンなんて呼んだりもしていたようですが、まさに!そんな感じのプレイでした。何度か「おお!」と声をあげてしまいました!ありがとうKOTEZ様。そして2部を鮮やかにドライヴさせてくれたゲストギタリストの秀右さんにも感謝を。そしてそしてホトケさん、また是非バイユーにお越し下さい。ありがとうございました。090801kotez

写真は…画質を荒らす高度な処理を施したものを、永井"ホトケ"隆さんに許可を頂いた上で掲載させていただきました。