CR現場時代、海外ロケが出来る制作費もなく1シーンだけとかニューヨークのストックマーケットなどをインサートカットとしてアリネガ探しに数回NYに行きました。ビデオ映像は日本でも多かったのですが、フィルムとなるとやはりNYやロスで探すしかなかったのです。但しこういうアリネガは目的を持って撮影したものはなく視点がボケるものばかりです。だからインサートくらいにしか使えないと思っておりました。そのありネガで商売を始めたのがGetty Imagesです。
今では写真 動画ばかりでなく、音楽著作物までも世界へインターネット経由で供給しています。
本当に目のつけどころが💮💮なのです。このありネガをうまく繋ぎ、ある男とある女に上手くモンタージュしたのがカンヌライオンズで金賞を受賞した「Life Cuts」です。
一つ一つのシーンにそう意味もないのですが、そのシーンがシークエンス 連続性を持つ事で意味合いを持つ。これが編集の妙であり、モンタージュの面白さでもあります。
ーinfinitas possibilidades ー 正に無限の可能性を秘めたアリネガです。