AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

Apple のperspective(6)

2014-09-28 00:02:15 | Mobile のMedia bible



NFC(英: Near field communication)はいわゆる「非接触通信」の国際標準規格です。日本・海外を含め、現在は多くのスマートフォンに搭載されています。店頭などでの決済情報のやりとりの他、スマートフォン同士での情報交換、Bluetooth搭載周辺機器をスマートフォンに接続する際の設定を簡便化するなど、非常に広い用途が想定されています。要は、「機器をタッチし、その瞬間に情報をやりとりすることで出来ること」を広くカバーしようとしたものです。だが国際的に見ると、決済向けの用途はなかなか広がっていません。日本では「Suica」などの交通決済向けに「FeliCa」という技術が普及しています。NFC・FeliCa共用モジュール搭載のスマホも広く使われていて、日本は「タッチ決済」先進国といえます。(NFC Wikipediaより抜粋)お財布携帯先進国の日本でも、SUICAの普及率は10%くらいです。お財布携帯の決済の旨味は、この個人情報です。以前 Benesseから漏洩した個人情報です。特に家族構成、特に子供の情報などは金の卵と言えるでしょう。多くの企業がこの決済ビジネスを構築していくのが従来のビジネス拡大の大きな要因でした。Appleはこの金の卵を捨てたと言っても過言ではありません。決済された店も、Appleも個人情報も取引情報も記録しないと言う考え方です。
「金のなる木」を敢えて捨てたのです。この事でもわかる様にAppleはユーザーサイドに立っていると思います。全く新しいビジネスモデルです。その答えは来年のApple Watchが発売される頃答えが出るでしょう。Appleの被写界深度は深いのです。