AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

うら おもてなし(5)

2016-10-10 15:17:25 | 百済ない話










鎌倉に住んでいた若い頃でした。鎌倉駅で駅員に話しかけているお二人の外人観光客の方がおりました。
聞きますと「今夜 この鎌倉の旅館に泊まりたい。」との事でした。で今は鶴が岡会館になってしまった旅館を案内し、女将に相談しますと今日は客室が満杯との事でした。その旨伝えますと「ありがとう!」と小町通りの不二家の地下にありました珈琲店でお茶をご馳走してくれました。カナダ バンクーバーからの観光にいらした夫妻でした。其れから数十年経って、社内のJさんから電話がありました。「お預かりしている物がありますのでお届けにあがります。」彼はあのジェットストリームの名だたる声優J氏の息子さんでした。手渡された箱とメッセージ こちらはもう忘れておりました鎌倉での出来事に感謝の気持ちが綴られておりました。その夫妻とは今でもメールでやり取りしております。会社のラグビー部がバンクーバーに行った際に手渡されたそうです。
この歳になりますと、出会いというものは何だか天の方で敢えて会わせてくれている様に思います。良い方は当然ですが、勿論自分にとっては不幸にもなり兼ねない方々も。「一期一会」であり、
邪魔にならない程度の「お裾分け」をやっていければと思います。「おもてなしのお裾分け」する方もされる方も、きっと心がはんなりしていきます。