AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

携帯電話の貢献度

2014-04-20 00:26:46 | アイディアのIdentity



電子書籍媒体がどんどん増えておりますなか、新聞媒体の広告費は年を追うほどにその売り上げは減少しております。テレビ媒体の番組の質の劣化によって大手クライアントはコンテンツがある=視聴率の良い番組に投下していくのも当然のことでしょう。女性誌の多くは付録でなんとか購買を保っておりますが、これまた本末転倒です。電子書籍と騒いでおりますが、米国など書籍はあまりにも重たいんですね。そういう意味日本人は本への愛着があります。いくら紙を捲るような工夫をしても、やはり自分の読んだ本には愛着があるのです。新聞もデジタルに変わりつつありますが、こんな貢献もあるんだなと思いましたのが携帯電話の再利用です。
デジタル教科書が必要であるとわかっていても、実際に導入となると教科書を表示できる電子機器 iPadやNEXUS Galaxcy Surface 等の端末機器が必要です。フィリピンにおける平均的な月収は140ドルくらいで先進国のようにタブレットを導入することは経済的に難しいのです。
そこでSMART社は、中古の携帯電話機器を6か月かけて教科書の執筆者と出版社で携帯のテキストメッセージの上限である160字に合わせて教科書を改良し、携帯電話用のSIMカードに記録したのです。。このSIMカードを携帯電話に差し込むことで、生徒の通学かばんは50%軽くなり、出席率は95%になり、テストの平均正答率は90%になったそうです。世界中でどれだけ多くの携帯電話が廃棄されてきたでしょう。
このReuseがエコにも貢献出来たのです。