AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

Ad filterの疲労感

2016-11-24 20:32:55 | アイディアのIdentity






佐野健二郎さんがD&ADを受賞した多摩美大の作品はじめて見たときは「凄い!」その後は「ヤリヤガッタ!」となったのですが、この話をしつこくむしかえすつもりもありません。



http://www.dandad.org/en/d-ad-browser-ad-filter/

D&ADが以前カンヌライオンで受賞した「AD Filter」YouTubeのCMがブロックされてカンヌなどで受賞した作品が流れます。質の高い作品で満たされますし、知らなかった名作も観れます。これは良いとダウンロードしました。それから凡そ1年が過ぎまして思う事。「疲れるな、、、。」
先輩のコピーライターだった方からこういう話を伺いました。「良い作品はそれだけで完結してしまう。逆に駄作は何処を変えたら良いか?学生にはそっちの方が解りやすい。」この事はその通りだと思います。レベルが高すぎるものは知識にはなってもあまりにもハイブローなので「凄いな、、、。僕には無理だ、、、。」で終わってしまうのです。同じ様にYouTubeの前に流れるCMがハイブローだと凄く疲れるのです。YouTubeで流れるCMの大半は駄作です。非常にレベルが低い。でもそんな駄作の中でACCとか電通賞の作品が流れれば新鮮です。同じ様に全てがACCや電通賞 TCC受賞作品だと疲れると思います。全てに於いて「塩梅」なんでしょう。AD Filter 関心のある方はお試し下さい。