AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

11月25日(金)のつぶやき

2016-11-26 02:55:44 | 百済ない話

蟻さんのブラック度

2016-11-25 21:45:55 | 諸先輩の言霊










蟻さん 、ブラックと言いますと「蟻さんマークの引越社」を思ってしまいますが、、、。
在職中に先輩から働き蟻は働いていない蟻も多いと聞きました。
先輩曰く「蟻の動きを観察していると餌を巣に持っていこうとする蟻達と、何もしないでうろちょろしている蟻も多いのです。調べますと長谷川英祐氏の『働かないアリに意義がある』(メディアファクトリー )
働きアリのうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。(=パレートの法則)
働きアリのうち、本当に働いているのは全体の8割で、残りの2割のアリはサボっている。
よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。
よく働いているアリだけを集めても、一部がサボりはじめ、やはり2:6:2に分かれる。
サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。
(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/働きアリの法則より引用させて頂きました。)

会社でも同じ事みたいです。営業局長の後 Dentsu Americaの社長だったMさんは「崇拝される営業は数パーセントいるかいないかだろう。凡そ6割が滅私型の営業でクライアントに奉仕している。残りの2割くらいはいなくてもよい連中というか、なんの成果もあげていない連中、でもこれがいる事で会社はまわっていくんだね。」
バブルが弾けて企業に余裕がなくなりました。そして「成果主義」なる訳のわからない物を導入しました。これは米国からの受け入ですから、上手くいくわけがありませんでした。多くの大企業が導入した事により、日本の経営者と社員との絆が無くなってしまったのです。それとグローバル化で、経営側が社員をみなくなりました。株主だけをみるようになったのがこの国が萎縮しはじめた終わりのはじまりです。Panasonic然り、SHARP然りです。世に出すもの出すものが「トンチンカン」消費者が求める物ではなかったのです。あの3Dテレビは何処にいってしまったのでしょう?商品開発の滑稽な1面でしょうか、、、。。「恥の上塗り」です。この事が、日本の企業の信頼と貢献という、経営側と雇用側との関係が希薄になってしまいました。
この関係を戻さない限り日本の明日はないのかも知れません。仕事の為に生きているのではなく、仕事は「生き甲斐 のモチベーション」のはずなのですが、、、。

Ad filterの疲労感

2016-11-24 20:32:55 | アイディアのIdentity






佐野健二郎さんがD&ADを受賞した多摩美大の作品はじめて見たときは「凄い!」その後は「ヤリヤガッタ!」となったのですが、この話をしつこくむしかえすつもりもありません。



http://www.dandad.org/en/d-ad-browser-ad-filter/

D&ADが以前カンヌライオンで受賞した「AD Filter」YouTubeのCMがブロックされてカンヌなどで受賞した作品が流れます。質の高い作品で満たされますし、知らなかった名作も観れます。これは良いとダウンロードしました。それから凡そ1年が過ぎまして思う事。「疲れるな、、、。」
先輩のコピーライターだった方からこういう話を伺いました。「良い作品はそれだけで完結してしまう。逆に駄作は何処を変えたら良いか?学生にはそっちの方が解りやすい。」この事はその通りだと思います。レベルが高すぎるものは知識にはなってもあまりにもハイブローなので「凄いな、、、。僕には無理だ、、、。」で終わってしまうのです。同じ様にYouTubeの前に流れるCMがハイブローだと凄く疲れるのです。YouTubeで流れるCMの大半は駄作です。非常にレベルが低い。でもそんな駄作の中でACCとか電通賞の作品が流れれば新鮮です。同じ様に全てがACCや電通賞 TCC受賞作品だと疲れると思います。全てに於いて「塩梅」なんでしょう。AD Filter 関心のある方はお試し下さい。

11月22日(火)のつぶやき

2016-11-23 03:02:16 | 百済ない話

CGの追憶と日本のアニメ(3)

2016-11-22 17:05:24 | メディアの一向一揆
3Dはユタ大学 エバンス教授 サザーランド教授が成し得た偉業です。当時 日航の747フライトシュミレーターはこの2人を中心に開発されたものです。40年前は実際の顏とか手を細かいエレメントで求め、それを光の位置を決めて、面と面をスムーズシェーディングしていくものでした。それは気の遠くなる作業だったのです。
それから40年、スタンリー・キュブリック監督の「2001年宇宙への旅」で光学式映像効果の限界を知った ダグラス・トランブルはCGに舵をきりました。そしてジョージルーカスの「スターワーズ」「ET 」トムハンクスの



「フォレスト ガンプ」へと繋がり、ILMばかりでなく、オーストラリア、ニュージーランドのanimal logicを中心に描かれたのが「ロード オブ ザ リング」です。「イノベーションは技術屋が作るものではない。」と思っております。


オーソン・ウエルズの「市民ケーン」のパンフォーカス、小津監督の日本人の家族の姿を描いた技法が、マッチング ビューポイント ラインの線上の切り返しです。真正面の切り返しです。黒澤監督も「赤ひげ」他作品でもパンフォーカスなど、いろいろと挑戦しております。










ジェームズ・キャメロン の「タイタニック」にしても「アバター」にしても私感ですが「なんでアカデミー賞なのか?」「ソルジャーインブルー」のインディアンの逆襲と重なります。キャメロン監督の凄さはやはり、CGのイノベーションの先の先を考えている事でしょう。ただ私が好きなのは「フォレスト ガンプのイントロ 風に吹かれてバス停に座っているガンプの足元の羽であり、エンディングの足元から空に舞っていく羽です。これに傑ものはありません。違和感なくCGとは思えない。調和しているのです。イノベーションは、解らなければ解らない方が良いのです。
技術革新は添え物が1番だとおもいます。

CGの追憶と日本のアニメ(1)

2016-11-18 17:10:08 | メディアの一向一揆






凡そ40年前 コンピュータグラフィックスが未だ国内では誰も知らない頃、なぜか興味を持ち、「放送技術」に掲載された「スキャニメイト」とユタ大学の3Dグラフィックスにどっぷりと浸かりました。東洋現像所(現イマジカ)に聞き、ユタ州立大学はNHK研究所の沓澤主任からいろいろとお伺いしました。後は国会図書館で当時は全て原書(英文)でした。特にNHK技研は宝の山でした。当時NHKがやっていた事は、「壁掛けテレビ」今のハイビジョン構想です。これのせいで日本のインターネットに関して出遅れましたが、今は追いつき米国よりも速度も環境も至れり尽くせりです。
一時期コンピュータアニメーションの研究開発作業に東映アニメーションのS氏と共に従事しておりました。やればやるほど「日本のアニメーションは違うのではないか?」スキャニメイトはアナログ式のものです。デンバーコロラドのコンピュータ・イメージ社が次に開発したのがCEASERでした。




米国ではこんなもので成り立つのですが、東映の「白蛇伝」を見れば解るのですが、ウオルト・ディズニーの「白雪姫」同様に有名俳優達が演じたものを、フルアニメ 24駒でトレースしたものでした。その質の高さには驚いたものです。ここまでは米国の真似っこと言われてもしょうがありませんが、独自に進化していくのです。