先日、偶然というにはあまりにも必然的に出会った方から、あるブラジル人ミュージシャンによる今となっては "伝説的" とさえいわれているライヴ映像を観せて頂く機会に恵まれた。詳しくは記さないけれど、今から18年前!に東京で行われたそのコンサートはやんわりと僕の心を鷲掴みにして、そしてじんわりとノックアウトしたのでした。恥ずかしいけれどなんとも溜らないほどに胸が熱くなりました。そう、音楽には時にこんなマジックが宿るものなのだ。演奏や熱狂だけではない、筆舌に尽くし難い何か。
…先日のThe Whoの素晴しいライヴでのサポートメンバー、ピノ某はこの点についてまったくわかっていない演奏者だったように思います、ね。
18年前、残念ながら自分はその場にいなかったコンサート。画面の中の人々を心底羨ましく思ったものでした。その場に立ち会った方々の胸の中には小さな何かがはっきりと生まれたはずです。
そんな時間を追体験できて好運でした。感謝いたします。