AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

絞りとシャッターと感度の関係

2014-04-16 23:10:04 | メディアの一向一揆



学生時代 撮影実習のみならず写真光学も学びました。特にフィルムデンシティのlog関数のグラフや、焼き度のノッチそれにカラー撮影実習などは苦手中の苦手で結構単位を落とした仲間も少なくありませんでした。私の友人で映画撮影監督の倉本さんや藤石さん、動物カメラマンの渕上さん他多くのカメラマンを排出してますがその時の先生が渡辺俊平先生です。今騒がれている理研に先生も戦前勤務してらっしゃいました。

学生の頃はフィルム規格はASAでした。(アメリカ国家規格協会ーAmerican National Standards Instituteー)それがISO (ーInternational Organization for Standardizationー国際標準化機構)に変わったのは20数年前でしょう。シャッタースピードと絞りは各々連動してます。露出をあげれば、シャッタースピードを下げる。1ステップの関係で適正感度が保たれるのですが、これにフィルム自体の感度を上げる。ASA300では3倍の感度です。
Wikipediaで調べましたらISO6400までしか載っていませんでした。テレビドラマもフィルムからビデオ撮りに変わってもう久しいです。フィルムの頃ですと昼間撮影してるけど、夜っぽいシーンがありましたが、こういうのはアンダーで撮影していたんですね。デジタル時代 このISOを使うこともなくなっておりますが、ニュースで驚いたのはSONYから先日発売された「α7s」です。




感度が40万9600です。動画が載っておりましたのでUPさせて頂きました。恐ろしい技術開発力です。Panasonicのバリカムに搭載したらどうなんでしょう?ハードディスクを繋げば4kも撮影できるそうです。倉本さんが「これで撮影したんだよ。」見た目は普通のスチールカメラです。CMの世界では制作費がなければアリフレックス、制作費があればパナビジョンでした。知り合いの映画監督に聞いても、そんな代物は滅多に拝めないそうです。
日本の先進技術を単に「ガラパゴス」と言えないかも知れません。最近 海外での展示会で日本の技術を軍事やテロ対策に使いたいと引っ張りだことも聞きます。技術力は日本なんですね。
20世紀の世界と言うドキュメンタリーを観ましたが、関東大震災の時も、その大惨事にも湛湛と屍や瓦礫を片付けていったそうです。当時も海外ではそのマナーの良さに賞賛と不気味さを感じたとありました。また戦前もブリキの玩具で「Made in Japan」が問題になっていたそうですね。歴史は繰り返す。戦争だけは繰り返してほしくないものです。